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「推測」の意味とは?読み方・対義語・英語【使い方や例文】

「推測」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「推測」の英語や、「推測」を使った例文を紹介していきます。

推測

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「推測」の意味とは?読み方・対義語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「推測」の意味とは?
  • 「推測」の意味
  • 「推測」の英語
  • 「推測」の類語や類義表現
  • 「推測」の言葉の使い方
  • 「推測」を使った例文


「推測」の意味とは?

「推測」の意味とは?

「推測」という言葉をしっているでしょうか。

「推測」「すいそく」と読みます。

誰かに何かを言われた時に、「推測」した経験があるかもしれません。

頭の中にたくさんのイメージを浮かべて「推測」する事が多い仕事に就いている人もいるでしょう。

一方で「推測」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。

そこで「推測」の意味や使い方を紹介します。

この言葉の意味を知る事で、次回以降「推測」という言葉を聞いた時にスムーズに対応する事ができるようになるでしょう。



「推測」の意味

「推測」の意味

「推測」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。

「推測」には、「推し量る事」という意味があります。

「推し量る」には「わかっている事柄をもとに、こうではなかろうかと考える事」という意味があります。

例えば、「今日の晩御飯は何だろう」と考える時、ここ数日のおかずや、奥さんの料理癖や腕、冷蔵庫の中身、今日、外食するかどうかなど、分かっている事柄をもとに、「肉じゃが」などの答えを導き出すでしょう。

このように、すでに分かっている事柄をもとに、様々な思いを巡らせる事を「推測」と言います。

「推測」の英語

「推測」の英語

「推測」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

「推測」は英語で、“conjecture”(コンジェクチャー)になります。

“conjecture”には「推測」という意味があります。

また“surmise”(スマイス)にも、「推測する」という意味があります。

このように「推測」という言葉は、いくつかの英語にする事ができますので、次に英語を使う機会のために覚えておきましょう。



「推測」の類語や類義表現

「推測」の類語や類義表現

「推測」の類語や類義表現を紹介します。

「推測」とよく似た意味の言葉を知る事で、この言葉の意味をより深く理解できるようになるかもしれません。

  • 「推し量る」【おしはかる】
  • 「酌む」【くむ】
  • 「推理」【すいり】
  • 「当てずっぽう」【あてずっぽう】
  • 「憶測」【おくそく】

「推し量る」【おしはかる】

「推し量る」には「推測」と同じ意味があります。

「推し量る」には、すでに知っている事をもとにして、あれこれと想像する事を言います。

例えば彼女が不機嫌な時、どうして彼女が不機嫌なのか、あれこれと想像するでしょう。

「私がデートに遅刻した」「仕事が忙しい」「会社で嫌な事があった」など、彼女について知っている事をもとに、彼氏なりに答えを出すはずです。

このような行為を「推し量る」と言います。

「酌む」【くむ】

「酌む」は、「相手の状態や気持ちなどを、掬い取るように推し量る」という意味があります。

例えば、誰かが遅刻してきた時に、遅刻した人の体調が悪そうな様子などを見て、「今日は具合が悪くて遅刻したのかな」などと推し量る事を「酌む」と言います。

「遅刻した人の事情を酌む」などと表現します。

「推理」【すいり】

「推理」という言葉は、ミステリー小説などに登場する機会が多い言葉です。

「推理」には、「わかっている事柄をもとに、未知の事柄を推し量る事」という意味があります。

まさに探偵が殺人事件の犯人を、状況や証拠から推し量る事を「推理」と言います。

「当てずっぽう」【あてずっぽう】

「当てずっぽう」は、「当て推量」という意味があります。

根拠もなく良く考えもせずに、物事を推し量る様子を「当てずっぽう」と言います。

例えば、「今年のプロ野球の優勝チームは○○だ」と予想する時、それまでまるで野球を見ていなかったり、今年のチーム編成を知らずに予想した場合、「当てずっぽう」と言われます。

「憶測」【おくそく】

「憶測」という言葉には、「想像にもとづくいい加減な推測」という意味があります。

特に証拠もないのに、何となくこう思うという程度で予想する事を「憶測」と言います。

いい加減な「推測」「憶測」と言えるかもしれません。

「推測」の言葉の使い方

「推測」の言葉の使い方

「推測」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。

「推測」には、「推し量る事」という意味があり、知っている事をもとに、こうではないかと考える事を言います。

ビジネスシーンでは、例えば仕事がうまくいかない理由を、現在知っている事をもとにあれこれと考えて、「こうだろう」と答えを出す事があるでしょう。

このような行為を「推測」と言います。

また恋愛シーンでは、彼女がデートに遅れている時、現在どのあたりまで来ているのかを、最後の連絡の時刻といた場所などから考えをめぐらすのではないでしょうか。

このような時、「彼女の現在地を推測する」と言います。

このように様々な場面で、「推測」という言葉を使う事ができるでしょう。

「推測」を使った例文

「推測」を使った例文

「推測」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「推測」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「あなたの予想は『推測』の域を出ない」

この例文に登場する文章にある「推測の域を出ない」というフレーズは、頻繁に使われているフレーズです。

ヤマ勘や当てずっぽうではなく、十分に考えて出した予想ではありますが、決定的な証拠などが足りない時に「推測の域を出ない」というフレーズを使います。

会議中など、白熱した議論をする場では「推測の域を出ない」というフレーズが登場しやすいでしょう。

例文2

「無くし物を探すため、ありそうな場所を『推測』する」

整理整頓されている部屋でなく片づいていない部屋では、物があふれていて無くしものを探すのが大変です。

そこでこの例文のように、ありそうな場所を推し量る時に「推測」という言葉を使います。

「最後に使った可能性がある場所」「過去に無くしものを発見した場所」「いる時間が多い場所」などの、分かっている事柄をもとに、「ここになるのではなかろうか」と考える事を「推測」と言います。

何も考えず端から探し始めるよりも、「推測」してある程度の場所を絞り込んだ方が、無くしものをみつけやすくなるでしょう。

icon まとめ

「推測」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「推測」という言葉には、他に似た意味の言葉がいくつかありますので、使い分けられるようになると文章力が上がるかもしれません。