「根本的な解決になっていない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「根本的な解決になっていない」ことでも、時には必要な場合があります。
目次
- 「根本的な解決になっていない」の意味とは?
- 「根本的な解決になっていない」の表現の使い方
- 「根本的な解決になっていない」を使った例文と意味を解釈
- 「根本的な解決になっていない」の類語や類義語
「根本的な解決になっていない」の意味とは?
「根本的な解決になっていない」という言葉は、その問題を本当に解決できる訳ではないという意味で用いられます。
例えば、切れてしまったロープをテープでくっ付けただけでは、一時的にそれで何とかなっても、再び使えなくなってしまうのは目に見えています。
このようないわゆる「応急処置」的な対応のことだと考えると分かりやすいでしょう。
- 「根本的な解決になっていない」の読み方
「根本的な解決になっていない」の読み方
「根本的な解決になっていない」の読み方は、「こんぽんてきなかいけつになっていない」です。
その問題の元と言える「根本」に対してのアプローチではなく、上辺や見た目だけの対処がこのように表現されると覚えておくといいでしょう。
「根本的な解決になっていない」の表現の使い方
「根本的な解決になっていない」の表現の使い方を紹介します。
分かりやすい例では、自転車のタイヤの空気が2日も経てばすっかり抜けてしまう状態になった時に、毎日のように空気を入れ直すだけという行為がこれに当たります。
タイヤによって質の差はあっても、いくら何でもそんなに簡単に抜ける訳がないので、「根本的な解決」にはタイヤ自体の交換や、中のチューブを専門の人に見てもらう必要があります。
抜ける度に空気を入れ直すだけでは、正に「根本的な解決になっていない」と言うしかありません。
「根本的な解決になっていない」を使った例文と意味を解釈
「根本的な解決になっていない」を使った例文と、その意味の解釈です。
物理的な例を挙げてきましたが、それ以外にも広く使われる言葉です。
- 「根本的な解決になっていない」を使った例文1
- 「根本的な解決になっていない」を使った例文2
「根本的な解決になっていない」を使った例文1
「赤字を借金で補うのでは、全く根本的な解決になっていない」
商売において、赤字になってしまった分を借金で補うという手段は、その為に益々困ることになってしまう可能性が高く、とてもおすすめできません。
それによって当座は凌げても、赤字になってしまう根本的な原因は何も解決されていません。
「根本的な解決になっていない」を使った例文2
「風邪薬は、根本的な解決になっていないと言われている」
風邪と呼ばれる諸症状は、体内に入った風邪のウイルスとそれに対する人間の抵抗反応によって起こっています。
風邪薬には諸症状を抑えるだけの効果しかなく、ウイルス自体には作用していません。
その為、根本的な解決とはならないながらも、諸症状による苦しさの緩和に使われています(ウイルス自体は自然に消滅するのを待つしかありません)。
「根本的な解決になっていない」の類語や類義語
「根本的な解決になっていない」の類語や類義語を紹介します。
この表現は、こちらで言い換えられることも多いです。
- 「対処療法にしかならない」【たいしょりょうほうにしかならない】
「対処療法にしかならない」【たいしょりょうほうにしかならない】
「療法」という言葉を使っていますが、一般的な事柄に対しても使える表現です。
上辺だけの対応にしかならないという意味で、「それでは対処療法にしかならないだろう」などと、「根本的な解決になっていない」の置き換えとして広く使うことができます。
「根本的な解決になっていない」ことだとしても、それによって一時的にでも現象が快方に向かうのであれば、しないよりはマシだという場合も多いです。
しかし、基本的にはあくまで応急的な処置だと分かった上で行うべきものです。