「局面」とは?意味や使い方!例文や解釈
「局面」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「局面」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「局面」とは?
- 「局面」の表現の使い方
- 「局面」を使った言葉と意味を解釈
- 「局面」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「局面」の反対語
- 「局面」の類語や類義語・言い換え
- 「局面」の英語と解釈
「局面」とは?
「局面」とは碁、将棋などの盤の表面のことで、その勝負のなりゆき、情勢といった意味です。
そこから、物事の情勢、なりゆきのことという意味もあります。
- 「局面」の読み方
「局面」の読み方
「局面」と書いて「きょくめん」と読みます。
「局面」の表現の使い方
「局面」とは、碁、将棋の盤の表面のことで、勝負の情勢、なりゆきという意味の言葉です。
そしてそこから、物事の情勢、なりゆきのことも「局面」という言葉で言い表すことができます。
例えば「この難しい局面」「局面をどう解決するか」などと使います。
「局面」を使った言葉と意味を解釈
それでは「局面」を使った言い回し、言葉をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使う際の参考にしてみてください。
- 「局面を迎える」
- 「局面を乗り切る」
- 「局面の打開」
「局面を迎える」
「局面を迎える」とは、ある物事や関係性において、時間が経過して、ある時期、状態を目前とするという意味になります。
それまでと違ったことが起こる、変化の時といった時に「新たな局面を迎える」などと使います。
「局面を乗り切る」
「局面を乗り切る」とは物事の変化、情勢、なりゆきなどを何とか頑張って切り抜けることを言います。
「乗り切る」とは困難な状況を何とかすること、切り抜けるという時に使う言葉ですから、使い方としては「この大変な局面をみんなで乗り切る」「困難な局面を乗り切ることができた」などと使います。
「局面の打開」
「局面の打開」「局面を打開」といった言い回しもよく使われますので、聞いたり読んだりする機会も多いのではないでしょうか。
「打開」とは行き詰まりを切り開くことですから、問題の解決の方法を見出すことを言います。
ですから「局面の打開」の「局面」とはピンチな状態を言うことも多いでしょう。
「この局面を社員全員で打開しよう」「彼は局面の打開に全力を注ぐつもりである」などと使います。
「局面」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「局面」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「局面」を使った例文1
- 「局面」を使った例文2
「局面」を使った例文1
「二人の関係性も、新しい局面を迎えつつある」
友人関係、恋人関係、夫婦関係などにおいては、仲が良かったり、悪くなったりと時と共に関係性に変化も起こるものです。
変化はいい意味での変化もあれば、破局といったような一般的には悪いとされる変化もあるでしょう。
そのような変化の時が来ている時に「局面」という言葉で言い表すことができるのです。
例文ではいい変化なのか、悪い変化なのかはわかりませんが、いずれにしても二人の間にそれまでとは違う感情が芽生えているということがわかります。
「局面」を使った例文2
「困難な局面に対してどう向き合うかでその人の度量がわかるというものだ」
「困難な局面」とはあまり経験したいものではありません。
苦しい情勢という意味ですか、そういったピンチの状態の時にどのように向き合うかは人によって様々です。
前向きに向き合う人、逃げる人、人に押し付ける人と色々な方法がありますが、それによってその人の性質がわかると例文は言っているのです。
「局面」の反対語
「局面」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
「局面」とは物事の情勢、なりゆきという意味であり、反対語、対義語というのは存在しない言葉であると解釈します。
「局面」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「局面」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「境遇」【きょうぐう】
- 「場面」【ばめん】
- 「事態」【じたい】
- 「シチュエーション」【しちゅえーしょん】
- 「状況」【じょうきょう】
「境遇」【きょうぐう】
「境遇」とはその人の置かれている環境であったり、身辺の事情、身の上といった意味です。
「苦しい境遇にある様子だ」「不幸な境遇で育ったわりに性格が明るすぎる」などと使います。
「場面」【ばめん】
「場面」とはある事が行われている、その場の様子のことを言います。
「嫌な場面を見てしまった」「楽しそうな場面に見えたけど」などと使います。
「事態」【じたい】
「事態」とは事のありさま、なりゆきという意味で、深刻である、好ましくないといったように悪い状態のことを言うことが多い言葉です。
「事態は悪化する一方ではないか」「緊急事態と判断した」という風に使います。
「シチュエーション」【しちゅえーしょん】
「シチュエーション」とは英語で、状態、状況、局面という意味があります。
「どんなシチュエーションだったの」「ロマンチックなシチュエーション」などと使います。
「状況」【じょうきょう】
「状況」とは時間と共に変化をする物事の、その時、その時においてのありさま、様子を言います。
「状況を見て判断しよう」「今は状況が掴めないので静観しよう」「謝罪するかどうかは状況による」などと使います。
「局面」の英語と解釈
「局面」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“a stage”、“a phase”(段階)、“the situation”(情勢)、“the position”(碁や将棋の情勢)という単語を使います。
意味合いから、単語を選ぶようにしましょう。
また例文は“break the deadlock”(局面を打開する)、“The report takes in all aspects of the problem”(その報告書は、問題のあらゆる局面を網羅している)となります。
いかがでしたでしょうか。
「局面」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「局面」とは、碁、将棋の盤の表面のことで勝負の情勢、なりゆきのことです。
会話においては、物事の情勢、なりゆきといった意味で使われることが多い言葉です。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。