「滔々と語る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語で「滔々と語る」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「滔々と語る」の意味
- 「滔々と語る」の表現の使い方
- 「滔々と語る」を使った例文と意味を解釈
- 「滔々と語る」の類語や類義語
「滔々と語る」の意味
「滔々と語る」の意味は以下の2つです。
1つ目は「途中で詰まることなく、延々と話し続けること」という意味で、一方的に喋り続けて相手が口を挟む隙を与えないことを言います。
2つ目は「自分の感情や苦悩などを全て相手に吐き出すこと」という意味で、辛いことや悩みごとがあり、誰かに対して休みことなく一気に話し尽くすことを言います。
- 「滔々と語る」の読み方
- 「滔々と語る」を分解して解釈
「滔々と語る」の読み方
「滔々と語る」の読み方は、「とうとうとかたる」になります。
「滔々と」という漢字が難しいので、平仮名表記することもあります。
「滔々と語る」を分解して解釈
「滔々と語る」は「滔々と+語る」で成り立っています。
「滔々と」は、形容動詞「滔々たり」の連用形で「水が留まることなく流れる様子」「次から次へと休まず話す様子」「ものごとが一つの方向へ真っ直ぐ流れて行く様子」という意味があります。
「語る」は「まとまった内容を話して聞かせる」「節をつけて朗読する」「事実や事情、その意味などを説明する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「次から次へと休まず話して聞かせる様子」「留まることなく事情や意味などを説明する様子」として使われる様になりました。
「滔々と語る」の表現の使い方
「滔々と語る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分の知識や見解を語ること
文法的な使い方
「滔々と語る」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「滔々と語り」になります。
自分の知識や見解を語ること
「滔々と語る」は、噂話や世間話などをするのではなく、自分の知識や見解などを話し続ける時に使います。
女性のお喋りとは違い、良い悪いの意味はありません。
「滔々と語る」を使った例文と意味を解釈
「滔々と語る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「滔々と語る」を使った例文1
- 「滔々と語る」を使った例文2
「滔々と語る」を使った例文1
「彼は自分の好きなアニメ作品について滔々と語った」
自分の好きなアニメのキャラクターや世界観などに関してよどみなく喋り続けたことを表しています。
「滔々と語る」を使った例文2
「彼女は今の会社への不満を滔々と語った」
会社に不満のある人が、友達に対して一気に自分の気持ちを打ち明けたことを表しています。
「滔々と語る」の類語や類義語
「滔々と語る」の類語や類義語を紹介します。
- 「薀蓄をかたむける」【うんちくをかたむける】
- 「饒舌」【じょうぜつ】
「薀蓄をかたむける」【うんちくをかたむける】
「自分の知識や技能を人前で目いっぱい出し尽くすこと」「にわかに身に付けた知識をひけらかすこと」という意味です。
「饒舌」【じょうぜつ】
「おしゃべり」「口数が多い」という意味です。
「滔々と語る」は「途中で詰まることなく、延々と話し続けること」「自分の感情や苦悩などを全て相手に吐き出すこと」という意味です。
言いたいことがあって喋りまくっている人に使いましょう。