「快哉」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「快哉」の意味や類語を紹介します。
さらに「快哉」の使い方や例文を紹介します。
目次
- 「快哉」の意味とは?
- 「快哉」の類語や言い換え・似た言葉
- 「快哉」の言葉の使い方
- 「快哉」を使った例文
- 「快哉」の対義語
「快哉」の意味とは?
「快哉」という言葉を目にした事はあるでしょうか。
「快哉」を読む事もできない、初めて見たという方も多いのではないでしょうか。
「快哉」は、日常的にはそれほど使用する事がない言葉です。
しかし文章的表現としては、比較的頻繁に使われる言葉です。
意味を知っていると恥をかく事が少なくなる言葉ですので、これを機会に「快哉」の読み方と意味を覚えておきましょう。
- 「快哉」の読み方
- 「快哉」の意味
「快哉」の読み方
「快哉」は「かいさい」と読みます。
「快哉を叫ぶ」と「叫ぶ」をセットにして使う事が多い言葉です。
もともと「快哉」は「快なる哉」という文章を言葉にしたものです。
「哉」は感嘆を意味する感じで、「かな」と読む事ができます。
「快哉」の意味
「快哉」は「快なる哉」という文章を一つの言葉にしたものです。
「快哉」には、素晴らしく良い気持ち、痛快な事という意味があります。
気分が良い気持ちを表す言葉は他にもありますが、「快哉」または「快哉を叫ぶ」という時は、とても気分が良い状態を表現する事になります。
例えば、学校の模擬試験で学年一位になった時、マラソン大会で一位になった時などに「快哉を叫ぶ」かもしれません。
日常的なふとした喜びというよりも、その年の思い出になるような、大きな喜ぶべき出来事が起こった時に「快哉」という言葉を使う事が多いようです。
「快哉」の類語や言い換え・似た言葉
次に「快哉」の類語や、言い換えができる似た意味の言葉をチェックしてみましょう。
「快哉」の類語や似た言葉を見る事で、言葉の意味がより鮮明に浮かび上がってくるかもしれません。
- 「心地よい」【ここちよい】
- 「愉快」【ゆかい】
- 「快感」【かいかん】
「心地よい」【ここちよい】
「快哉」に似た意味の言葉に「心地よい」があります。
「心地よい」には、良い気持ちである事、快適である事という意味があります。
「心地よい眠りにつく」という使い方をして、この場合は、気持ち良く眠れる様子を意味しています。
「快哉」に比べると、穏やかな気持ちの良さ、気分の良さを表現するのに適した言葉です。
例えば洗いたてのタオルを手にした時の、さりげない気持ちの良さなどを表現する時に、「心地よい」という言葉を使ってみましょう。
「愉快」【ゆかい】
「愉快」という言葉も、良い気分を表現した言葉です。
「愉快」には「楽しくて気持ちが良い事」という意味があります。
「愉快な出来事」という時は、ただ気持ちが良いだけでなく、「楽しい」という気持ちが強い時です。
例えば一人で砂浜に座り、読書をして気分よく過ごすという場合は、「愉快」というより「心地よい」という言葉の方があっているかもしれません。
友達と居酒屋でくだらない話をして過ごす気分の良い時間などは、「愉快」という言葉がぴったりです。
「快感」【かいかん】
「快感」という言葉も、気分が良い状態を意味する言葉のひとつです。
「気持ちが良い感じ」を「快感」という言葉で表現する事ができます。
「ボーリングでパーフェクトを出し、『快感』を覚えた」とか、「満塁の場面でヒットを打つ事ができて『快感』を覚えた」などと使います。
達成感があるような場面で、気持ちの良さを感じる時に、「快感」という言葉を使うと良いでしょう。
「快哉」の言葉の使い方
「快哉」は基本的に「快哉を叫ぶ」と、「叫ぶ」を付けて使う事が多いです。
そこで「快哉」は「快哉を叫ぶ」として使うと覚えてしまうと良いでしょう。
また「快哉」はとても気分が良い状態、さらに痛快な事に対して使う言葉ですので、ちょっとした気分の良い状態などには使わずに、比較的派手なハッピーエピソードに対して、「快哉を叫ぶ」を使ってみましょう。
学校なら、体育祭などで大活躍をした時や、受験で合格した時などに使いましょう。
ビジネスシーンなら、かなり偉い上司から褒めてもらった時、プレゼンが成功した時など、派手に喜びたいシーンで、「快哉を叫ぶ」を使うようにすると良いでしょう。
「快哉」を使った例文
続いて「快哉」を使った例文を見て行きましょう。
「快哉」は「快哉を叫ぶ」という言葉で使う事が多いです。
いくつかの例文を見る事で、「快哉を叫ぶ」を文章に組み入れるコツが分かるかもしれません。
- 「快哉」の例文1
- 「快哉」の例文2
「快哉」の例文1
恋愛の場面では、良い気分になる事が多いと思います。
また告白が成功した時は、「快哉を叫ぶ」という言葉がぴったりするくらい、最高に気持ちが良い瞬間です。
そこで告白が成功した場面を、「快哉を叫ぶ」を使った文章にしてみましょう。
「ずっと好きだった○○さんに告白した。○○さんがOKしてくれた瞬間、僕は『快哉を叫んだ』」、「告白してしばらく経ち、彼女の『こちらこそ、よろしくお願いします』という言葉を聞いて、私は『快哉を叫ぶ』事になった」などです。
プロポーズが成功した時も、「快哉を叫ぶ」事になりそうです。
「3年付き合った彼女にプロポーズをして成功した瞬間、私は思わず『快哉を叫んだ』」という感じです。
自分のタイプの女性に会った時も、「快哉を叫ぶ」かもしれません。
「合コンに登場した彼女の姿を見て、『快哉を叫ぶ』自分がいた」という感じです。
「快哉」の例文2
ビジネスシーンでも「快哉を叫ぶ」瞬間があるでしょう。
例えば「社内コンペで優勝して『快哉を叫んだ』」とか、「社長に直々のお褒めの言葉をもらい、心の中で『快哉を叫んだ』」という場面が思い浮かびます。
また「上司から高い評価を受けている事を知り、『快哉を叫んだ』」、「ライバル企業を出し抜いて契約を取る事ができたので、社内一同『快哉を叫ぶ』事になった」など、仕事をしていると辛い事もありますが、とても嬉しい事も起こります。
仕事中に「快哉を叫ぶ」事があるような、社会人生活を送りたいものです。
「快哉」の対義語
最後に「快哉」の対義語をチェックしてみましょう。
「快哉」が意味する「すばらしく気持ちが良い」とは、180度違うような言葉が登場します。
- 「不愉快」【ふゆかい】
- 「不快」【ふかい】
- 「陰鬱」【いんうつ】
「不愉快」【ふゆかい】
「不愉快」という言葉は日常的に良く使う言葉だと思います。
嫌な気持ちになる事、楽しくないと感じる事を「不愉快」と言います。
「不愉快」は「快哉」とはまるで違う、反対の意味の言葉です。
「あの人は『不愉快』な人だ」と言われると、一緒にいて気持ちが悪くなる、楽しくない人だという意味になりますので、かなりの悪口になります。
人間関係を円滑にするには、できるだけ「不愉快」と他人が感じるような行動を取らない事が大切になりそうです。
「不快」【ふかい】
嫌な気持ち、嫌な気分である事を「不快」という言葉で表現します。
「今日は『不快』な気分だった」「あの人と一緒にいると『不快』な気持ちになる」などという使い方をします。
梅雨の時期などは、湿度が高すぎる状態になるため「不快指数」という数字が発表されます。
「不愉快」と同じような意味の言葉で、「快哉」とは反対に位置する言葉です。
「陰鬱」【いんうつ】
「陰鬱」という言葉があります。
とても画数が多く、難しい漢字が使われています。
「陰鬱」は「いんうつ」と読みます。
陰気で晴れ晴れしない様子、活気がなくてじめじめしている様子などを意味する言葉です。
「不愉快」や「不快」よりも、気持ちが沈んでいて、「鬱」という言葉が使われているように、病的なイメージがあります。
「○○さんは、『陰鬱』な表情をしている」などと言われたら、要注意かもしれません。
すぐに気分転換をしたり、軽い運動をするなど、現在の状況を打破する必要があるかもしれません。
「快哉」は素晴らしく気持ちの良い状態を言葉にしたものです。
また「快哉」は「快哉を叫ぶ」という使い方をする事が多いです。
最高にハッピーだと感じる時に「快哉」という言葉を使って、自分の気持ちを表現してみましょう。