「感嘆詞」とは?意味や使い方!例文や解釈
「感嘆詞」とは、「驚き・悲しみ・詠嘆などの感動や応答・呼びかけを直接的に表現する言葉」です。
「感嘆詞」の「意味・感嘆詞に分類される言葉・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「感嘆詞」とは?
- 「感嘆詞」に分類される言葉の使い方
- 「感嘆詞」の類語・類似表現・言い換え
- 「感嘆詞」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「感嘆詞」の品詞としての説明
- 「感嘆詞」の英語と解釈
「感嘆詞」とは?
「感嘆詞」とは、「感動を抑えきれずに発する言葉」や「驚き・悲しみ・詠嘆などの感動や応答・呼びかけを直接的に表現する言葉(品詞の一つ)」を意味する言葉です。
「感嘆詞」は「感動詞」と呼ばれることもある品詞の一つで、主に「口語(話し言葉)」で使われることが多い言葉です。
「感嘆詞」は動詞・形容詞のような活用を持たず、主語にも述語にも修飾語にもならないという自立語の特徴を持っています。
典型的な感嘆詞として、「あっ、忘れ物をした」の「あっ(驚き・気づき)」、「はい、そのようにします」の「はい(応答)」、「おい、こっちに来いよ」の「おい(呼びかけ)」などを上げることができます。
- 「感嘆詞」に分類される言葉
- 「感嘆詞」の読み方
「感嘆詞」に分類される言葉
「感嘆詞(感動詞)」に分類される代表的な言葉としては、以下のようなものがあります。
感動・驚きを表現する感嘆詞……「まぁ」「ああ(あぁ)」「おお(おぅ)」「あっ」「えっ」など
応答を表現する感嘆詞……「はい」「いいえ」「うん」「ええ」など
呼びかけを表現する感嘆詞……「ちょっと」「もしもし」「おい」など
あいさつを表現する感嘆詞……「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」など
掛け声を表現する感嘆詞……「えい」「よいしょ」「せいの」「それっ」など
「感嘆詞」の読み方
「感嘆詞」の読み方は、「かんたんし」になります。
「感嘆詞」に分類される言葉の使い方
「感嘆詞」に分類される言葉の使い方は、感嘆詞は主語・述語・修飾語としては使用できず、一語で一文に相当する語として使われるということになります。
「感嘆詞」は主に「驚いた時・感動した時・詠嘆した時・悲しい時」などに用いられます。
例えば、「ああ、素晴らしい」や「まぁ、怖い」などの文章で使用できます。
さまざまな感動を表現する以外にも、「他者に応答する場合」や「他者に呼びかける場合」、「あいさつする場合」にも「感嘆詞」を使うことができます。
例えば、「はい、それは私です」や「ちょっと、お話をよろしいでしょうか?」などの文章で使うことができます。
「感嘆詞」の類語・類似表現・言い換え
「感嘆詞」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「感動詞」
- 「間投詞」
- 「感動を表す言葉・応答する言葉(呼びかける言葉)」
「感動詞」
「感嘆詞」の類語・言い換えとして、「感動詞(かんどうし)」があります。
「感嘆詞」という感動・驚き・応答・呼びかけなどを表現するための自立語の品詞の一つは、「感動詞」と呼ばれることもあります。
すなわち、「感嘆詞」と「感動詞」は同じ意味を持っているということになります。
「感動詞」は「感嘆詞」と同様に、主語・述語・修飾語になることができず、他の言葉から修飾されることもない自立語としての特別な特徴を持っています。
「感動詞」と「感嘆詞」は古い大和言葉では、「なげきことば」とも呼ばれていました。
そのため、「感嘆詞」の言葉は「感動詞」という言葉に言い換えることができるのです。
「間投詞」
「感嘆詞」の類語・言い換えとして、「間投詞(かんとうし,interjection)」があります。
「間投詞」も「感動詞」と同じく、「感嘆詞」と同じ品詞の意味で使われる言葉になります。
ただし、「間投詞」は日本語の品詞分類よりも、英語など外国語の品詞分類で使用される頻度の多い言葉としての特徴があります。
「間投詞」も「感嘆詞」と同じように、感動した(驚いた)時などに自然に口から出る言語音という性格を持っています。
それらのことから、「感嘆詞」の言葉は「間投詞」という言葉に言い換えることができます。
「感動を表す言葉・応答する言葉(呼びかける言葉)」
「感嘆詞」の類似表現・言い換えとして、「感動を表す言葉・応答する言葉(呼びかける言葉)」があります。
「感嘆詞」というのは、「感動・応答・呼びかけ・あいさつなどを意味する自立語の品詞の一つ」を意味しています。
その意味合いから、「感嘆詞」とほとんど同じ意味を持つ類似表現として、「感動を表す言葉・応答する言葉(呼びかける言葉)」を上げることができます。
「感嘆詞」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「感嘆詞」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「感嘆詞」を使った例文1
- 「感嘆詞」を使った例文2
「感嘆詞」を使った例文1
「適切に感嘆詞を使用すれば、たった一言でその時の気持ちを分かりやすく伝えられます」
この「感嘆詞」を使った例文は、「適切に感動や驚きを表現する言葉を使用すれば、たった一言でその時の気持ちを分かりやすく伝えられる」ということを意味しています。
「感嘆詞」を使った例文2
「感嘆詞というと難しく感じますが、日常的に行っている朝晩のあいさつも感嘆詞に分類されることがあります」
この「感嘆詞」を使った例文は、「感動・応答・呼びかけを表現する自立的な品詞の一つ(=感嘆詞)というと難しく感じるが、おはようなどの日常的に行っている朝晩のあいさつも感嘆詞に分類されることがある」ということを意味しています。
「感嘆詞」の品詞としての説明
「感嘆詞」という品詞は、「感動(驚き)・応答・呼びかけ・あいさつ・掛け声」を意味する働きを持っています。
「感嘆詞」には、主語にも述語にも修飾語にもならず、自らも修飾されないという「自立語」の特殊な性質もあります。
自立語である感嘆詞は、後続の文章とのつながりも弱くなっています。
「感嘆詞」は他の言葉が「知的・分析的」であるのに対して、「情的・総合的」という特徴があります。
「感嘆詞」は今の場面・状況における表現主体の感動・応答だけを表す特徴があるため、「あっ、びっくりした」という「あっ」の感嘆詞そのものを過去形にする方法はありません。
「彼女は驚いた」とは言えても、「彼女はあっした」とは言えないのです。
また、「感嘆詞」の語音構造は、感動した時などに自然に出る声に近いものになっています。
「感嘆詞」の英語と解釈
「感嘆詞」という言葉は、英語で表現すると“interjection”(感嘆詞・感動詞・間投詞)になります。
- “The correct usage of the interjection is quite easy.”
“The correct usage of the interjection is quite easy.”
この「感嘆詞」という言葉を使った英語の例文は、「感嘆詞の正しい使い方は、とても簡単です」ということを意味しています。
「感嘆詞」という言葉について徹底的に解説しましたが、感嘆詞には「驚き・悲しみ・詠嘆などの感動やはい・いいえの応答、ちょっとなどの呼びかけを直接的に表現する言葉」の意味があります。
「感嘆詞」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「感動詞」「間投詞」「感動を表す言葉・応答する言葉(呼びかける言葉)」などがあります。
「感嘆詞」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。