「一転」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「一転」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や関連語なども併せて紹介します。
目次
- 「一転」の意味
- 「一転」の表現の使い方
- 「一転」を使った例文と意味を解釈
- 「一転」の類語や類義語
「一転」の意味
「一転」の意味は以下の2つです。
1つ目は「一回りすること」「ひっくり返ること」という意味で、順番や動作がくるりと一周回って元に戻ることを言います。
2つ目は「様子がガラリと変わること」という意味で、ものごとが急激に変化して、今までとは全く違う様子になることを言います。
- 「一転」の読み方
- 「一転」の言葉の成り立ち
- 「心機一転」の意味
「一転」の読み方
「一転」の読み方は、「いってん」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「一転」の言葉の成り立ち
「一転」の「一」は「ひとつ」とも読み、「最初」「最高」「同じもの・まとまり」「もっぱら・すっかり」「別の」「少し」「言葉の意味を強調する意」という数多くの意味があり、
「転」は「ころぶ」とも読み、「ころがる・ころがす」「ひっくり返る」「位置が変わる」「移り変わる」「ますます」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「一回転すること」「すっかり移り変わること」という意味で使われています。
「心機一転」の意味
「一転」が使われる四字熟語に「心機一転(しんきいってん)」があります。
「心機一転」は、「あることをきっかけに心の持ちようがガラリと良い方へ変わること」という意味です。
「心機」とは「心の動きやきっかけ」を表し、「一転」が付くことで「心の動きがガラリと変わる」という意味になります。
「一転」の表現の使い方
「一転」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 全く変わる時に使う
文法的な使い方
「一転」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「一転する・した」になったり、形容動詞として「一転だ・である」になります。
全く変わる時に使う
「一転」は、まるでくるりと回転した様にものごとが変化することに対して使われます。
見た目を表すこともあれば、意見や考え方に対して使われることもあります。
「一転」を使った例文と意味を解釈
「一転」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「一転」を使った例文1
- 「一転」を使った例文2
「一転」を使った例文1
「裕福な暮らしが一転して貧乏に陥った」
今まで贅沢な生活をしていた人が、事業が失敗するなどで財産を失い、ガラリと生活が変わってしまったことを表しています。
「一転」を使った例文2
「今までの弱気な態度が一転して強気になった」
それまで温和な態度を取っていた人が、人を勧誘する目的などで急に強気に出てきたことを表しています。
「一転」の類語や類義語
「一転」の類語や類義語を紹介します。
- 「青天の霹靂」【せいてんのへきれき】
- 「どんでん返し」【どんでんがえし】
「青天の霹靂」【せいてんのへきれき】
「予想外の出来事や事件が起きること」という意味で、良い意味・悪い意味両方に使われます。
「どんでん返し」【どんでんがえし】
「ひっくり返すこと」の意味が転じて「話の流れや立場などが逆転すること」という意味でも使われています。
「一転」は「一回りすること」「ひっくり返ること」「様子がガラリと変わること」という意味があります。
人やもの、状況などが急に変わった時に使いましょう。