「冗長な文章」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説のレビューなどで「冗長な文章」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「冗長な文章」の意味
- 「冗長な文章」の表現の使い方
- 「冗長な文章」を使った例文と意味を解釈
- 「冗長な文章」の類語や類義語
「冗長な文章」の意味
「冗長な文章」の意味は「不必要な表現が多くて読み難い文章のこと」です。
文章は基本的に「主語+述語+目的語」の文型で成り立っていて、そこに様々な修飾をする表現が加わってより表現を豊かにしています。
ところが、修飾語が多過ぎたり、何度も同じことが繰り返されたりすると、結論がぼやけてしまい何を言いたいか分らなくなってしまうのです。
余計な表現が多く、しかも何度も同じ意味の表現が繰り返されている、「~ができる」ではなく「~をすることができる」と無駄に長引かせたりしている文章のことを「冗長な文章」と言うのです。
- 「冗長な文章」の読み方
- 「冗長」とは
- IT分野での「冗長」とは
「冗長な文章」の読み方
「冗長な文章」の読み方は、「じょうちょうなぶんしょう」になります。
日常会話であまり使われることがない言葉ですので、これを機に覚えておきましょう。
「冗長」とは
「冗長」の「冗」は「余計な」「無駄な」「余分な」「無駄が多くて締りがない」という意味で、「冗談」などに使われ、「長」は「ながい」という意味です。
これらの言葉が組合わさり「無駄が多くて締りがなく長い」という意味で使われています。
IT分野での「冗長」とは
ビジネスではIT分野で「冗長」が使われます。
これは「冗長システム」の略語であり、「予備のシステム」を表します。
IT分野では「無駄なもの」ではなく、「二重化」という意味で使われているのです。
「冗長な文章」の表現の使い方
「冗長な文章」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味で使われる
文法的な使い方
「冗長な文章」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「冗長な文章だ・である」になります。
使い方が限られていて、変化形もありません。
悪い意味で使われる
「冗長な文章」は「分りにくい」という意味で使われます。
直接使うよりも間接的な表現ですが、良い意味ではないので人の文章に対して使う時には注意しましょう。
「冗長な文章」を使った例文と意味を解釈
「冗長な文章」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「冗長な文章」を使った例文1
- 「冗長な文章」を使った例文2
「冗長な文章」を使った例文1
「冗長な文章のメールで読むのが面倒になる」
メールの文章がダラダラと長く、読む気力が失せてしまう程であることを表しています。
「冗長な文章」を使った例文2
「部下の研修レポートが冗長な文章でとても読み通せない」
部下に研修レポートを書かせたところ、無駄な言葉が多くて最後まで読むのに苦労したことを表しています。
「冗長な文章」の類語や類義語
「冗長な文章」の類語や類義語を紹介します。
- 「くどい文章」【くどいぶんしょう】
- 「長ったらしい文章」【ながったらしいぶんしょう】
「くどい文章」【くどいぶんしょう】
「同じことを何度も繰り返すなど、長くしつこい文章」という意味です。
「長ったらしい文章」【ながったらしいぶんしょう】
「不必要な表現が多く嫌になる程の文章」という意味で、「長たらしい」が促音化した言葉です。
「冗長な文章」は「不必要な表現が多くて読み難い文章のこと」という意味です。
ダラダラしていて長い文章に対して使いましょう。