「僥倖に恵まれる」とは？意味や言い換え！例文と解釈

「僥倖に恵まれる」とは?

「僥倖に恵まれる」の概要について紹介します。

• 「僥倖に恵まれる」の読み方
• 「僥倖に恵まれる」の意味

「僥倖に恵まれる」の読み方

「僥倖に恵まれる」は「ぎょうこうにめぐまれる」と読みます。

「僥倖」は非常に難しい漢字ですので、書くよりも読めるようにしておきましょう。

「僥倖に恵まれる」の意味

「僥倖に恵まれる」の意味は「思いがけない幸運が訪れること」です。

現在の状況や自分の力では成し遂げることが難しいと思うものごとに対して、その時のタイミングや流れ、協力してくれる人などがうまく回り、素晴らしい結果になることを言います。

本人が「とても信じられない」と思う様な幸運な出来事が重なった時に「僥倖に恵まれる」と言うのです。

「僥倖に恵まれる」を分解して解釈

「僥倖に恵まれる」分解して解釈していきます。

• 「僥倖」
• 「恵まれる」

「僥倖」

「僥」は「望み願うこと」という意味で、「倖」は「幸せを願うこと」という意味です。

これらの漢字が組み合わさり「幸せを望み願うこと」という意味になりました。

尚、同じ読み方で「行幸」がありますが、こちらは「天皇が外出なさること」で、意味が全く違います。

「恵まれる」

「恵」は「普通よりも良い条件や環境を与えられること」という意味です。

誰に与えられるのかという点に関しては、自分の上司であったり神や天など人智を超えた存在からの賜りものであったりします。

「僥倖に恵まれる」の場合、「神からの賜りもの」「天からの賜りもの」という意味になります。

「僥倖に恵まれる」の表現の使い方

「僥倖に恵まれる」は、自分一人の力では無理だと思っていたことが実現したり、目標が達成できた時に使われる言葉です。

ものごとが上手くいく時には、本人の力だけではなく周囲の協力や環境などの要因が相まっていることが多くなります。

自分一人の手柄にせずに「僥倖に恵まれた」と言えば、ビジネスでも非常に好印象を与えられるでしょう。

「僥倖に恵まれる」を使った例文と意味を解釈

「僥倖に恵まれる」を使った例文と解釈を紹介します。

• 「僥倖に恵まれる」を使った例文1
• 「僥倖に恵まれる」を使った例文2

「僥倖に恵まれる」を使った例文1

「今回のコンペに勝てたのは正に僥倖に恵まれたと言える」

ライバル会社とコンペをして見事に採用された時に、たまたま相手のプレゼンにミスがあったり、審査員の中に知り合いがいたりなど、非常に幸運な条件が揃って見事選ばれたことを表しています。

「僥倖に恵まれる」を使った例文2

「本来ならば大きなトラブルになるところを僥倖に恵まれた」

発注ミスや配送ミスなど、本来ならば会社として大きな損失になる様なトラブルになるところを、たまたま相手先が休業していて体制に影響がなかったり、人手が空いていてトラブル対応に回せたなど、様々な幸運が重なって大事にならずに済んだ時の言葉です。

「僥倖に恵まれる」の類語や類義語・言い換え

「僥倖に恵まれる」の類語を紹介します。

• 「棚から牡丹餅」【たなからぼたもち】
• 「ツキが回ってくる」

「棚から牡丹餅」【たなからぼたもち】

「思わぬ幸運が舞い込んできたこと」を表す諺で、現在では若い人たちに「たなぼた」と略して使われています。

自分は何も苦労をしないでも幸せになれたり成功した時に使われます。

「ツキが回ってくる」

「運が良くなり、ものごとが自分の思う様に進むこと」という意味です。

ビジネスだけではなくギャンブルにも使われる言葉です。

「ツキ」は「付き」と書くこともあり、「運が付く」に由来していると言われています。