「軽口を交わす」とは?意味!語源や由来
皆さんは「軽口を交わす」ような行為を友人や職場の同僚との毎日の会話の中でやっていることがないでしょうか?
しかし、改めてこの「軽口を交わす」という表現を考えてみると、一体どのような意味があるのか今ひとつ分かっていないかもしれません。
ここでは、この「軽口を交わす」について考えてみようと思いますので、これを機にこの表現の使い方の理解を深めていきましょう。
目次
- 「軽口を交わす」とは?意味
- 「軽口を交わす」の表現の使い方
- 「軽口を交わす」の類語
- 「軽口を交わす」の英語と解釈
- 「軽口を交わす」を使った例文と意味を解釈
「軽口を交わす」とは?意味
「軽口を交わす」とは、「軽妙なことを言う」、「ジョークを交わす」といった意味のある表現です。
しかし、「冗談を言う」というような悪ふざけた意味合いがなく、気の置ける仲間との間の会話で言うことがあります。
しかし、「軽口」には元々「軽率に喋る」、「うかつに口を滑らせてしまう」という意味合いもあることも理解しておくといいでしょう。
- 「軽口を交わす」の読み方
「軽口を交わす」の読み方
「軽口を交わす」は「かるくちをかわす」という読み方になりますが、難しくはないので、あまり悩むようなことがないでしょう。
「軽口を交わす」の表現の使い方
「軽口を交わす」が使われる場面としては、仲の良い友人達と他愛もない会話を交わしているような時があります。
決して難しい議論をしているのではなく、軽い話題や冗談を言って、人間関係を円滑にしているような感じになるでしょう。
- 「軽口を交わす」と「軽口を言い合う」表現の違い
「軽口を交わす」と「軽口を言い合う」表現の違い
「軽口を交わす」と「軽口を言い合う」の違いを見ると、「交わす」のは片方が話をしている時、もう片方は聞き役になっているようなニュアンスがありますが、「言い合う」となると、聞き役も話し役も関係なく、お互い一方的に言葉を口に出しているようなイメージがあります。
しかし、「軽口を言い合う」のですから、決して口論(言葉の喧嘩)をしているわけでなく、ジョークの応酬をしているような感じで理解するといいでしょう。
「軽口を交わす」の類語
「軽口を交わす」の類義語としては、次のようなものがあります。
- 「冗談をいう」
- 「適当なことを言う」
「冗談をいう」
「冗談をいう」が「軽口を交わす」の類義語となりますが、「ふざけた内容の話をすること」という意味で「ギャグを言う」や「ギャグを飛ばす」といったような理解もできます。
これも深い意味があるわけでなく、お互い馬鹿げたことを言って会話が盛り上がっているような感じですね。
「適当なことを言う」
「適当なことを言う」という言い回しも類義語の1つになるでしょうが、「不真面目な姿勢で適当なことを言う」という意味があり、少し悪印象があるフレーズかもしれません。
「軽口を交わす」の英語と解釈
「軽口を交わす」の英語表現としては、“cross talk”、“banter”、“a suggestive joke”などの言葉で英訳することができるでしょう。
「軽口を交わす」を使った例文と意味を解釈
ここでは「軽口を交わす」を使った例文を見ていくことで、活用法の理解を深めることにしたいと思います。
- 「軽口を交わす」を使った例文1
- 「軽口を交わす」を使った例文2
「軽口を交わす」を使った例文1
「彼は話好きでいつでも軽口を交わしてくるので、周りを笑いに巻き込むことで明るくなるんだ」このようなタイプの人が職場や学校のクラスの中に1人や2人くらいはいるものです。
この手の人間がいてくれることで、周囲がとても明るくなって、毎日が楽しくなりそうです。
しかし、「面白い人」という印象のある人は、時々「ふざけている人」と悪い意味で後妻されてしまうこともあります。
「軽口を交わす」を使った例文2
「軽口を交わしながらも、結構なお金を使ってしまったと後悔している僕だった」ふと昨日のカフェバーでかわいい女の子と一緒だったので、つい調子に乗ってしまい、格好のいい所を見せようと、食事代を全部自分が支払ったことを後悔しているのです。
「軽口を交わす」という行為は、決して難しい内容で話をしているわけではなく、とても軽い話題で盛り上がっていることかもしれません。
こんな会話はいつも周りも明るくさせてくれる効果もあるので、活気のある空気が生まれてきそうです。