「既知」とは?意味や使い方!例文や解釈
「既知」とは、「すでにその物事を知っていること・すでに知られていること」を意味する言葉です。
「既知」の「意味・読み方・語源や漢字・使い方・既知を使った言葉・例文と解釈・反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「既知」とは?
- 「既知」の表現の使い方
- 「既知」を使った言葉と意味を解釈
- 「既知」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「既知」の反対語
- 「既知」の類語や類義語・言い換え
- 「既知」の英語と解釈
「既知」とは?
「既知」という言葉は、「自分がすでにその物事を知っていること」や「世間にすでに知られていること」を意味しています。
「既知」という表現は、「今まで知らなかった新しい物事・知識のこと」ではなくて、「すでに知っていた(すでに知られている)物事・事実・知識など」を指し示す表現なのです。
例えば、「既知の知識であっても、人が話している時には初めて聞くふりをした方が感じが良い」といった文章で、その意味を分かりやすく示せます。
- 「既知」の語源や漢字
- 「既知」の読み方
「既知」の語源や漢字
「既知」の語源は「既に知っている」という文章を漢語調にしたことにありますが、その漢字の意味・成り立ちから語源を考えることができます。
「既知」の「既」という漢字の語源的な意味は、「すでに(ある動作が過去に行われていた)・みな・すべて・尽きる・終わる」などになります。
「既」の成り立ちは、「食器に盛ったごちそうの象形」と「座った人が顔をそむける象形」から、ごちそうを食べ終わってそっぽを向いた人の様子を表して、「すでに・尽きる」を意味するようになりました。
「知」の漢字の語源的な意味は、「知る・知っている・認める・知り合い」などになります。
「既+知=既知」で、「すでに知っている・知られている」を意味することになったのです。
「既知」の読み方
「既知」の読み方は、「きち」になります。
「既知」の表現の使い方
「既知」の表現の使い方は、「自分がすでにその物事を知っている場合」や「世の中にすでにその物事が広く知られている場合」に使うという使い方になります。
「既知」という表現は、「自分がすでに知っていること+世間ですでに知られていること」に対して使われる表現なのです。
例えば、「既知の事実について今更教えられても、私の決定は変わりません」といった文章において、「既知」という表現を正しく使うことができます。
「既知」を使った言葉と意味を解釈
「既知」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「既知の出来事」
- 「既知の常識」
- 「既知数」
「既知の出来事」
「既知の出来事」という表現は、「すでに知っている起きた物事」や「すでにみんなに知られている出来事」を意味しています。
例えば、「彼がバイク事故を起こしたというのは既知の出来事でしたが、実際にお見舞いにいくとひどい怪我でした」といった文章で使うことができます。
「既知の常識」
「既知の常識」という言葉は、「すでに知っている常識(当たり前の知識・前提)」や「世の中ですでに知られている当たり前の常識」を意味しています。
例えば、「既知の常識もわきまえない無礼なあの人とは、今後お付き合いをするつもりはありません」といった文章で使用することができます。
「既知数」
「既知数」という言葉は、「方程式などですでにその数値が知られているか、数値が分かっているものとして仮定される文字・数」を意味しています。
例えば、「既知数を元にした解法によって、この方程式は簡単に解くことができます」といった文章で使えるのです。
「既知」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「既知」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「既知」を使った例文1
- 「既知」を使った例文2
「既知」を使った例文1
「この負けられない戦いでは、既知の事実を前提にした効果的な戦術・戦略を組み立てていく必要があります」
この「既知」を使った例文は、「この負けられない戦いでは、すでに知っている事実を前提にした効果的な戦術・戦略を組み立てていく必要がある」ということを意味しています。
「既知」を使った例文2
「未知の理論を生み出すためには既知の理論を十分に理解した上で、自分独自のアイデアを付け加えていかなければならない」
この「既知」を使った例文は、「未知の理論を生み出すためには、すでに世(専門家)に知られている理論を十分に理解した上で、自分独自のアイデアを付け加えていかなければならない」ということを意味しています。
「既知」の反対語
「既知」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「未知」【みち】
「未知」【みち】
「既知」の反対語として、「未知(みち)」を上げることができます。
「未知」という言葉の意味は「未だ知らない(いまだしらない)」から、「ある物事についてまだ知らないこと」や「世の中・他者にまったく知られていないこと」を意味しています。
「既知」という言葉は「すでに知っていること・すでに知られていること」を意味しているので、それとは反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「未知」という言葉を指摘することができるのです。
「既知」の類語や類義語・言い換え
「既知」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「知っている・分かっている」
- 「知られている・常識」
- 「当たり前・当然」
「知っている・分かっている」
「既知」の類語・言い換えとして、「知っている・分かっている」があります。
「既知」という表現は、「自分が知っていること・分かっていること」を意味しています。
その意味合いから、「既知」という表現は「知っている・分かっている」という表現に言い換えることができるのです。
「知られている・常識」
「既知」の類義語・言い換えとして、「知られている・常識」があります。
「既知」という言葉は、「世の中に広く知られていること」や「世間では常識とされていること」を意味しています。
それらの意味から、「既知」に良く似た意味を持つ類義語として、「知られている・常識」という言葉を指摘できるのです。
「当たり前・当然」
「既知」の類語・言い換えとして、「当たり前・当然」があります。
「既知」という表現は、「すでに世の中で広く知られている当たり前のこと(当然なこと)」を意味しています。
その意味合いから、「既知」という言葉は「当たり前・当然」という表現で言い換えることが可能なのです。
「既知」の英語と解釈
「既知」という言葉を英語で表現すると、“already known, known”(すでに知られている)や“an old friend”(古い友人・既知の友人)などになります。
- “These issues are already known.”
“These issues are already known.”
「既知」を使ったこの英語の例文は、「これらの問題は、既知の問題です」ということを意味しています。
「既知」という言葉について徹底的に解説しましたが、「既知」には「私がすでに知っていること」や「世の中・他者に知られていること」などの意味があります。
「既知」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「知っている・分かっている」「知られている・常識」「当たり前・当然」などがあります。
「既知」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。