「意味合い」とは?意味や使い方!「意味合い」と「色合い」との違い
日常会話で何気なく使っている「意味合い」という言葉の本当の意味を知っているでしょうか。
「意味」との違い、類語などのついても紹介します。
目次
- 「意味合い」とは?意味
- 「意味合い」の表現の使い方
- 「意味合い」を使った例文と意味を解釈
- 「意味合い」の類語や言い換え
「意味合い」とは?意味
「意味合い」の意味と「意味」「色合い」との違いについて紹介します。
- 「意味合い」の意味
- 「意味」との違い
- 「意味合い」と「色合い」の違い
「意味合い」の意味
「意味合い」の意味は「ものごとの背景を踏まえてその人が言いたいこと」ということです。
そのものごとの事情や背景が分っていることを前提に、話し手が言葉に含む間接的な意図のことを言います。
例えばあるプロジェクを任された人に対して「良かったね」と言った場合、祝福している言葉なのですが、実は背後に「忙しくなるから大変だね」という意味を含んでいることもあります。
この裏の意味が意味合いになり、「良かったね〜」と妙に引き延ばして言ったり、「ふーん、良かったね」と余計な間があくことで表されたりします。
この言葉の裏に隠された意味を分かる人と分からない人がいるのです。
「意味」との違い
「意味合い」と「意味」との違いは「直接的な言葉であるかどうか」という点です。
上記の例で言えば、相手に対して心から一緒に喜んで「よかったね」と言っている時に「祝福の意味の言葉」になります。
様々な背景や思惑があって「よかったね〜」と言う時には「何かしらの意味合いを含んだ言葉」になります。
「意味合い」と「色合い」の違い
「意味合い」と「色合い」は言葉が似ていますが、そもそも表現する対象が違います。
「意味合い」は「さまざまなものごと」に対して、背景や思惑が含まれている言葉です。
「色合い」は、「色の度合い」を示す言葉で、「赤」「青」というのではなく、「上品な色合い」「落ち着いた色合い」などに使われます。
「意味合い」の表現の使い方
「意味合い」は、自分の言いたいことやそれまでの事情を分かっている人に対して使います。
何も理解していない人に「この意味合い分かるよね」と言っても「勝手な人だな」と思われてしまうでしょう。
言いたいことがあるけれども言葉ではっきりと言えなくて、自分の言った言葉で察して欲しい時に使います。
親しくない人に対しては使わない様にしましょう。
「意味合い」を使った例文と意味を解釈
「意味合い」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「意味合い」を使った例文1
- 「意味合い」を使った例文2
「意味合い」を使った例文1
「話の意味合いでは彼女が会社を辞めたいということの様だ」
友達から会社の愚痴や不満、転職への憧れなどを聞かされていました。
はっきりと「辞めたい」と言っている訳ではないのですが、全体的な内容からして「辞めて転職したい」と言っている様に聞こえたことを表しています。
「意味合い」を使った例文2
「この意味合い分ってくれるよね」
相手に言いたいことがあるけれども、直接言ってしまうと角が立ったり悪口になってしまうので、なるべく遠まわしに言いたいことを表します。
相手が親友や恋人ならば、本人の性格や普段の行動パターンなどから総合して言いたいことを分かってくれる筈です。
「意味合い」の類語や言い換え
「意味合い」の類語を紹介します。
- 「趣旨」【しゅし】
- 「ニュアンス」【にゅあんす】
- 「感覚」【かんかく】
「趣旨」【しゅし】
一つ目の意味は「行動を起こす時に、基本となる理念や目的のこと」です。
企画や起業をする時に何を目標としているかなどを表す時に使います。
二つ目の意味は「その人が言わんとすること」という意味で、「意味合い」はこちらの意味になります。
「ニュアンス」【にゅあんす】
「言葉の裏に隠された話し手の意図」という意味です。
「意味合い」の英語訳や言い換えとして使われています。
「感覚」【かんかく】
「外界からの刺激」の他に「ものごとを感じ取ること」という意味があり、「意味合い」ではこちらが使われます。
「その様な感じで捉えること」と考えると分り易いでしょう。
「意味合い」は、「ものごとの背景を踏まえてその人が言いたいこと」という意味です。
直接的な意味ではなく、言葉に話し手の意図が含まれています。
気心を知れた人にしか通じないことが多いので相手を見て使いましょう。