「敗北」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
勝負事の話題をしていると「敗北」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「敗北」の意味
- 敗北の表現の使い方
- 「敗北」を使った例文と意味を解釈
- 「敗北」の類語や類義語
「敗北」の意味
「敗北」の意味は以下の2つです。
1つ目は「戦いに完全に負けること」という意味で、相手と勝負をした結果、相手の方が絶対的に強く負けが決定することを言います。
2つ目は「戦いに負けて逃げ去ること」という意味で、負けただけではなく、命からがら逃げていくことも表しています。
- 「敗北」の読み方
- 「敗北」の語源・由来
「敗北」の読み方
「敗北」の読み方は、「はいぼく」になります。
「はいきた」と読み間違わない様にしましょう。
「敗北」の語源・由来
「敗北」の「敗」は「やぶれる」とも読み、「戦いに負ける」「ものごとがダメになる」「やりそこなう」という意味があります。
「北」は「きた」と読みますが、由来は「北の方角」からではありません。
「北」という漢字は、元々人と人が背中を向けて立っている状態を表しています。
お互い反対の方向を向いているので、これから離れていく場面です。
ここから、「北」は「背を向ける」という意味で使われる様になり、「暖かい太陽に背を向ける=北」になりました。
ところで、中国では、王は必ず南を向いているものと決まっていました。
何故なら北極星を信仰する習慣があり、北極星を背にして敵を攻めると勝てると言われていたからです。
ここから「戦いに負けて王に背を向けて逃げる」という意味で「敗北」と使われる様になりました。
敗北の表現の使い方
「敗北」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 完全に負けた時に使う
文法的な使い方
「敗北」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「敗北する・した」になります。
負けてみじめな思いをする時には「敗北感」として使われます。
完全に負けた時に使う
「敗北」は由来の章で紹介した様に、「相手に背を向けて逃げる」という意味が含まれています。
つまり、完全に負けて撤退することまでを表しているのです。
「敗北」を使った例文と意味を解釈
「敗北」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「敗北」を使った例文1
- 「敗北」を使った例文2
「敗北」を使った例文1
「今回はチームワークが悪くて完全に敗北する結果となった」
スポーツの試合で、チームワークが悪くて相手に完璧に負けてしまい、帰って行くことを表しています。
「敗北」を使った例文2
「人は敗北を知って強くなっていくものだ」
勝負に負けてみじめに脱落していく悔しさをバネに、一層強くなっていくというアドバイスです。
「敗北」の類語や類義語
「敗北」の類語や類義語を紹介します。
- 「降伏する」【こうふくする】
- 「敗走する」【はいそうする】
「降伏する」【こうふくする】
「負けを認めて戦いをやめ、相手に従うこと」という意味です。
「敗走する」【はいそうする】
「戦いに負けてそこから逃げ出すこと」という意味です。
「敗北」は「戦いに完全に負けること」「戦いに負けて逃げ去ること」という意味があります。
勝負に負けてそのまま退却する時に使いましょう。