「惚ける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「惚ける」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「惚ける」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「惚ける」の意味
- 「惚ける」の表現の使い方
- 「惚ける」を使った例文と意味を解釈
- 「惚ける」の類語や類義語
「惚ける」の意味
「惚ける」とは、ぼんやりしたり、ぼける、という意味になります。
また、動詞の連用形の下に「惚ける」がつく場合は夢中になってする、という意味になります。
- 「惚ける」の読み方
「惚ける」の読み方
「惚ける」の読み方は、「ぼける」「ほうける」になります。
「惚ける」の表現の使い方
「惚ける」を使った表現を紹介します。
「惚ける」とは、頭の働きが鈍るという意味になります。
ですから、実際に頭の働きが鈍っていなくても、ぼんやりとしたり、思考停止状態になっているような様子があれば「惚ける」と表現されることもあるのです。
よく使われる言い回しには「遊び惚ける」という言葉があります。
これは「あそびほうける」と読みますが、遊ぶことに夢中になって、それ以外のことに考えが向いていない、本来すべきことが抜けている、遊びに夢中になっているといった意味合いで使われる言葉で、あまりいい意味では使いません。
他には「私は惚けるような年ではないし、ちゃんとしている」「あいつは仕事もせずに遊び惚けるところが欠点だ」などと使います。
「惚ける」を使った例文と意味を解釈
「惚ける」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「惚ける」を使った例文1
- 「惚ける」を使った例文2
「惚ける」を使った例文1
「年をとったからと言って誰でも惚けるわけではない、私はこの通りしっかりしている」
知覚が鈍り、ぼうっとしたようになることを「惚ける」と表現します。
一般的には年齢を重ねますと、そのような状態になることが多いと認識されていますが、全員に当てはまるわけではありません。
例文は、自分は高齢であってもかなりしっかりとしていると言っているのです。
「惚ける」を使った例文2
「祖母は、面倒だと思ったら、突然惚けたふりをするが、本当ははっきりわかっている」
「惚ける」とは、ぼんやりとした状態のことを言います。
例文のように本当ははっきり記憶があったり、わかっている内容であっても「さあ」「知らない」などとぼんやりした感じで誤魔化すことを「惚けたふり」と言っているのです。
「惚ける」の類語や類義語
「惚ける」の類語や類義語を紹介します。
- 「放心する」【ほうしんする】
- 「痴呆が出る」【ちほうがでる】
「放心する」【ほうしんする】
「放心する」とは何か違うことに心、気をとられており、ぼんやりとした様子であることを言います。
また何も考えることができないといった時にも使います。
「信じられないことを聞かされて、彼女は放心する」などと使います。
「痴呆が出る」【ちほうがでる】
今は「認知症」という言葉を使いますが、昔は「惚ける」「物忘れ」「痴呆」などと言っていました。
「痴呆が出る」とは今の言葉で言えば認知症の症状が出ているといったことになります。
「母は高齢だし、痴呆が出るのも不思議ではない」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「惚ける」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。