「意見具申」の意味とは!類語など詳しく解釈
「意見具申」という言葉自体はあまり見聞きしませんが、この意味となる言動は(人によっては)度々行っているものです。
目次
- 「意見具申」とは?
- 「意見具申」の表現の使い方
- 「意見具申」の類語や類義語
「意見具申」とは?
「意見具申」とは、自分より上の役職(上司)の人や機関、団体などに意見を述べることです。
その意見の内容は、このようにして欲しいという要求だったり、既に行われていることや行おうとしていることへの改善要求の場合がほとんどです。
その為、苦々しく思われることもしばしばですが、これを行わないことには何も変わらないという状態、環境の場合には、すすんで行うべきだと言えるでしょう。
- 「意見具申」の読み方
「意見具申」の読み方
「意見具申」は、「いけんぐしん」と読んでください。
難しい言葉なので、一般に聞く機会はそれほどありませんが、先のようにこの意味となる言動自体は色々な所で日常的に行われていると言っていいでしょう。
「具申」(ぐしん)だけで「上役に申し述べる」と使える言葉で、「意見具申」という形にすると、ここで紹介している意味で使う四字熟語になります。
「意見」(いけん)という言葉自体に悪い意味はありませんが、どうしても文句の類いにとられてしまいがちです。
実際にもこの「意見具申」の際にも、そのようなものが多いと考えて構いません。
「意見具申」の表現の使い方
「意見具申」は、行う方が「意見具申した」、「意見具申を行ってきた」のように使う言葉ですが、された側が「意見具申があった」と使うこともあります。
公的機関の一部では、そのまま「意見具申」と題し、寄せられた意見や要望がホームページに公開されていることがあり、そこまではいかない民間の施設でも、集まったそれらを回答と共に公開していることが少なくありません。
「意見具申」の類語や類義語
「意見具申」とよく似た意味で使える言葉です。
一般的にはこちらの方をよく見聞きします。
- 「進言」【しんげん】
「進言」【しんげん】
自分より立場や役職が上の人、もしくは団体などに意見することです。
よって、「意見具申」とほとんど同じ意味になり、言葉としてこちらの方が分かりやすい(簡単な)ことから、「上司に進言してきた」などと普通に使われる言葉です。
この「進言」を丁寧に(少々難しく)した表現が「意見具申」だと解釈すると分かりやすいでしょう。
「意見具申」は、決して悪いことではありませんが、その相手やタイミングには注意が必要になります。
世の中、例え言いたいことがあっても、何でもかんでも言えるというものでもないからです。