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「同族嫌悪」とは?意味や使い方!例文や解釈

「同族嫌悪」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「同族嫌悪」という言葉の理解を深めていきましょう。

同族嫌悪

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「同族嫌悪」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「同族嫌悪」とは?
  • 「同族嫌悪」の表現の使い方
  • 「同族嫌悪」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「同族嫌悪」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「同族嫌悪」の反対語
  • 「同族嫌悪」の英語と解釈


「同族嫌悪」とは?

「同族嫌悪」とは?

「同族嫌悪」とは同じ種類、似た系統を嫌うことを言います。

つまり自分と似ている、性質、趣味を持っている人に対して抱く嫌悪感のことです。

  • 「同族嫌悪」の語源や由来
  • 「同族嫌悪」の読み方

「同族嫌悪」の語源や由来

「同族嫌悪」「同族」とは同じ血筋、系統、分類に属しているものという意味です。

ですから、血の繋がりがなくても、系統が似ている、同じ趣味を持っているなども「同族」という言葉で扱うこともあります。

「嫌悪」とは嫌って憎むこと、ひどく嫌うという意味の言葉ですから通常の「嫌い」よりもさらに強い言葉となります。

「同族嫌悪」という言葉はいい意味合いで使うことはない言葉だということがわかります。

「同族嫌悪」の読み方

「同族嫌悪」と書いて「どうぞくけんお」と読みます。



「同族嫌悪」の表現の使い方

「同族嫌悪」の表現の使い方

「同族嫌悪」とは簡単に言えば自分に見た目が似た人、同じようなことをしている人、何かと似た要素が多い人に対して「嫌悪感」を持つことを言います。

例えばダイエットして痩せた人は、太っている人を見ますと過去の自分を思い出すので嫌うということがあります。

これは「同族嫌悪」とされています。

いい意味で張り合えば「ライバル」「好敵手」となりますが、ネガティブな要素が強くなりますと「同族嫌悪」となりやすいでしょう。

「同族嫌悪」の類語や類似表現や似た言葉

「同族嫌悪」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「同族嫌悪」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「近親憎悪」【きんしんぞうお】
  • 「似た者同士で嫌い合う」【にたものどうしできらいあう】
  • 「骨肉の争い」【こつにくのあらそい】

「近親憎悪」【きんしんぞうお】

「近親憎悪」とは親族同士、もしくは立場、性質などが似ている者同士がお互い嫌い合い、憎み合うことを言います。

「近親憎悪って本当に醜いものよ」「弟が兄に何かと突っかかるのは近親憎悪ってやつだな」などと使います。

「似た者同士で嫌い合う」【にたものどうしできらいあう】

「同族嫌悪」とは、簡単な言葉で言い換えるならば「似た者同士で嫌い合う」という言葉が当てはまります。

周りから見ればお互い同じように見えているのです。

ですからどちらかが、大人になって対応することで「同族嫌悪」はなくなるとも言えるでしょう。

「所詮、あの二人は似た者同士で嫌い合っているだけだからね、どっちも同じような性格よ」などと使います。

「骨肉の争い」【こつにくのあらそい】

「同族嫌悪」「同族」とは身内、親族のことを言うこともあります。

親族間でお互いに嫌い合うことは、世の中決して少なくはありません。

さてよく使われる言葉に「骨肉の争い」があります。

意味は血の繋がりがある者同士の諍い、争いのことを言います。

家族、血縁者がお互いに対立していることです。

「他人でないだけに感情的になり、骨肉の争いとなる」「骨肉の争いを繰り広げる」などと使います。



「同族嫌悪」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「同族嫌悪」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「同族嫌悪」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「同族嫌悪」を使った例文1
  • 「同族嫌悪」を使った例文2

「同族嫌悪」を使った例文1

「近い関係だからこそ、同族嫌悪の感情が芽生える」

「同族嫌悪」とは関係性が近いから起こる感情でもあります。

まったく関わりがない、少ない人とは似ているところがあっても嫌悪感はそれほど起こりません。

やはり近い距離で、目に見える、存在を感じるからこそ嫌悪することになるのです。

嫌悪感があると感じたら、その人と物理的、精神的な距離をとるなど自分なりに対処することで衝突は避けられるでしょう。

「同族嫌悪」を使った例文2

「同族嫌悪だって?冗談じゃない、彼のあの態度は単なる妬みだろう」

「同族嫌悪」とは身内だけでなく他人に対しても使う言葉です。

趣味が同じ、仕事内容が同じなどで、関わりがあり、実力が同じぐらいですと、いい意味ではライバルとなります。

しかし悪意の方が勝ってしまいますと「同族嫌悪」となってしまいます。

また例文の場合は自分と相手は「同族」ではない、相手の妬みだと言っていますので、同じレベルではない、相手が下で勝手に自分を妬んでいるのだということを主張しているのです。

「同族嫌悪」の反対語

「同族嫌悪」の反対語

「同族嫌悪」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「類は友を呼ぶ」【るいはともをよぶ】
  • 「同病相憐れむ」【どうびょうしょうあわれむ】

「類は友を呼ぶ」【るいはともをよぶ】

「類は友を呼ぶ」とはよく使われる言葉ですが、意味は、気が合う者似ている者同士は、自然に集まって仲良くなるということになります。

似ているからこそ好感を持つということですから「同族嫌悪」の反対語と言えるでしょう。

「同病相憐れむ」【どうびょうしょうあわれむ】

「同病相憐れむ」とは、同じ病気、同じ悩み、苦しみを持っている者同士はお互いにいたわり合い、同情し合うという意味です。

似ているからこそ、同じだからこそ、相手の痛みがわかり仲良くできるということになります。

「お互いに左遷されたという共通点があって、仲良くなったんだ、同病相憐れむってやつだな」という使い方をします。

「同族嫌悪」の英語と解釈

「同族嫌悪」の英語と解釈

「同族嫌悪」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“despise”(ひどく嫌う)という意味ですので「同族嫌悪」“despise people although they are similar. ”(同族嫌悪)と言い表すことができます。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「同族嫌悪」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

自分と同じ種類、系統、似通っている人を嫌うという意味になります。

身内でも他人でも「同族嫌悪」という言葉は使うことができます。

意味合いからもわかりますように、悪い意味ですから、人に使う時は注意も必要となります。

ことばの意味は正しく理解して使いこなしていきましょう。