「本懐の至り」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「本懐の至り」とは、「本来の希望をこれ以上ないほどに十分満たすこと」を意味する言葉です。
「本懐の至り」の「意味・使い方・分解して解釈・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「本懐の至り」とは?
- 「本懐の至り」の表現の使い方
- 「本懐の至り」を分解して解釈
- 「本懐の至り」を使った例文と意味を解釈
- 「本懐の至り」の類語や類義語・言い換え
「本懐の至り」とは?
「本懐の至り」という言葉は、「本来の希望をこれ以上ないほどに十分満たすこと」や「本望・初志を遂げて思い残すことがないほど満足すること」を意味しています。
「本懐の至り」というのは、「かねてから抱いていた本来の希望・志を最高に近い状態で果たせること」を意味する表現なのです。
例えば、「お孫さんの可愛い顔を見てから亡くなられたのだから、おじい様も本懐の至りだったでしょう」といった文章で、この言葉の意味を分かりやすく示すことができます。
「本懐の至り」の表現の使い方
「本懐の至り」の表現の使い方は、「かねてから抱いていた本来の希望を十分に満たせた場合」に使うという使い方になります。
例えば、「日頃の鍛錬の成果を十分に発揮して優勝できたことは、本懐の至りだと感じます」といった文章において、「本懐の至り」という表現を正しく使用することができます。
「本懐の至り」を分解して解釈
「本懐の至り」という言葉を「本懐(ほんかい)」と「至り(いたり)」に分解して、それぞれの意味を解釈していきます。
- 「本懐」
- 「至り」
「本懐」
「本懐」という言葉は、「元から抱いてい強いる願い」や「本来の希望・本望(ほんもう)」を意味しています。
「本懐」という言葉は、「本望・本意(ほんい)・初志(しょし)」とほぼ同じ意味を持つ言葉として使われます。
「至り」
「至り」という言葉は、「最高水準に到達すること・極み」や「ある物事・現象が最高の状態にまで達すること」を意味しています。
「本懐+至り=本懐の至り」で、「本来の希望・本望が最高に(十分)に満たされること」を意味しているのです。
「本懐の至り」を使った例文と意味を解釈
「本懐の至り」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「本懐の至り」を使った例文1
- 「本懐の至り」を使った例文2
「本懐の至り」を使った例文1
「あなたの成長をここまで見届けられて、本懐の至りに存じます。」
この例文は、「あなたの成長をここまで見届けられて、かねてから抱いてた願い・本望を果たせたと考えおります」ということを意味しています。
「本懐の至り」を使った例文2
「本懐の至りというと大げさですが、皆さんと一緒に会社を盛り立ててきたこの10年は、本当に充実した仕事を楽しくさせてもらえました。」
この例文は、「本望・初志を果たせたというと大げさだが、皆さんと一緒に会社を盛り立ててきたこの10年は、本当に充実した仕事を楽しくさせてもらえた」ということを意味しています。
「本懐の至り」の類語や類義語・言い換え
「本懐の至り」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「本望である」
- 「初志を果たす」
- 「本来の希望を叶える」
「本望である」
「本懐の至り」の類語・言い換えとして、「本望である(ほんもうである)」があります。
「本懐の至り」というのは、「元から抱いている志・本望を果たして満足すること」を意味する表現です。
その意味から、「本懐の至り」という表現は、ほぼ同じ意味合いを持つ「本望である」という表現に言い換えることが可能なのです。
「初志を果たす」
「本懐の至り」の類義語・言い換えとして、「初志を果たす(しょしをはたす)」があります。
「本懐の至り」という表現は、「初めから抱いていた志・元々の目的を果たすこと」を意味しています。
その意味合いから、「本懐の至り」と近しい似た意味を持つ類義語(シソーラス)として、「初志を果たす」という表現を指摘できます。
「本来の希望を叶える」
「本懐の至り」の類語・言い換えとして、「本来の希望を叶える」があります。
「本懐の至り」というのは、「元から持っていた本来の希望を叶えて満たすこと」を意味する表現です。
その意味から、「本懐の至り」は「本来の希望を叶える」という表現で言い換えることができるのです。
「本懐の至り」という言葉について徹底的に解説しましたが、「本懐の至り」には「本来の希望をこれ以上ないほどに十分満たすこと・本望であること」などの意味があります。
「本懐の至り」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「本望である」「初志を果たす」「本来の希望を叶える」などがあります。
「本懐の至り」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。