「溢れんばかり」とは?意味や類語!表現の使い方
「溢れんばかり」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「溢れんばかり」という言葉を使った例文や、「溢れんばかり」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「溢れんばかり」とは?
- 「溢れんばかり」の類語や類似表現や似た言葉
- 「溢れんばかり」を使った例文や短文など
- 「溢れんばかり」を使った言葉
「溢れんばかり」とは?
「溢れんばかり」という言葉を知っているでしょうか。
みなさんの中には「溢れんばかりの笑顔」が魅力の人がいるかもしれません。
一方で、「溢れんばかり」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「溢れんばかり」という言葉の意味を紹介します。
- 「溢れんばかり」の読み方
- 「溢れんばかり」の意味
「溢れんばかり」の読み方
「溢れんばかり」は「あふれんばかり」と読みます。
「溢れん」は「あふれん」と読みます。
難しい漢字なので、読み間違えないよう気を付けましょう。
これを機会に、「溢れんばかり」は「あふれんばかり」と読みましょう。
「溢れんばかり」の意味
「溢れんばかり」という言葉に意味を紹介します。
「溢れんばかり」には、「所定の範囲に収まりきらず、溢れそうになるほどたっぷりある」という意味があります。
また「溢れそうになるほど、満ちている」という意味もあります。
さらに「有り余るほどある」「必要以上になる」という意味もあります。
「溢れんばかりの笑顔」という言葉には、「有り余るほどの笑顔」「たっぷりの笑顔」という意味があります。
「溢れんばかり」の類語や類似表現や似た言葉
「溢れんばかり」の類語や類似表現を紹介します。
「溢れんばかり」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「過剰に」【かじょうに】
- 「掃いて捨てるほど」【はいてすてるほど】
「過剰に」【かじょうに】
「過剰に」には、「必要とされる量や程度を、超えて、余計に」という意味があります。
「過剰に接待する」という場合は、接待のイメージをはるかに超えた、余計な気遣いという意味があります。
また「過剰な甘さ」という言葉には、一般的な甘さをはるかに超えた、砂糖の甘さを感じるという意味があります。
このように「少し余分」「余計」と感じる時、「過剰」という言葉を使ってみましょう。
「掃いて捨てるほど」【はいてすてるほど】
「掃いて捨てるほど」には、「とても多くて、有り余ること」という意味や、「たくさんあってありふれていること」という意味があります。
「掃いて捨てるほどイケメンがいる」という場合は、イケメンがとても多くて、有り余っているという、女性からすれば贅沢な状況になります。
「掃いて捨てるほどお金がある」というセリフは、いつかお金持ちになって言ってみたいセリフかもしれません。
「溢れんばかり」を使った例文や短文など
「溢れんばかり」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「溢れんばかり」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「溢れんばかり」を使った例文1
- 「溢れんばかり」を使った例文2
「溢れんばかり」を使った例文1
「ピッチャーには『溢れんばかり』のビールが滴っている」
この例文は、居酒屋などで、ピッチャーのビールを注文した時の様子を文章にしたものです。
ピッチャーから今にもビールがこぼれ落ちそうなくらい、なみなみとビールが注がれている状態を「溢れんばかり」と言います。
お酒好きな人は、「溢れんばかり」にビールや日本酒をグラスに注がれた方が嬉しいでしょう。
「溢れんばかり」を使った例文2
「スクランブル交差点は、いつでも『溢れんばかり』の人だ」
この例文の様子を、イメージできる人も多いでしょう。
スクランブル交差点は、四方向から車や人が集まるため、「溢れんばかり」になります。
特に渋谷のスクランブル交差点は、人が多すぎるほど多く、「溢れんばかりの人」という表現にぴったりでしょう。
所定の場所に収まらないほど、たくさんの人があふれている様子を、「溢れんばかりの人」と言います。
「溢れんばかり」を使った言葉
最後に「溢れんばかり」を使った言葉を紹介し、意味を解釈します。
「溢れんばかり」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「溢れんばかりの才能」【あふれんばかりのさいのう】
- 「溢れんばかりの感謝」【あふれんばかりのかんしゃ】
- 「溢れんばかりの愛情」【あふれんばかりのあいじょう】
- 「溢れんばかりの熱気」【あふれんばかりのねっき】
「溢れんばかりの才能」【あふれんばかりのさいのう】
「溢れんばかりの才能」という言葉があります。
「溢れんばかりの才能」には、「有り余るほどの才能を持っている」という意味になります。
例えば、サッカーや野球の世界には、時折、有り余るほど才能を持っている選手が登場します。
投げても打っても、走っても一流の選手は、「溢れんばかりの才能」の持ち主と言えるでしょう。
最近は二刀流の野球選手も登場していますが、彼らはまさに「溢れんばかりの才能」を持っていると感じられる存在です。
「溢れんばかりの感謝」【あふれんばかりのかんしゃ】
「溢れんばかりの感謝」という言葉があります。
ビジネスシーンなどで使う言葉で、「感謝の気持ちが、こぼれおちそうなくらいたっぷりある」という意味があります。
自社の都合を聞いてくれた取引先に感謝を伝える時などに、「溢れんばかりの感謝」という言葉を使います。
誰かの送別会などでも、「溢れんばかりの感謝をこめて、花束を贈ります」などと、言いながら、花束を贈ったりします。
「溢れんばかりの愛情」【あふれんばかりのあいじょう】
「溢れんばかりの愛情」という言葉には、「愛情がたっぷりあり、こぼれ落ちそうなほど」という意味があります。
親が子供に対する愛情は、子供にとって必要以上と感じられることがあるため、「溢れんばかりの愛情」という表現がぴったりかもしれません。
また趣味に対して、必要以上に愛情を注ぐ人がいます。
例えば鉄道ファンが、ローカル線に乗るために、数万円使って山奥の駅に行く様子を見ると、「溢れんばかりの愛情」を感じます。
「溢れんばかりの熱気」【あふれんばかりのねっき】
「溢れんばかりの熱気」という言葉もあります。
例えば、サッカーのワールドカップの決勝戦が始まる瞬間は、会場のボルテージがマックスになるため、熱気がスタジアムからこぼれおちそうなほどです。
「溢れんばかりの熱気」を感じる人も多いでしょう。
また結婚を真剣に考えている人が集まる、婚活パーティの現場も、人々の熱気がこぼれおちそうなほど満ちているため、「溢れんばかりの熱気のある、婚活会場」などと言えるでしょう。
「溢れんばかり」という言葉について見てきました。
必要以上にたっぷりあると感じる時、こぼれおちそうなほど何かが満ちていると思った時に、「溢れんばかり」という言葉を使ってみましょう。