「異論は認めない」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「異論は認めない」、という表現を知っているでしょうか。
なんとなく良いイメージを持たないかもしれませんね。
ここでは、「異論は認めない」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「異論は認めない」とは?
- 「異論は認めない」の英語と解釈
- 「異論は認めない」の表現の使い方
- 「異論は認めない」を使った例文と意味を解釈
- 「異論は認めない」の類語や類義語・言い換え
「異論は認めない」とは?
「異論は認めない」、というのはインターネットスラングであり、異なる意見は容認しない、これ以外の考え方は排斥する、この考え方のみが良いに決まっている、という意味で使われる表現です。
他の意見を遮り、自分の考え方を主張することに特化した表現であり、威圧的なイメージを持つ言葉になります。
傲慢のイメージがあるため、職場などでは使わない方が良いと言えるでしょう。
異論が出てくるかもしれないと思える状況の場合に、前もって相手の判断を遮るときに使われる表現です。
職場などで使う表現ではありませんので、気をつけましょう。
- 「異論は認めない」の読み方
「異論は認めない」の読み方
「異論は認めない」、という表現は「いろんはみとめない」と読みます。
あくまでもインターネットで広まった表現ですので、知っている人もいるかもしれませんね。
「異論は認めない」の英語と解釈
「異論は認めない」、という表現を英語にすると“no objection”と表現できます。
例えば「異論は認めません」ということであればそのまま“No objection is accepted.”になります。
「異論は認めない」の表現の使い方
「異論は認めない」、という表現には2つの意味合いがある場合も指摘されています。
本当に違う考え方を認めない、他の意見は認めない、これ以外の意見は正しくない、という意味もありますし、逆に「ツッコミ(異論)を入れろ」という意味で使われることもあります。
それはあくまでもケースバイケースとして言えるでしょう。
また、ブログ等では反応されることを嫌がり、「異論は認めない」と表記することもあります。
ただし、それならばコメント欄を閉じておけば良いなどという批判もありますので、「異論を認めない」と記載したからといって本当に反対意見をかかれないとは限りません。
むしろ、誰もが納得するような事は滅多にないですよね。
「異論は認めない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「異論は認めない」を使った例文1
- 「異論は認めない」を使った例文2
「異論は認めない」を使った例文1
「以上が僕の見解ですが、異論は認めませんのでよろしく」
自分の意見を好きなように述べた後、「異論は認めない」という表現を使えば、反論はしないでくださいという意味になります。
あるいは、自分の意見が絶対に正しいから、それ以外の意見に耳を貸しません、という意味にもなります。
あくまでもインターネットで流行った表現ですので、このような発言は職場でするべきではありません。
「異論は認めない」を使った例文2
「異論は認めないので、各自仕事にかかってください」
自分の意見を主張し、他の人の意見は認めないから、とりあえず言われた通りに行動してほしい、という時にもこのような表現ができますね。
反論は受け付けない、意見は聞かない、自分が言った通りに行動しろ、という意味になります。
傲慢の態度に聞こえてしまいますので、この表現の日常生活での使用は適切ではないかもしれません。
「異論は認めない」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「反対させない」【はんたいさせない】
- 「自分が正しい」【じぶんがただしい】
「反対させない」【はんたいさせない】
反対させない、というのは他人が反対することを許さない、という意味になります。
自分の意見に反発する意見は認めないということです。
「自分が正しい」【じぶんがただしい】
自分が正しい、というのは自分の意見は正しいと思っており、他の人の意見を聞く気持ちがない、という意味になります。
自分が正しいと思っている場合、正しくない可能性も極めて高いと言えるでしょう。
自分の意見は正しいと思い込んでしまいがちですが、心理学ではこれを確証バイアスと呼んでいます。
「異論は認めない」、という表現はあくまでもインターネットスラングですので、実際に聞いたことがないという人も多いかもしれません。
人の意見には耳を貸す謙虚さを持ちたいですね。