「素直に喜ぶ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「素直に喜ぶ」という表現を知っているでしょうか。
ここではこの言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「素直に喜ぶ」とは?
- 「素直に喜ぶ」を分解して解釈
- 「素直に喜ぶ」の表現の使い方
- 「素直に喜ぶ」を使った例文と意味を解釈
- 「素直に喜ぶ」の類語や類義語・言い換え
「素直に喜ぶ」とは?
「素直に喜ぶ」というのはまっすぐに喜びを表現するという意味です。
心が純真さを保った状態で嬉しいと思うという意味であり、下心がない状態などを表しています。
例えば、自分が結婚適齢期を迎えて結婚したいと思っていたにもかかわらず、全然恋人ができないという悩みを抱えていたとしましょう。
そんな時に大学時代の同級生が次々と結婚してしまったら、素直に喜べないということもあるのではないでしょうか。
誰かが結婚するというのは非常に嬉しいニュースですので、心からお祝いしたいものですよね。
しかし「どうして自分だけ結婚できないんだろう」「どうして彼女が結婚できたんだろう」などという純真さを失った気持ちを持ってしまうと、その結婚を素直に喜べないということになります。
- 「素直に喜ぶ」の読み方
「素直に喜ぶ」の読み方
「素直に喜ぶ」という表現は「すなおによろこぶ」と読みます。
一般的な表現ですので、教養として知っておきたいものです。
「素直に喜ぶ」を分解して解釈
ここでは「素直に喜ぶ」という表現を分解して紹介します。
- 「素直」
- 「喜ぶ」
「素直」
素直、いう表現にはありのままで飾り気がない、素朴である、という意味もありますし、性質や態度などが穏やかでひねくれていないという意味もあります。
誰かの嬉しいニュースなどを聞いて喜ぶ時、ひねくれた感情などを抱いてしまうとそれは素直ではないということになります。
先ほど述べたように、「どうして彼女が結婚できるんだろう」などとひねくれた感情を抱いてしまった場合、たとえ「結婚おめでとう」と言ったとしても素直に喜んでいないということになります。
心の底から「おめでとう」と言えたならば、それは素直に喜んでいるといえます。
「喜ぶ」
喜ぶというのは良いことに出会い、快い、嬉しい、楽しいと思う、という意味があります。
例えば誕生日パーティーを開いてもらうと嬉しいですよね。
誰かに赤ちゃんが生まれたと聞けば心から喜びたいものです。
「素直に喜ぶ」の表現の使い方
周りの人から良い知らせを受ける事はありますが、人間には嫉妬の感情がありますから、心から喜べないということもあるのではないでしょうか。
例えば自分が就職活動をしている時、全然内定が出なくて悩んでいる時に友達が内定を取ったという知らせを受けたら、「よかったね、おめでとう」と口では言ったとしても、心の中では「どうしてこの人が内定を受け、自分は内定がもらえないのだろう」などと思ってしまうかもしれません。
そのような場合は素直に喜べていないといえます。
自分の事など考えず、「内定出たんだ、本当によかった」と言えるのであれば、それは素直に喜んでいると言えるのです。
「素直に喜ぶ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「素直に喜ぶ」を使った例文1
- 「素直に喜ぶ」を使った例文2
「素直に喜ぶ」を使った例文1
「私が不妊治療をしているときに姉が妊娠したと聞き、素直に喜べませんでした」
最近は不妊治療をする女性も増えていると言われています。
不妊治療は身体的にも精神的にも、そして金銭的にも負担となりますのでなかなか大変だと言われていますね。
そんな大変な思いをしているときに誰かが妊娠したと聞けば、どうしても素直には喜べないということもあるのではないでしょうか。
「素直に喜ぶ」を使った例文2
「妹の就職が決まり、彼は素直に喜んでいた」
兄弟の間でも、どちらの方が良い就職先を見つけた、どちらの方が学歴を生かして仕事をしている、などと競争になることがあるかもしれません。
しかし、その人によってどこの就職先が良いかという事は異なりますので、簡単に比較できることではありませんし、むしろ比較するべき事ではありません。
就職が決まった場合は素直に喜びたいものです。
「素直に喜ぶ」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「感動する」【かんどうする】
- 「心から喜ぶ」【こころからよろこぶ】
「感動する」【かんどうする】
感動するというのは強く感銘を受け印象に残るという意味です。
心で感銘を受けますので、感動したという事は心から喜んだということになります。
「心から喜ぶ」【こころからよろこぶ】
心から喜ぶ、というのは好ましい出来事などに大変うれしく思う、いたく喜ぶ、という意味になります。
やましい気持ちがある場合、それは心から喜んでいるとは言えません。
「素直に喜ぶ」という事はとても重要であり、素直に喜べるという事は素晴らしいことです。
誰かに良い知らせがあったときにはやましいことなどを考えず、喜んでいきたいですね。