「未知」とは?意味と類語!例文と使い方!対義語
「未知」という言葉を知っているでしょうか。
「未知の世界」、「未知への憧れ」、などといった表現がありますね。
それならば「未知」という表現はどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「未知」という言葉について紹介します。
目次
- 「未知」の意味とは?
- 「未知」の読み方
- 「未知」の言葉の使い方
- 「未知」を使った言葉と意味を解釈
- 「未知」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「未知」の類語や言い換え
- 「未知」の英語や例文(解釈)など
- 「未知」の対義語
「未知」の意味とは?
「未知」という言葉は「まだ知らないことや知られていないこと」という意味を持っています。
将来というのはあくまでも「未知の世界」であり、誰も知らない世界です。
あるいは研究等においても「未知の分野」はたくさんあります。
例えば、最近では不妊治療などが一般的になりました。
妊娠中のお母さんのお腹をエコーでチェックすることにより、赤ちゃんの様子が見られるようになりました。
最近では羊水検査ができ、赤ちゃんが生まれる前からその赤ちゃんに障害がないかどうか、簡易的に検査できるようになったのです。
しかしその一方で「未知の分野」も多く残されており、例えばお腹の中ほど赤ちゃんにとって居心地の良い場所は現代の医学を全て使っても作り出すことは不可能であると言われています。
そのため、ある一定の週数が立たないまま、早期に生まれてしまった赤ちゃんは助かりません。
どれほど発達した医学であっても、まだまだ「未知の分野」が残されているのです。
「未知」の読み方
「未知」という言葉は「みち」と読みます。
UFOや未確認生物等についてこの言葉が使われることもありますので、もしかしたらサイエンスフィクションなどの分野で知っている、という人もいるかもしれませんね。
「未知」の言葉の使い方
「未知」というのは消してサイエンスフィクションのみで使われる表現ではありません。
知らない分野、まだ開発されていない分野、などという意味も持ち、例えば今はガンを治す方法も「未知」の分野として研究対象になっています。
死亡原因の最も多いものがガンですが、これを防ぐ方法や治療する方法などが発見されれば、大きな話題を呼ぶでしょう。
抗がん剤治療などではなく、良い薬を作ろうという研究が進められています。
彼らは「未知」の分野に向けて日々努力を続けているのです。
「未知」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「未知」という言葉を使った言い回しを紹介します。
- 「未知すぎる」
- 「未知の領域」
- 「未知の世界」
「未知すぎる」
「未知すぎる」、というのはあまりにも知らない分野すぎる、ということになります。
これは会話で使われることが多く、謎の中でもさらに謎が強い、という意味で使われます。
道という言葉そのものがよく知られていない分野、知られていないこと、という意味になりますが、そこに「?すぎる」と付け加えることで、さらに「未知」の分野であるということを強調しているのです。
「未知の領域」
「未知の領域」というのはまだよくわかっていない領域ということです。
例えば、日本に生息すると言われている未確認動物の1つであるツチノコは、いまだに「未知の領域」です。
北海道や南西諸島以外では様々な目撃例がありますが、だからといって誰も捕まえた事はありませんし、そもそも存在するのかどうかもわからない、と考えられています。
日本酒が好きですきっ歯である、などと特徴が捉えられており、いびきをかくなどとも言われています。
しかし、テレビなどでツチノコの捕獲に成功したというドキュメンタリーが放送されても、最終的には消えてしまった、逃してしまった、などという理由で追及されなくなり、いまだにその存在を客観的に証明できた事はありません。
まさに「未知の領域」だと言えるでしょう。
「未知の世界」
「未知の世界」というのは、知識や経験が及ばない領域のことを指しています。
例えば、最近では宇宙の様子も知られるようになりました。
宇宙から地球がどのように見えるのかもわかりますし、月がどのようなものなのかということもわかる時代になりました。
お金を出せば誰もが宇宙に行ける時代が近づいています。
しかし、その一方で宇宙の外には何があるのか、などという事はまだ「未知の世界」のままです。
宇宙に関する開発等は第二次世界大戦が終わった後に始まり、多くの国が競争するかのように研究を続けています。
しかし、宇宙に関してはまだ「未知の世界」が大きく分かっていないこともたくさんあります。
「未知」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「未知」を使った例文1
- 「未知」を使った例文2
「未知」を使った例文1
「生まれたばかりの赤ちゃんにとって、全ては未知の世界です」
人間はこの世に生を受け、生活をすることによって物事を学んでいきます。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんにとっての地上はまさに宇宙のようなものでしょう。
つまり、宇宙人が日本に来たのと同じような感覚で赤ちゃんは日々物事を経験していくのです。
すべての事は「未知の世界」であり、例えば新生児が触れているブランケットやお母さんの肌触りなど、すべては「未知」のものであり、そこから赤ちゃんは物事を学んでいくのです。
赤ちゃんには様々な経験をさせてあげたいですよね。
「未知」を使った例文2
「祖母にとってスマホは完全に未知の世界だよ」
最近はお年寄りでもガラケーではなくスマホを購入するということがあるのではないでしょうか。
お年寄りでも使えるようなスマホがたくさん開発されていますし、実際に様々な機能がついて便利だと考える人も少なくありません。
その一方で、ガラケーからスマホにしたばかりの人にとっては、スマホはどのように操作したらよいのかわからない、どのような機能があるのかわからない、などということもあるでしょう。
誰であれ、今まで触れたことがないような電子機器は完全に「未知の世界」なのではないでしょうか。
「未知」の類語や言い換え
ここでは類義語をいくつか紹介します。
- 「未確認」
- 「未調査」
「未確認」
未確認というのは未だにそれを見た人はいない、客観的に証明されていない、ということになります。
まだ確認されていないことという意味を持ち、未確認物体などという言葉もよく使われます。
例えば、UFOなどは未確認物体であり、最近ではコンピューターグラフィックなどで作られている場合もあります。
「未調査」
未調査というのは未だに調査されていない、そのものを知っている人がいない、ということになります。
例えば大学の教授や研究者たちは今まで未調査の分野を研究していきますが、何が研究されているのか、何が調査されていないのか、先行研究があるのかどうかということも事前にチェックしなければいけません。
実調査の分野の研究こそ、彼らの仕事ということになります。
「未知」の英語や例文(解釈)など
「未知」という表現を英語にすると“unknown”、“strange”などと訳せます。
「未知の要素」であれば、“an unknown factor”と表現できます。
「未知の領域」ということであれば、“uncharted territory”でも良いでしょう。
「未知」の対義語
「未知」という表現の対義語は既知になります。
これは既に知っている事という意味を持ち、まだ知られていないという意味の「未知」とは逆の意味を持つことがわかります。
「未知」という表現は、決して宇宙などに関してのみ使われる表現ではありません。
研究分野や医療等においてもまだ知られていない分野のことを指しているのです。