「苦労をかける」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「苦労をかける」という言葉を身近な場面で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は日常生活の中だけでなく、仕事の場面でも用いられている、実に身近な表現の1つです。
しかし、あまりに身近なために、ここで今一度、じっくりとこの言葉の使い方や意味を振り返ってみる価値がある言葉です。
目次
- 「苦労をかける」とは?
- 「苦労をかける」の英語と解釈
- 「苦労をかける」の表現の使い方
- 「苦労をかける」を使った例文と意味を解釈
- 「苦労をかける」の類語や類義語・言い換え
「苦労をかける」とは?
「苦労をかける」とは、「相手に苦しい思いをさせる」、あるいは「迷惑をかける」といったような意味を持つ言葉です。
- 「苦労をかける」の読み方
「苦労をかける」の読み方
「苦労をかける」は「くろうをかける」と読みますので、ここでしっかりと確認をしておくことにしましょう。
決して難しい読み方ではありませんので、再確認することで確実に覚えていて欲しい言葉です。
「苦労をかける」の英語と解釈
「苦労をかける」を英語で訳すと、“put somebody to trouble”という言葉で表現することができます。
「苦労をかける」の表現の使い方
「苦労をかける」とは「相手に苦しい思いをさせる」という解釈になるので、自分の家族や友人、あるいは職場の同僚などに明確をかけてしまった時に使うことになります。
「苦労をかける」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「苦労をかける」を使った例文も見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「苦労をかける」を使った例文1
- 「苦労をかける」を使った例文2
「苦労をかける」を使った例文1
「自分が若い頃にさんざん親に苦労をかけてしまったので、今はじっくりと親孝行をしたいのです」
10代、20代の頃にグレていた人や親に反抗的だったために、「苦労をかけた」人でも、自分自身が家庭を持ち、親になった時に初めて気付くのが、「親が子を思う気持ち」でしょう。
だからこそ、そんな自分でも見放すことのなかった親に感謝して孝行したいと思うようになるのです。
でも、この気持ちは少しでも早く気付くべきでしょう。
両親が元気なうちに、できるだけ孝行をすることです。
「苦労をかける」を使った例文2
「転勤族で地方を転々していたので、妻や子供には苦労をかけたと思っている」
サラリーマンの人の中には数年に1度色々な所に転勤している人達がたくさんいます。
今では、単身赴任というスタイルを取っている人もたくさんいるのですが、中には家族帯同で移動する人もいます。
しかし、このようなことをしている家族は奥さんや子供さんにも負荷がかかってしまうことがあります。
家族に「苦労をかける」とは、このようなことかもしれません。
「苦労をかける」の類語や類義語・言い換え
「苦労をかける」を他の言葉で言いかえるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにしたいと思います。
- 「気を遣わせる」【きをつかわせる】
- 「心を煩わせる」【こころをわずらわせる】
「気を遣わせる」【きをつかわせる】
「気を遣わせる」が「苦労をかける」に近い意味を持つ類義語の1つとして挙げることができます。
「ある物事によって心が落ち着かなくなること」という意味があり、このような気持ちにさせてしまうことで、その人が精神的に病んでしまうこともあるので、注意しなくてはなりません。
「心を煩わせる」【こころをわずらわせる】
「心を煩わせる」という言葉もありますが、この表現には「相手に面倒をかける」、「相手に手間を取らせる」といったニュアンスが込められています。
この言葉の使い方も「苦労をかける」と同じ場面になりますが、「心」という言葉があるだけに精神的な負担がかなり大きいように思えてなりません。
「苦労をかける」という言葉に意味や使い方を見てきましたが、この言葉が使われる時は、誰かが必ず精神的な負担を感じていることになるので、そのことを十分に理解して周囲の人に意識を傾けるようにしておきたいものです。