「褒めて進ぜよう」とは？意味や類語！表現の使い方

「褒めて進ぜよう」とは?意味

「褒めて進ぜよう」という言葉は、相手に対して上から目線で、「褒めて差し上げましょう」や「褒めてあげよう」ということを意味しています。

「褒めて進ぜよう」というのは、相手に対して敬意を伝えるために補助的に用いられる謙譲語の表現とされています。

「褒めて進ぜよう」の言葉は、自分と同等か目下の相手に対して、「褒めて差し上げましょう」ということを意味しているのです。

• 「褒めて進ぜよう」の読み方

「褒めて進ぜよう」の読み方

「褒めて進ぜよう」の読み方は、「ほめてしんぜよう」になります。

「褒めて進ぜよう」の表現の使い方

「褒めて進ぜよう」の表現の使い方は、自分と同等の立場の相手、あるいは自分よりも下の立場の相手の行動を「褒めてあげる場合(褒めて差し上げる場合)」に使うという謙譲語の使い方になります。

「褒めて進ぜよう」という言葉は「部下・目下の相手・同僚などの行為や成果を褒めて差し上げる時」に使う言葉なので、「上司・目上の相手・自分よりも上の立場の人」に対して使うことはできません。

「褒めて進ぜよう」を分解して解釈

「褒めて進ぜよう」の言葉を、「褒めて」と「進ぜよう」に分解してその意味を解釈していきます。

• 「褒めて」
• 「進ぜよう」

「褒めて」

「褒めて」という言葉は動詞「褒める」の連用形「褒め」に助詞の「て」がついたもので、「相手の行為・態度・成果などを肯定的に評価して持ち上げること」を意味しています。

「褒めて」というのは、「相手を肯定したり賞賛したりして高く評価すること」を意味する言葉なのです。

「進ぜよう」

「進ぜよう」という言葉は、動詞の連用形に助詞「て(で)」を添えた形で、「〜してあげる・〜して差し上げる」ということを意味しています。

「進ぜよう」は好意的に相手に行為を向けることを意味する言葉です。

「褒めて+進ぜよう=褒めて進ぜよう」で、「褒めて差し上げましょう(あなたの行為を賞賛してあげましょう)」ということを意味しているのです。

「褒めて進ぜよう」を使った例文と意味を解釈

「褒めて進ぜよう」を使った例文を紹介して、その意味を解釈します。

• 「褒めて進ぜよう」を使った例文1
• 「褒めて進ぜよう」を使った例文2

「褒めて進ぜよう」を使った例文1

「今回の試験は素晴らしい成績だったので、褒めて進ぜよう」

この例文の意味は、「今回の試験は素晴らしい成績だったので、褒めて差し上げましょう」ということになります。

「褒めて進ぜよう」を使った例文2

「あなたのお陰で任務をやり遂げることができたので、褒めて進ぜよう」

この例文の意味は、「あなたのお陰で任務をやり遂げることができたので、褒めてあげよう(肯定して賞賛してあげよう)」ということになります。

「褒めて進ぜよう」の類語や言い換え

「褒めて進ぜよう」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説します。

• 「褒めて差し上げましょう」
• 「褒めてやろう」
• 「賞賛(肯定)して差し上げましょう」

「褒めて差し上げましょう」

「褒めて進ぜよう」の類語・言い換えとして、「褒めて差し上げましょう」があります。

「褒めて進ぜよう」というのは同格・目下の相手に対する謙譲表現(受け手への尊敬)で、「あなたの行為を認めて、褒めて差し上げましょう」ということを意味しています。

その意味から、「褒めて進ぜよう」の言葉は「褒めて差し上げましょう」という言葉に言い換えることができるのです。

「褒めてやろう」

「褒めて進ぜよう」の類語・言い換えとして、「褒めてやろう」があります。

「褒めて進ぜよう」という言葉は、「褒めて差し上げましょう」という言葉に言い換えることができ、より砕けた表現にすると「(相手よりも上からの目線で)褒めてやろう」という言い方になります。

それらの意味から、「褒めて進ぜよう」に良く似た意味を持つ類語として、「褒めてやろう」が上げられます。

「賞賛(肯定)して差し上げましょう」

「褒めて進ぜよう」の類語・言い換えとして、「賞賛(肯定)して差し上げましょう」があります。

「褒めて進ぜよう」という言葉は、「相手の行為・成果を肯定したり賞賛したりしてあげること」を意味しています。

その意味のニュアンスから、「褒めて進ぜよう」の言葉は「賞賛(肯定)して差し上げましょう」という言葉に言い換えることができるのです。