「攻勢」とは?意味や使い方!例文や解釈
「攻勢」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「攻勢」という言葉を使った例文や、「攻勢」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「攻勢」とは?
- 「攻勢」の類語や類似表現や似た言葉
- 「攻勢」を使った例文や短文など
- 「攻勢」の反対語
- 「攻勢」の英語
「攻勢」とは?
みなさんは「攻勢」という言葉を知っているでしょうか。
「敵に激しい攻勢をかける」などという、言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「攻勢」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「攻勢」という言葉の意味を紹介します。
- 「攻勢」の読み方
- 「攻勢」の意味
「攻勢」の読み方
「攻勢」は「こうせい」と読みます。
特に難しい言葉は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「攻勢」は「こうせい」と読みましょう。
「攻勢」の意味
「攻勢」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「攻勢」には、「攻める態勢」という意味があります。
「攻勢を整える」という時は、「攻めるための態勢を整える」という意味があります。
また「攻勢」には、「攻めかかる勢い」という意味があります。
「敵に激しい攻勢をかける」という言葉には、「敵に激しい勢いで攻めかかる」という意味があります。
このように「攻勢」には、「攻める態勢」「攻めかかる勢い」という意味があります。
「攻勢」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「攻勢」の類語や類似表現を紹介します。
「攻勢」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「勢い」【いきおい】
- 「威勢」【いせい】
- 「猛威」【もうい】
- 「暴威」【ぼうい】
- 「余勢」【よせい】
「勢い」【いきおい】
「勢い」という言葉には、「他を抑えるような盛んな力」という意味があります。
「敵の勢いにのまれる」という時は、敵の盛んな力に抑え込まれるという意味があります。
「勢いよく話をする」「勢いが大切」などという使い方をします。
「威勢」【いせい】
「威勢」という言葉には、「威圧するような勢い」という意味があります。
「威勢のいい人」は、「威圧するような勢いのある人」という意味があります。
「猛威」【もうい】
「猛威」という言葉には、「すさまじい勢い、威力」という意味があります。
「台風が猛威を振るう」という定型句のような言葉がありますが、「台風がすさまじい勢いで、悪い影響を与える」という意味があります。
「暴威」【ぼうい】
「暴威」という言葉には、「荒々しい勢い」という意味があります。
こちらも台風や竜巻などに対して使い、「台風が暴威を振るう」「竜巻が地域に暴威を振るった」などという文章を作れます。
「余勢」【よせい】
「余勢」という言葉には、「有り余った勢い」という意味があります。
戦国時代の武将をモチーフにした小説などには、「余勢を駆って、攻め上がる」という表現が登場します。
そのような時、戦に勝利をした時に生じた、余った勢いを使った、敵陣の奥深くまで攻め上がるという意味があります。
「攻勢」を使った例文や短文など
次に「攻勢」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「攻勢」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「攻勢」を使った例文1
- 「攻勢」を使った例文2
「攻勢」を使った例文1
「敵がひるんだところで、『攻勢』をかける」
この例文のように、勢いよく攻めたり、ここが勝負どころと、攻めかかる時は、敵がひるんだ時かもしれません。
ボクシングの試合でも、ノックアウトが生まれる直前に、敗者がひるんだ様子を見せることがあります。
弱気な表情、パンチが効いたという雰囲気を出すと、相手は「攻勢」をかけて、一気にノックアウトまで攻めたてます。
「攻勢」を使った例文2
「片想いの女性に『攻勢』をかけて、口説き落とす」
この例文のように、男性のタイプによっては、積極的に女性を口説き、付き合うところまで行けるかもしれません。
このように勢いよく異性を口説く様子を、「攻勢をかける」と表現します。
少しでも行けると思った時、朝から晩まで付き合って欲しい意志を示し、相手の気持ちを自分に向けられる人もいるでしょう。
「攻勢」の反対語
「攻勢」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「攻勢」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「守勢」【しゅせい】
- 「敗勢」【はいせい】
- 「衰勢」【すいせい】
- 「劣勢」【れっせい】
- 「退勢」【たいせい】
「守勢」【しゅせい】
「守勢」には、「防ぎ守る態勢」という意味があり、「攻勢」の反対語になります。
サッカーの試合を見ていると、両チームに流れが行ったり来たりします。
自分のチームの流れでないと感じた時は、「守勢」に入って、ゴールを割らず、反撃のチャンスを待って「攻勢」をかけるといいかもしれません。
「敗勢」【はいせい】
「敗勢」には、「負けそうな形勢」という意味があります。
このままでは明らかに負けてしまいそうな様子になった時、「敗勢」という言葉で表現します。
「敗勢」だと感じたら、何かしらの対策を取る必要があるかもしれません。
「衰勢」【すいせい】
「衰勢」には、「衰えた勢い」という意味があります。
勢いがあった人や団体も、時代の経過とともに、勢いが衰えるかもしれません。
このような人や団体の様子を「しだいに衰勢に向かう」などと表現します。
「劣勢」【れっせい】
「劣勢」には、「勢いが劣ること」という意味があります。
競り合った戦いをしていた両チームの、どちらのかの勢いが衰えてきた時、「劣勢になる」などと表現します。
「退勢」【たいせい】
「退勢」には、「衰えて行く形勢」という意味があります。
会社が倒産に向かいそうな兆しが見えた時、「企業が退勢を迎える」などと言います。
「攻勢」の英語
「攻勢」を英語にしたい時、どのようにすればいいでしょうか。
「攻勢」は英語で、“offensive”(オフェンシブ)と言います。
“offensive”には、「攻勢」という意味があります。
また「攻撃」は“attack”(アタック)という言葉でも表現できます。
“attack”には「攻勢」「攻撃」という意味があるためです。
このように「攻勢」を英語にする時は、“offensive”や“attack”という英語を使ってみましょう。
「攻勢」という言葉について見てきました。
攻撃する態勢に入った時、何かから攻めかかる勢いを感じた時に、「攻勢」という言葉を使ってみましょう。