「並外れた」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「並外れた」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「並外れた」の意味
- 「並外れた」の表現の使い方
- 「並外れた」を使った例文と意味を解釈
- 「並外れた」の類語や類義語
「並外れた」の意味
「並外れた」の意味は以下の2つです。
1つ目は「一般的な認識や形式とはかけ離れた性質を持っている様子」という意味で、他の人やものとは比べものにならないレベルであることを言います。
型破りであるという意味も含まれていて、「普通ではない」という意味で使われ、良い・悪いという意味はありません。
2つ目は「非常に優れていること」という意味で、こちらは他人よりもずっと優秀であることを言い、良い意味で使われます。
- 「並外れた」の読み方
- 「並外れた」を分解して解釈
「並外れた」の読み方
「並外れた」の読み方は、「なみはずれた」になります。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「並外れた」を分解して解釈
「並外れた」は「並+外れた」で成り立っています。
「並」は「ならんでいるもの」「良くも悪くもないもの」「中程度のもの」「同程度であること」という意味があります。
「外れた」は「定位置から抜け出る」「目標からそれる」「予想や期待とは違った結果になる」「一定の範囲や基準を越える」「除外される」「然るべきことに反する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「中程度の基準を越える」という意味で使われています。
「並外れた」の表現の使い方
「並外れた」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ほめ言葉として使う
文法的な使い方
「並外れた」は動詞「並外れる」の連用形「並外れ」に、助動詞「た」が付いた言葉です。
文末に使う時には内容を意味する名詞を伴い「並外れた〇〇だ・である」として使うことが多くなります。
副詞として使う時には「並外れて」になります。
ほめ言葉として使う
日常会話で「並外れた」を使う時には、「並外れた能力」「並外れた美貌」など、ほめ言葉として使うことが多くなります。
但し、後に付く言葉によっては悪い意味にもなるので使い方に注意が必要です。
「並外れた」を使った例文と意味を解釈
「並外れた」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「並外れた」を使った例文1
- 「並外れた」を使った例文2
「並外れた」を使った例文1
「彼は恐竜に関する並外れた知識を生かして考古学の専門家になった」
昔から恐竜が大好きだったことから、考古学を勉強して専門家になったことを表します。
「並外れた」を使った例文2
「彼は並外れた身体能力を持っていたので、部活から引っ張りだこだった」
学生時代に非常に運動神経が優れていたので、複数の体育会系部活に勧誘されていたことを表しています。
「並外れた」の類語や類義語
「並外れた」の類語や類義語を紹介します。
- 「ずば抜けた」【ずばぬけた】
- 「桁違いの」【けたちがいの】
「ずば抜けた」【ずばぬけた】
「普通の程度よりもずっと優れていること」という意味で、「ずば」は「ズバッと」という擬音から来ていると言われています。
「桁違いの」【けたちがいの】
「ものごとの価値や程度が他とはかけ離れていること」という意味で、「数値で遥かに上をいくこと」という意味から来ています。
「並外れた」は「一般的な認識や形式とはかけ離れた性質を持っている様子」「非常に優れていること」という意味です。
人の優れている部分をほめる時に使いましょう。