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「行動」の意味とは「行動」と「活動」「言動」の違い・類語・英語・対義語

「行動」という言葉は誰もが使った経験を持つのではないでしょうか。

「行動」するときの注意点など、学生時代に散々教え込まれたという人もいるかもしれません。

それならば、「行動」とはどのような意味を持つのでしょうか。

ここでは「行動」という言葉について紹介します。

行動

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目次

  • 「行動」の意味とは?
  • 「行動」の読み方?
  • 「行動」の英語(解釈)
  • 「行動」の対義語
  • 「行動」の言葉の使い方
  • 「行動」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
  • 「行動」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「行動」の類語や類義表現(シソーラス)
  • 「行動」と「言動」の違い
  • 「行動」と「活動」の違い


「行動」の意味とは?

「行動」の意味とは?

「行動」というのはあることをすること、行い、という意味を持ちます。

あることを目的として実際に何かをすること、ということを指す場合もあり、人間や動物が内的や外的な刺激に対して示す反応を総称した言葉でもあります。

例えば、誰かが風邪をひいて寝込んでいたら、薬を持っていったり、食べ物などの差し入れをしたり、と「行動」する人もいるのではないでしょうか。

「何かあったら声をかけてね」というだけではなく、実際に自発的に「行動」できる人が近年重宝されつつあります。



「行動」の読み方?

「行動」の読み方?

「行動」「こうどう」と読みます。

これ以外に読み方はありませんので、大丈夫だと思う人も多いでしょう。

迷わずに読めるよう、意識しましょう。

「行動」の英語(解釈)

「行動」の英語(解釈)

「行動」という表現を英語にすると“action”“behavior”が最も適切です。

例えば、「行動」に移す、ならば“get into action”になります。

誰かと「行動」を共にする、ということである“go along with somebody”と表現できます。

考えなどを「行動」に起こすという表現は“translate into action”などと表現できます。

「行動」という言葉が入った文章の中には哲学的なものもありますから、文章のニュアンスに合わせて適切に英訳しましょう。



「行動」の対義語

「行動」の対義語

「行動」という表現の対義語にはいくつか種類があります。

ここでは2つの対義語を紹介します。

  • 思索
  • 思考

思索

思索とは論理的に筋道を立てて考えること、という意味になります。

「行動」というのは実際に何かをするという事ですが、思索は考えることになります。

「行動」するかしないかの違いになり、これは対義語だといえます。

思考

思考という言葉も考えることやその考えを指します。

結論を導き出すなど、何かしら一定の状態を目指して行う精神の活動と捉えられることもあります。

はっきりとした定義はありませんが、少なからず「行動」のように実際に何かをするという言葉ではありません。

「行動」の言葉の使い方

「行動」の言葉の使い方

「行動」という言葉は、「行動」力がある、「行動」に移す、など、自発的な表現で使われることが多いと言えます。

例えば、有言実行という言葉がありますが、誰であれ目標にしたこと、口に出した事は実現させたいと願うのではないでしょうか。

しかし、何かを実現させたいと思うのであれば自発的に「行動」しなければいけません。

誰かが調べてくれるのを待っている、誰かが教えてくれるのを待っている、という状態では何も実現させられません。

自分で「行動」して見つけ出すという力が必要になり、それは問題解決能力につながっていくこともあります。

「行動」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

「行動」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

ここでは「行動」という言葉を使った表現をいくつか紹介します。

  • 「行動力」
  • 「行動を共にする」
  • 「行動科学」

「行動力」

「行動力」というのは「行動する力」、ということになります。

例えば、何かわからないことがあって市役所に聞きに行かなければならない場合、「行動力」がある人は実際に市役所に行ったり、電話をかけて調べたり、と、自分で動けます。

「行動力」がない人は誰かにお願いしたり、自分でやらなくても良い方法を考えたり、という動きに出るでしょう。

「行動力」がある人の方が問題解決能力に長けていることがあります。

「行動を共にする」

「行動」を共にする、というのは誰かと一緒に「行動」するという意味です。

例えば山道などを歩く時は誰かと「行動」を共にしなければいけないことがあります。

1人で歩き回ると危険である、1人で「行動」しないほうが効率的である、などという時、誰かと「行動」を共にする必要が出てくるでしょう。

職場に置いて、誰かと「行動」を共にする場合もあります。

「行動科学」

「行動科学」というのは様々な状況で人間がどのように「行動」するか体系化する学問のことを指しています。

目標管理などで使われることも多いと考えられます。

人間の「行動」というものは興味深いと考えられており、そこには法則性があると言われています。

心理学や社会学、精神医学等の領域において人間がなぜそのような「行動」をとるのか、ということを総合的に研究する学問を指します。

「行動」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「行動」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは例文をいくつか紹介します。

  • 「行動」を使った例文1
  • 「行動」を使った例文2

「行動」を使った例文1

「行動力がある人の方が社会的には信頼される」

何かわからないことがあると、すぐに人任せにしたり「また今度調べればいいや」などと後回しにしてしまう人より、すぐに電話をかけたりして調べられる人の方が社会的には信頼されます。

特に職場においては、「行動力」がある人の方がすぐに問題を解決できるため、上司から信頼されるのではないでしょうか。

また、そのような人の方がコミュニケーション能力に長けている場合もあります。

「行動」を使った例文2

「あの人の行動は褒められたものではない」

人間の「行動」は必ずしも良いことばかりではありません。

ルール違反をしてしまったり、目の前で倒れた人に手を貸さなかったり、など、後から思い返すと恥ずかしいと感じることもありますよね。

周りから見たとき、褒められたものではない、決して褒められる言動ではなかった、などと思われることもあるかもしれません。

「行動」の類語や類義表現(シソーラス)

「行動」の類語や類義表現(シソーラス)

ここでは類義語をいくつか紹介します。

  • 行い【おこない】
  • 立ち振る舞い【たちふるまい】

行い【おこない】

行いというのは一定の方法や習慣に従って物事をすること、という意味を持ちます。

例えば、良い行いや悪い行いと表現することもありますし、「普段の行いが良いから」などと冗談めかして表現することもあります。

立ち振る舞い【たちふるまい】

立ち振る舞いは「行動」とは関係ないと思う人もいるかもしれません。

しかし、立ち振る舞いというのは立ったり座ったりする動作に伴う身体のこなし方、動かし方、という意味がありますので、「行動」という表現の類義語であることがわかります。

良い立ち振る舞いは品がありますので、自分の動きに自信がないという人は立ち振る舞いを意識してみてはいかがでしょうか。

「行動」と「言動」の違い

「行動」と「言動」の違い

言動という言葉は言葉と「行動」を指します。

それに対して「行動」というのは動きだけを指しており、その人の発言は考慮していません。

言動は発言と「行動」の両方を含めています。

「行動」と「活動」の違い

「行動」と「活動」の違い

活動という表現は活発に動くことやある動きや働きをすること、という意味があります。

活発に動く、という表現が1つになって活動になるのです。

「行動」というのは単に動くこと、という意味を持ちますので、活動とは意味が若干異なります。

icon まとめ

「行動」という表現は誰もが使った経験を持ちます。

また、実際に「行動」することが大切な場合もたくさんあります。

その時に応じて、適切な「行動」ができると良いですね。