「ご笑納ください」の意味とは!例文や使い方と注意点!
みなさんは普段の会話の中で、「ご笑納ください」という言い方を使ったことがあるでしょうか?
この言葉を使っている人は、最近ではあまり見かけることがかなり少なくなった感じがします。
そこで今回は、この「ご笑納ください」について、見ていくことにします。
目次
- 「ご笑納ください」とは?意味
- 「ご笑納ください」の表現の使い方と注意点
- 「ご笑納ください」を使った例文と解釈
- 「ご笑納ください」の言い換えと解釈
「ご笑納ください」とは?意味
「ご笑納ください」という言葉は、贈り物を相手に渡すようなシチュエーションで「つまらない物ですが、笑って納めてやってください」という意味で使われます。
相手にへりくだって使われる言葉ですか、「ご笑納ください」は、目上の人やビジネスで取引先の人に贈り物をする時に出てきます。
しかし、この言葉は、親しい間柄の人へ謙遜する言葉としての使い方がいいでしょう。
「ご笑納ください」の表現の使い方と注意点
「ご笑納ください」は、相手にへりくだり使うことから、目上の人に対する言葉になります。
ただ、前項でも触れたように、親しい人に対しての使い方となるので、あまり関係の深くない相手には、控えておくことが必要です。
「ご笑納ください」を使った例文と解釈
では、ここで「ご笑納ください」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「ご笑納ください」の使った例文1
- 「ご笑納ください」の使った例文2
「ご笑納ください」の使った例文1
「本日は来場頂き誠にありがとうございます。これは粗品ですがご笑納ください」
粗品をお客様に渡す時にも「ご笑納ください」が使われている例文です。
おそらくある企業が何かの展示会やイベントを催して、そこにお見えになったお客様に記念品を渡しているのでしょう。
しかし、来場された全ての方に「ご笑納ください」を使うことはおかしく、親しい相手に限られます。
「ご笑納ください」の使った例文2
「お歳暮を贈らせていただきました。ご笑納いただければ幸いです」
これもまた、「ご笑納ください」の典型的な活用法の1つです。
最近では、お歳暮やお中元を贈る習慣が薄れて来ていますが、このような使い方があることもおぼえておきたいものです。
「ご笑納ください」の言い換えと解釈
「ご笑納ください」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような表現法があるかを見ていくことにします。
- 「お受け取りください」【おうけとりください】
- 「お召し上がりください」【おめしあがりください】
「お受け取りください」【おうけとりください】
「お受け取りください」が、「ご笑納ください」の言い換え表現の1つになります。
「品物を受け取ってください」という意味で使われますが、この他にも「お納めください」というような言い方もできます。
「お召し上がりください」【おめしあがりください】
「お召し上がりください」も「ご笑納ください」の置き換え表現の1つに挙げられます。
この場合、物を贈るにしても、お菓子やケースなど食べ物を贈る場合に使われ、「食べてください」という意味になります。
「ご笑納ください」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉は身近な場面で耳にすることが少ないために、正しい使い方を理解していない人も多かったと思います。
今回の記事で理解をさらに深めて活用してみてください。