「感嘆の声」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「感嘆の声」とは、「感心したり驚いたりした時に出る声」や「深く物事に感じ入って賞賛する声」です。
「感嘆の声」の「意味・読み方・漢字を解釈・英語と解釈・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「感嘆の声」の意味とは?
- 「感嘆の声」の漢字を解釈
- 「感嘆の声」の英語と解釈
- 「感嘆の声」の使い方
- 「感嘆の声」を使った例文・短文(解釈)
- 「感嘆の声」の類語や類義表現
「感嘆の声」の意味とは?
「感嘆の声」の意味は、「相手・物事に感心して褒め称える声、素晴らしさに驚いた時に出す声」や「深く物事に感じ入って賞賛する声」になります。
「感嘆の声」というのは、何かを成し遂げた相手を見て深く感心したり感動したりした時に出てくる「おぉー」や「わー」といった声のことです。
そのため、「感嘆の声」を出す時には、相手のことをプラスに評価していることが多いのです。
「感嘆の声」とは言い換えれば、「感動の声・賞賛の声・感心の声」であり、相手や物事、現象に深く感動して心が揺さぶられた時に出される賞賛・驚きを意味する声(対象となるものを評価する意味合いの声)なのです。
例えば、「彼女の素晴らしい料理の腕前を目にして、感嘆の声を上げた」や「感嘆の声が漏れてくるファインプレーだった」などの文章で、「感嘆の声」を使うことができます。
- 「感嘆の声」の読み方
「感嘆の声」の読み方
「感嘆の声」の読み方は、「かんたんのこえ」になります。
「感嘆の声」の漢字を解釈
「感嘆の声」の漢字を「感嘆=感+嘆」と「声」に分解して解釈していきます。
「感嘆」とは「物事に深く感じ入ること・素晴らしさに感心したり驚いたりすること」を意味しています。
「感」の漢字の意味は、「外部の物・人に触れて心が動くこと」や「五感の感覚・感じ」、「物事に感じて内面心理に起こる変化」などになります。
「感」は「口+まさかり+心臓の象形」が元々の形でした。
「嘆」の漢字の意味は、「悲しんで、はあとため息をつき嘆くこと」と「驚いたり感じ入ったりしてため息をつくこと、褒めること(感嘆・詠嘆・驚嘆などで使う意味)」になります。
「声」の漢字の意味は、「人・動物が出す音」や「人のことば」「物の発する響き」「音曲の調子」などになります。
「感嘆の声」の英語と解釈
「感嘆の声」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“a voice of admiration”(感嘆の声を直接的に英訳すると、賞賛する声という文章になります。)
“Wow!”、“Whoa!”、“Woah!”、“Oh!”、“What?”、“Eww!”(英語で「おおー」に相当する具体的な感嘆の声を表現したい時には、上の単語が使えます。)
“ooh、aah”(感嘆の声を出すを意味する動詞として、“ooh”や“aah”があります。)
“He exclaimed that she worked smart. ”(彼は彼女が効率的に働いていることに感嘆の声を上げた。)
「感嘆の声」の使い方
「感嘆の声」の使い方は、「誰かの行動・能力・性格などを見て、それに深く感動したり感心したりした時」に使うということになります。
あるいは、「ある物事やパフォーマンス(スポーツ競技・音楽のライブなど)を見て、その素晴らしさに心が揺り動かされた時」に、「感嘆の声」という言葉を使用することができます。
例えば、「学生一人一人の個性まで考え抜いた教授の特別ゼミの進め方を見て、思わず感嘆の声が出てしまった」や「心がうっとりとするような素晴らしいオーケストラの音楽演奏を聴いて、反射的に感嘆の声が漏れた」といった文章において、「感嘆の声」という言葉を正しく使うことができるのです。
「感嘆の声」を使った例文・短文(解釈)
「感嘆の声」を使った例文・短文を紹介して、その意味を分かりやすく解釈していきます。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
毎日10時間以上も試験勉強をするという彼の驚異的な努力が実を結んだ時、私はもはや感嘆の声しか出せなかった。
この例文の「感嘆の声」は、「毎日10時間以上も受験勉強をして、見事合格を勝ち取った彼の頑張りを褒め称える声」という意味になっています。
それだけの継続的な努力ができる人を見ると、そこまで努力できない自分と比較して、感嘆の声を上げる人は多いのです。
例文2
人の心を激しく揺さぶるベートベンの交響曲を、一流のオーケストラバンドが演奏していると、聴衆はベートベンのようなクラシックのファンでなくても感嘆の声を出してしまうものである。
この例文の「感嘆の声」は、「一流のオーケストラバンド(楽団)が演奏するベートーベンの壮大な交響曲の芸術性や情緒性に感動して出す声」を意味しています。
ベートーベンに限らず、バッハやショパン、リストなど音楽史に名前を残すクラシックの巨匠たちの楽曲には、聴く人の心を激しく揺さぶる音楽・芸術の力が宿っているのです。
例文3
社会的弱者や恵まれない人のために、人生の多くの時間を費やした彼女の回想・講演を聴いていた人たちの間から、彼女を賞賛する感嘆の声が次々に起こった。
この例文の「感嘆の声」は、「社会福祉・弱者支援のために自分の人生を捧げる働きをした女性を賞賛する声」という意味になります。
利己的な欲望を抑制して、他人のために生きる人生を選んだ人には、社会的・倫理的に感嘆の声が寄せられやすくなるのです。
「感嘆の声」の類語や類義表現
「感嘆の声」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「感嘆の声」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「感心の声・感動の声」
- 「感銘の声・喝采の声」
- 「賞嘆の声・詠嘆の声」
「感心の声・感動の声」
「感嘆の声」の類語・類義表現として、「感心の声・感動の声」があります。
「感心の声」というのは、「相手の言動や物事をプラスに評価した時に出る賞賛の声」です。
「感動の声」の意味は、「物事やパフォーマンスに深く感じ入って、心が動かされた時に出る声」になります。
感心や驚きの声である「感嘆の声」の類義表現として、「感心の声・感動の声」を指摘できます。
「感銘の声・喝采の声」
「感嘆の声」の類語・類義表現として、「感銘の声・喝采の声」があります。
「感銘の声」というのは、「物事に深く感動して印象に残った時に出る声」を意味しています。
「喝采の声」の意味は、「相手の言動や物事の素晴らしさを褒め称える声」になります。
「感嘆の声」は物事に感動したり驚いたりして出す声ですので、その類語として「感銘の声・喝采の声」を上げることができるのです。
「賞嘆の声・詠嘆の声」
「感嘆の声」の類語・類義表現として、「賞嘆の声・詠嘆の声」があります。
「賞嘆の声」の意味は、「相手や物事の素晴らしさに感動して褒め称える声」になります。
「詠嘆の声」というのは、「物事に深く感動してため息を吐きながら出す声」のことです。
「感嘆の声」は相手や物事に感動したり驚いたりした時に出す声のことなので、その類義表現として「賞嘆の声・詠嘆の声」が上げられます。
「感嘆の声」という言葉について徹底的に解説しましたが、感嘆の声には「感心したり驚いたりした時に出る声」や「深く物事に感じ入って賞賛する声」などの意味があります。
感嘆の声の類語・類義表現としては、「感心の声・感動の声」「感銘の声・喝采の声」「賞嘆の声・詠嘆の声」などがあります。
「感嘆の声」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。