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「精進する所存」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】

「精進する所存」とは、「一つのことに精神を集中して努力したいと考えていること」を示す言葉です。

「精進する所存」「意味・読み方・英語と解釈・使い方・精進する所存を使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。

精進する所存

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「精進する所存」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「精進する所存」の意味とは?
  • 「精進する所存」の読み方
  • 「精進する所存です」の英語(解釈)
  • 「精進する所存」は履歴書に使える?
  • 「精進する所存」の言葉の使い方
  • 「精進する所存」を使った言葉と意味を解釈
  • 「精進する所存」を使った例文・短文・メール(解釈)
  • 「精進する所存」の類語や類義表現の言い換え


「精進する所存」の意味とは?

「精進する所存」の意味とは?

「精進する所存」の意味は、「一つの事柄に精神(意識)を集中して努力していきたいと考えていること」「一つの仕事・物事に一生懸命に取り組むつもりであること」になります。

「精進(しょうじん)」という言葉は複数の意味を持つ多義的な言葉ですが、精進の元々の意味は「世俗的な欲望を抑制して、仏道修行に専心して励むこと」という仏教用語の意味にあります。

「精進」は仏教用語の修行への専念から転じて、「一定の期間にわたって、行いを慎んで身を清めること」「煩悩の現れである肉食を断って、菜食にすること」などを意味しています。

しかし、現代社会のビジネスシーンや人間関係などで、「精進」を使う場合、そのほとんどは「一つの仕事や物事に全力で集中して取り組むこと」の意味になります。

「所存(しょぞん)」とは、「心に思うところ」「考えていること・ある行動をするつもり」を意味しています。



「精進する所存」の読み方

「精進する所存」の読み方

「精進する所存」の読み方は、「しょうじんするしょぞん」になります。

「精進する所存です」の英語(解釈)

「精進する所存です」の英語(解釈)

「精進する所存です」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。

“will make an effort to〜”(「〜を努力する」から、「精進する所存です」を意味します。)

“will practice diligence to〜”(「〜に勤勉に努める」から、「精進する所存です」を意味します。)

“I will practice diligence to my new job. ”(新しい仕事に精進する所存です。)

“will devote oneself to〜”(「〜に専念するつもり・〜に打ち込む考えがある」から、「〜に精進する所存です」を意味します。)

“He said he will be devoted to his important business. ”(彼は自分の重要な仕事に精進する所存ですということを述べた。)

“will devote one's energy(time) to〜”(「〜に労力(時間)を注ぐつもり」から、「〜に精進する所存です」を意味しています。)

“I will devote one's energy(time) to my social mission. ”(私は社会的使命に、精進する所存です。)

仏教的な修行の「精進」の意味合いでは、“practice asceticism”(精進に努める)や“fast on vegitables and water”(野菜と水だけで断食する)も使えます。



「精進する所存」は履歴書に使える?

「精進する所存」は履歴書に使える?

「精進する所存」という言葉は、「仕事に対して一生懸命に努力していく考えがあります」「一つの仕事・物事に集中して努力するつもりです(一つの業務に集中して取り組むつもりです)」といった意味を持っています。

そのため、履歴書に「精進する所存」という言葉を使用することができます。

履歴書で「精進する所存」という言葉を使いたい時には、より丁寧な表現となる「貴社にてよりいっそう精進して参る所存でございますので、よろしくお願い致します」という文面にすると、採用担当者が受ける印象も良くなりやすいでしょう。

「精進する所存」の言葉の使い方

「精進する所存」の言葉の使い方

「精進する所存」の言葉の使い方は、「何か一つの仕事・業務・物事などに全力で集中して取り組む場合」に使うという使い方になります。

「精進する所存」とは、「その仕事・物事に対して、一生懸命に頑張ろうとする考えがあること」を意味する言葉であり、これから就職(転職)して新しい職場で仕事を頑張ろうとしている時などに使える言葉なのです。

例えば、「与えられた職務をまっとうするため、精進する所存でございます」「精進する所存をお伝えしたいと思い、本日、お伺いさせて頂きました」などの文章で正しく使うことができますが、「精進する所存」を使用する時には、相手に対する敬意を込めた文面になることが多くなっています。

「精進する所存」を使った言葉と意味を解釈

「精進する所存」を使った言葉と意味を解釈

「精進する所存」を使った言葉として、「精進する所存です」「精進する所存でございます」があります。

この項目では、その二つの言葉の意味を解釈していきます。

  • 精進する所存です
  • 精進する所存でございます

精進する所存です

「精進する所存です」の言葉の意味は、「その事柄に意識(精神)を集中して努力していく考えです」になります。

「精進する所存」の言葉に、丁寧語の「です」を付け加えたもので、「これから努力していくつもりであること・今後、一生懸命に頑張っていく考えがあること」を丁寧に表現した文章になります。

精進する所存でございます

「精進する所存でございます」の言葉の意味も、上の「精進する所存です」と同じで、「一つの仕事・物事に意識を集中して、一生懸命に努力していく考えです」になります。

近世の江戸時代から使われている「ございます」は、「ある」の意味を示す丁寧語の表現であり、「あります・です」よりも丁寧さ・敬意の度合いが強くなっています。

「これからその仕事・役割を、集中して頑張っていく考えがあること」をより丁寧に伝えたいのであれば、「精進する所存です」よりも「精進する所存でございます」を使った方がいいでしょう。

「精進する所存」を使った例文・短文・メール(解釈)

「精進する所存」を使った例文・短文・メール(解釈)

「精進する所存」を使った例文・短文・メールを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「精進する所存」の例文1
  • 「精進する所存」の例文2
  • 「精進する所存」の例文3

「精進する所存」の例文1

「この度は本社の営業本部長を拝命することとなり、よりいっそう精進する所存です」

この「精進する所存」を使った例文は、「この度は、本社の営業本部長に就任することが決まりましたので、今までよりもさらに努力・奮励していく考えでございます」といった意味合いになります。

「精進する所存」の例文2

「スタッフ一同、お客様のご満足のために精進する所存でございます」

この「精進する所存」を使った短文は、お店のあいさつのメールなどに使えるものであり、「スタッフみんなが、お客様のご満足のために貢献できるように意識を集中して頑張っていくつもりです」といった意味を伝えています。

「精進する所存」の例文3

「精進する所存でございますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」

この「精進する所存」を使ったメールの短文は、ビジネスの取引先・顧客に送信するメールの末尾につけることが多い文面になっています。

「さらに仕事に集中して一生懸命に頑張っていくつもりでございますので、今後ともよろしくお願いします」といった意味合いを伝えられるメールの文章として解釈することができます。

「精進する所存」の類語や類義表現の言い換え

「精進する所存」の類語や類義表現の言い換え

「精進する所存」の類語や類義表現の言い換えには、どのようなものがあるのでしょうか?「精進する所存」の類語・類義表現の言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「努力する所存・努力する考えがある」
  • 「奮励する所存・奮励したいと思っている」
  • 「研鑽する所存・研鑽するつもりである」

「努力する所存・努力する考えがある」

「精進する所存」の類語・類義表現として、「努力する所存・努力する考えがある」があります。

「努力する所存」という言葉の意味は、「ある仕事や物事に対して、目的達成のために励む考えがあること」になります。

「努力する所存」を簡単に表現すると、「努力する考えがある」ということになります。

一つの仕事に集中して頑張る「精進する所存」の類義表現として、「努力する所存・努力する考えがある」を上げられます。

「奮励する所存・奮励したいと思っている」

「精進する所存」の類語・類義表現として、「奮励する所存・奮励したいと思っている」があります。

「奮励する所存」の言葉の意味は、「気力を奮い起こして頑張ろうと思っていること」になります。

「奮励する所存」を簡単に表現すれば、「奮励したいと思っている」になります。

一つの物事を一生懸命に頑張る考えの「精進する所存」の類語として、「奮励する所存・奮励したいと思っている」を指摘できます。

「研鑽する所存・研鑽するつもりである」

「精進する所存」の類語・類義表現として、「研鑽する所存・研鑽するつもりである」があります。

「研鑽する所存」の言葉の意味は、「仕事(物事)に一生懸命に集中して取り組みたい考えがあること」「努力して能力・技術を向上させたいと思っていること」になります。

「研鑽する所存」を簡単に言うと、「研鑽するつもりである」になります。

仕事・物事に意識を集中させて努力する考えを示す「精進する所存」の類義表現として、「研鑽する所存・研鑽するつもりである」を上げることができます。

icon まとめ

「精進する所存」という言葉について徹底的に解説しましたが、精進する所存には「一つのことに精神を集中して努力したいと考えていること」「一つの仕事・物事に一生懸命に取り組むつもりであること」などの意味があります。

精進する所存の類語・類義表現の言い換えとしては、「努力する所存・努力する考えがある」「奮励する所存・奮励したいと思っている」「研鑽する所存・研鑽するつもりである」などがあります。

「精進する所存」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。


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