「目論見が当たる」とは!意味や使い方!例文も解説
ビジネスや小説などで「目論見が当たる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「目論見が当たる」の意味
- 「目論見が当たる」の表現の使い方
- 「目論見が当たる」を使った例文と意味を解釈
- 「目論見が当たる」の類語や言い換え
「目論見が当たる」の意味
「目論見が当たる」の意味は、「ものごとが予想した通り、又は計画した通りの結果になること」です。
何か目的があってものごとを進めている時に、「こうなって欲しい」「こうなるだろう」と予想を立てた通りになることを言います。
自分の有利になる様な結果になることに対して使われることが多くなります。
- 「目論見が当たる」の読み方
- 「目論見」の語源・由来
「目論見が当たる」の読み方
「目論見が当たる」の読み方は「もくろみがあたる」になります。
「目論見」を「めろんみ」などと読み間違わない様にしましょう。
「目論見」の語源・由来
「目論見」の語源は「目論む(もくろむ)」という言葉からきています。
「目論む」は囲碁用語で、対局中に目の数を数える「目算」と言う行為に由来しています。
黙った状態で作戦を考えたり、計画を練ることから「目算」は「目で論じる」という意味で「目論む」と言われる様になりました。
ここから物事を予想したり企てたりする、つまり「目で論じて見る」という意味で「目論見」という言葉が生じたのです。
「目論見が当たる」の表現の使い方
「目論見が当たる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 利己的な内容に使われることが多い
文法的な使い方
「目論見が当たる」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
動詞を修飾する時には「目論見が当たり」になります。
利己的な内容に使われることが多い
「目論見が当たる」は、単なる予想でなはく「自分が勝つ為」「自分が有利になる為」の予測が当たることを表します。
目的を達成する為に自ら行動することも含みます。
「目論見が当たる」を使った例文と意味を解釈
「目論見が当たる」を使った例文と意味を解釈します。
- 「目論見が当たる」を使った例文1
- 「目論見が当たる」を使った例文2
「目論見が当たる」を使った例文1
「部長の目論見が当たり、顧客から契約を申し入れて来た」
商談で、部長が無理に勧めない、過度な値引きをしないなどのセールステクニックを使ったところ、予想通りに顧客が好感を持って契約を申し入れて来たことを表しています。
「目論見が当たる」を使った例文2
「比較してから予約するという目論見が当たり、サービスを割安に利用できた」
旅行で宿泊先を予約する時に、他の施設と比較をしてから値段を交渉するという方法を取ったところ、値引きしてくれる施設があったことを表しています。
「目論見が当たる」の類語や言い換え
「目論見が当たる」の類語を紹介します。
- 「読みが当たる」【よみがあたる】
- 「狙い通りになる」【ねらいどおりにある】
「読みが当たる」【よみがあたる】
「予想が的中すること」という意味です。
「狙い通りになる」【ねらいどおりにある】
「ものごとが事前に予想した内容と同じ方向に進むこと」という意味です。
「目論見が当たる」は「ものごとが予想した通り、又は計画した通りの結果になること」という意味です。
見事に自分の思い通りになり得をした時に使いましょう。