「当然の帰結」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは「当然の帰結」という言葉を何度か耳にしたことがあるかと思います。
しかし、この言葉の語感は、少々難しく聞こえるので、普段の会話の中で使いこなしている人は、意外に少ないかもしれません。
そこで、今回はこの「当然の帰結」について説明をしていくことにします。
目次
- 「当然の帰結」とは?
- 「当然の帰結」の表現の使い方
- 「当然の帰結」の英語と解釈
- 「当然の帰結」を使った例文と意味を解釈
- 「当然の帰結」の類語や類義語・言い換え
「当然の帰結」とは?
「当然の帰結」という表現は、「確実性が高くて疑う余地が全くないこと」、「起こるべくして起こった結果のこと」という意味があります。
- 「当然の帰結」の読み方
「当然の帰結」の読み方
「当然の帰結」は「とうぜんのきけつ」と読みますが、「帰結」の読み方が少し難しいので、この部分を間違わないように注意しておくことです。
「当然の帰結」の表現の使い方
「当然の帰結」は、「起こるべくして起こった結果のこと」という意味になることから、普段の出来事の結果が、誰から見ても容易に想像できるような場合に使うことがあります。
「全く勉強をしていなかったので、受験に失敗することは当然」というように、既に結論が見えているような場面が想定されます。
「当然の帰結」の英語と解釈
「当然の帰結」を英語で訳すと、“It naturally follows that”という言葉で表現することができます。
「当然の帰結」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「当然の帰結」を使った例文を2つ程挙げて見るので、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「当然の帰結」を使った例文1
- 「当然の帰結」を使った例文2
「当然の帰結」を使った例文1
「新製品の評判が高ってきたことで、販売が伸びてくることは、当然の帰結じゃないか」
企業において、自社の製品やサービスの販売を伸ばすことが事業拡大・成長の重要な手段であり目的です。
そのためには、定期的に新しい製品やサービスをリリースすることが求められますが、この例文のように、「新製品の評判が高くなる」ことは、すなわち「販売が伸びること」になっていきます。
「当然の帰結」を使った例文2
「深刻な被害が拡大することで、我が国の経済を破綻させることになることは、当然の帰結だ」
自然災害は、色々な面で大きな問題を生んできますが、それは人的被害だけでなく、後々の経済を破綻させることにもなってきます。
この数年、日本でも地震、台風の自然災害が増えてきていますが、このような災害に対して、どのような手を打っていくか、国レベルの対策、企業や自治体レベルでの対策、個人の心構えも重要になってきます。
「当然の帰結」の類語や類義語・言い換え
「当然の帰結」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「当たり前のこと」
- 「明白な事実」
- 「当然の結果」
「当たり前のこと」
「当たり前のこと」が「当然の帰結」の類義語の1つとして挙げることができますが、「明らかなこと」、「分かりきったこと」という意味があります。
世の中には、様々な出来事がありますが、誰が見ていてもすぐに先のことが予想できる「当たり前のこと」があるものです。
「明白な事実」
「明白な事実」という表現も「当然の帰結」の類義語として扱うことができます。
「物事の結果や成り行きがはっきりとしていて疑う余地がない」という意味で解釈することができます。
「明白な事実」が目の前にあると、確かに反論したり、異を唱えることができません。
「当然の結果」
「当然の結果」という言葉も使えますが、「当たり前の成り行き」といったような意味になります。
「当然の帰結」という言葉の語感は、結構難しく聞こえるので、使い方も難しく感じてしまいそうです。
しかし、「当然のなりゆき」という意味合いで理解することが理解できたなら、このような場面は、身近なところで結構よくあるのではないかと思います。
しかがって、「当然の帰結」を使いこなすことも、正しく意味を理解すると、簡単に使うことができるようになります。