「閉じコン」の意味・読み方【使い方や例文】

「閉じコン」の意味とは?

閉じコンとは、一部の愛好者やマニアの間でのみ話題になっているコンテンツのことを指す言葉です。

「世間的に広く認知されている訳ではなく、一部の間だけで好まれている(これを閉じた世界という意味で)コンテンツ」という意味から、この言葉となりました。

あまり一般的ではないマニアックな漫画やゲームだったり、地下アイドルと呼ばれるアイドルグループのことを指して使ったり、その対象は様々です。

「閉じコン」の元ネタとは?

閉じコンは、「オワコン」という言葉になっており、そこまではいかない、それとは意味が違うということを言いたい為に作られた言葉です。

オワコンとは、「もう終わっているコンテンツ」のことで、実際に放送が終了したり、ゲームの配信が終わったという意味ではなく、人気がなくなってすっかり過疎化しているのに、未だに続いているオンラインゲームや、まだ続いていたのと思われるほど人気のない漫画などに対して使います。

「もう終わっている」とは言っても、終了そのもののことではないのです。

(本当に終わってしまった対象には使いません)

オワコンと言うと、完全に(ファンなどから)見放されていると考えていいですが、閉じコンには、それが好きな人やマニアの間ではまだまだ人気(それ以外の人たちから見れば、オワコンと同様の状態ですが)だという意味があります。

「閉じコン」の言葉の使い方

閉じコンという言葉は、あるコンテンツをそうだと思って使う場合と、そのコンテンツが好きな人が自ら、閉じコンと呼ばれているけど自分は好きだといったように使う場合があります。

また、この言葉には、「マニアックだ」、「よくそんなものが好きだね」といった含みがある為、人が好きだと公言しているものに対してすぐに使うのはやめておいた方が無難です。

「閉じコン」を使った例文と解釈

閉じコンという言葉が使われるのは、アニメやゲームのランキングについて語っている時や、何か1つの作品について意見を出し合っている時などです。

「それは閉じコンだろ」、「いやいや一般的にも結構有名じゃない?」などという論議には付きものの言葉です。

• 例文1
• 例文2

例文1

「○○はそろそろ閉じコンでしょ。

もうマニアくらいしか興味ないよ」 以前は人気のあったアニメやゲームなどが序々にそうではなくなり、もうマニアくらいしか興味を示さなくなった時に、このように言われることがあります。

例文2

「例え閉じコンと呼ばれても、俺は○○が好きだな」

誰が何と言おうと、好きなものは好きだという時にこのように使います。

自分が好きなコンテンツを閉じコンと呼ばれるのは、あまり気分のいいものではないので、自ら言う分にはいいですが、人の好きなものに対して使う場合には、その相手との関係も含めて注意をしながら使いましょう。

「閉じコン化」の意味とは?

閉じコン化とは、以前は一般的にかなりの人気があったコンテンツが、今やマニアにしか支持されていないというケースに対して使います。

前項の最初の例文は、そのような時に使われることが多い表現です。

「○○はすっかり閉じコン化してしまった」などと、(一般的な人気が続かなくて)残念だという意味で使っているのもよく見掛けます。