「大正義」とは?意味や表現の使い方!スラング
皆さんは「大正義」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
言葉じりを見ると、何となく「強い正義感」や「偉大な正義」と分かったような分かっていないような感じで頭を悩ましている人もいるかもしれません。
そこで、今回はこの「大正義」について見て行きたいと思います。
目次
- 「大正義」とは?意味
- 「大正義」のスラングでの使い方
- 「大正義」を使った言葉と意味を解釈
- 「大正義」の英語と解釈
- 「大正義」を使った例文と意味を解釈
「大正義」とは?意味
「大正義」はネットスラングの1つで、「戦力や政治力などの圧倒的な力を持つモノに比喩的に表現」した言葉ですが、「傲慢で俺様的な自己中心的とも言える偏った正義」として使われています。
「大正義」のスラングでの使い方
「大正義」がSNSなどの掲示板で使われる場合は、周囲の思惑など一切関係なく、当事者だけの都合での見解を書き込んだり、発言したりすることを指して言うことになるでしょう。
「大正義」を使った言葉と意味を解釈
「大正義」を使った言葉には、次のようなものがあります。
- 「大正義アメリカ」
- 「大正義巨人軍」
「大正義アメリカ」
「大正義アメリカ」とは「アメリカ合衆国そのもの」ことを言っており、経済、軍事、政治などあらゆる面で、放漫的で自己中的な「大正義」を見せていることがら、この言葉が生まれました。
「大正義巨人軍」
「大正義巨人軍」は、「読売巨人軍」のことで自称「球界の盟主」としてで、金に物を言わせて他球団から選手を集めたり、強引に自軍の都合のいいようにルールを変えようとする巨人を正義の味方と皮肉り、「大正義」を使い傲慢なものを揶揄しています。
「大正義」の英語と解釈
「大正義」を英語で表現すると、“great justice”と訳したくなりますが、本来に意味が「放漫」となるために、英訳としては“lax”、“slack”、“disorderly”、“jumbled” が適切な言葉かもしれません。
「大正義」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「大正義」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「大正義」を使った例文1
- 「大正義」を使った例文2
「大正義」を使った例文1
「読売巨人軍は、昔から球界の盟主という変なプライドを持っているので、傲慢な経営から、大正義という言葉が相応しい」
巨人軍は確かに資金力に物を言わせて実力のある選手を集めているので、こんなふうに言われても仕方がありませんね。
「大正義」を使った例文2
「アメリカ合衆国も、強大な軍事力や経済力を持って、世界に君臨しているので、やっぱり大正義なんだ」
アメリカも巨人軍と同じように力により、自国をアポールしています。
この国も「大正義」で揶揄されても仕方のないことです。
ネットスラングで出て来た「大正義」は額面通りの意味で解釈すると、間違った理解になってしまうので、例文シーンや意味を正しく理解する必要があります。
「大きな正義」という意味では、ここで挙げた巨人軍もアメリカ合衆国も、豊富な資金力で軍備を整え、その力を背景に発言力を強めています。
それば日本のプロ野球チームと国家という違いがあるものの、基本的な特性は全く同じと言っていいでしょう。
世の中には、このような中心軸になりたがる存在がいるのですが、彼らのようなものがいない方が、平和な世界が築けるような感じがしてなりません。