「期待値を下げる」とは!意味や使い方!言い換えと解釈
「この「期待値を下げる」という言葉は、2つの意味で使うことができます。
目次
- 「期待値を下げる」の意味とは?
- 「期待値を下げる」の表現の使い方
- 「期待値を下げる」を使った例文と意味を解釈
- 「期待値を下げる」の類語
「期待値を下げる」の意味とは?
「期待値を下げる」とは、何かの施行で期待できる分を下回ることにしてしまうという意味になります。
簡単な例では、それによって普通に考えれば一度の施行で300円の期待値がある対象が250円になるという具合になります。
「期待値」とは、ある施行によって得られる予定の獲得分だと解釈してください。
数学的には数値で表現されるもので、競馬を例に挙げると、どのような馬券でも購入金額の約75%になるように決められています。
よって、その競馬では「期待値を下げる」ことはできませんが、対象によっては(そうとは意識していない場合も含めて)できてしまうことがあり、更に相手などへの「期待」といった意味で、それを今までより求めないという意味でも使うこともできる表現です。
- 「期待値を下げる」の読み方
「期待値を下げる」の読み方
「期待値を下げる」は、「きたいちをさげる」と読んでください。
先に挙げた人や団体などに対して使う場合には、「期待値」とせずに「期待を下げる」としても構いません。
「期待値を下げる」の表現の使い方
「期待値を下げる」の表現の使い方を紹介します。
これが行える分かりやすい例として、ゲームで手持ちの最強の装備で挑めば勝率(期待値)が70%あるものの、遭えて装備を落とすとそれが50%や30%になるという場合がそれになります。
そうとは気付かずに(最強がどれか分からずに)行っていることもあるので、数字的な話ではこれがとてもいい例でしょう。
そして、相手などへの期待という使い方では、これくらいはやってくれるだろうと考えている内容を落とすことがこの「期待値を下げる」ことになります。
期待が大き過ぎたと思った時には、これによってその相手も余計なプレッシャーから開放されるようなことも少なくありません。
「期待値を下げる」を使った例文と意味を解釈
「期待値を下げる」を使った例文と、その意味の解釈になります。
両方の解釈で使っている例を挙げていきます。
- 「期待値を下げる」を使った例文1
- 「期待値を下げる」を使った例文2
「期待値を下げる」を使った例文1
「知らない間に期待値を下げることになってしまっていた」
前述のゲームの例で、どれが手持ちで最強なのかが分かっていないと、こんなことになっていたと後で気付くかも知れません。
ゲームだけでなく、何事においてもそうですが、勝負や購入、投資などの際にはきちんとした下調べがとても大切です。
「期待値を下げる」を使った例文2
「仕事がきついという理由での退職者が多いので、社員への期待値を下げることにした」
それまでより仕事による成果を求めない(以前ほど期待しない)ことにしたと使っている例になります。
それがいい結果に繋がることもありますが、あまり下げ過ぎてしまうと会社として機能しなくなるかも知れないのでその度合いが難しいと言えるでしょう。
「期待値を下げる」の類語
「期待値を下げる」と似た意味になる言葉です。
数学的な方ではなく、人などへの期待という意味で使う場合に近い言葉になります。
- 「見込みを下げる」【みこみをさげる】
「見込みを下げる」【みこみをさげる】
ここでの「見込み」は「成果」のことで、それをこれまでより求めないと表現する意味になり、「期待値を下げる」と同様の解釈で使える表現です。
「期待値を下げる」ことは、数学的にはしないに限りますが、相手などへのそれであれば、時には必要になる場合もあるでしょう。