「喜怒哀楽が激しい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「喜怒哀楽が激しい」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「喜怒哀楽が激しい」の意味
- 「喜怒哀楽が激しい」の表現の使い方
- 「喜怒哀楽が激しい」を使った例文と意味を解釈
- 「喜怒哀楽が激しい」の類語や類義語
「喜怒哀楽が激しい」の意味
「喜怒哀楽が激しい」の意味は「非常に感情表現が豊かで、様々な感情にすぐに切り替わること」です。
「喜怒哀楽」とは「喜びと怒り、悲しみと楽しみ」を表し、それだけではなく様々な細やかな人の感情を含んでいます。
ちょっとしたことですぐにその時の気持ちが表情に出たり、態度に出たりする人に対する表現です。
- 「喜怒哀楽が激しい」の読み方
- 「喜怒哀楽が激しい」の語源・由来
「喜怒哀楽が激しい」の読み方
「喜怒哀楽が激しい」の読み方は、「きどあいらくがはげしい」になります。
「喜怒哀楽」は良く使われる四字熟語ですので覚えておきましょう。
「喜怒哀楽が激しい」の語源・由来
「喜怒哀楽」は、中国の歴史的書物である「礼記」に含まれる「中庸」という思想書の一文からきています。
文字通り「喜び」「怒り」「悲しみ」「楽しみ」という意味ですが、「悲しみ」に「哀」が使われているのは、「哀」の方が人の気持ちの切なさや心の痛みを強く表しているからです。
「悲」は「心が引きちぎられること」で、激情的な意味が強くなります。
「喜怒哀楽が激しい」の表現の使い方
「喜怒哀楽が激しい」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味・悪い意味で使われる
文法的な使い方
「喜怒哀楽が激しい」は形容詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「喜怒哀楽が激しく」になり、名詞形は「喜怒哀楽の激しさ」になります。
良い意味・悪い意味で使われる
「喜怒哀楽が激しい」は良い意味では「感性が豊かで正直な人」に対して使います。
悪い意味では「ヒステリックで面倒な人」に対して使います。
ビジネスでは協調性が求められますので、「喜怒哀楽が激しい人」はネガティブなイメージになります。
「喜怒哀楽が激しい」を使った例文と意味を解釈
「喜怒哀楽が激しい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「喜怒哀楽が激しい」を使った例文1
- 「喜怒哀楽が激しい」を使った例文2
「喜怒哀楽が激しい」を使った例文1
「彼女は喜怒哀楽が激しいから付き合うのは大変だ」
すぐに泣いたり怒ったりするかと思えば嬉しそうに笑ったりなど、感情の変化が強くて合わせるのが大変なだと言っています。
「喜怒哀楽が激しい」を使った例文2
「子供は喜怒哀楽が激しくて分り易い」
子供はすぐに感情を顔に出すので、何を考えているのか分かり易いと言っています。
「喜怒哀楽が激しい」の類語や類義語
「喜怒哀楽が激しい」の類語や類義語を紹介します。
- 「気分がコロコロ変わる」【きぶんがころころかわる】
- 「情熱的」【じょうねつてき】
「気分がコロコロ変わる」【きぶんがころころかわる】
「さまざまな感情を持ち、何かの拍子にすぐに切り替わること」という意味です。
「情熱的」【じょうねつてき】
「生命エネルギーが強く、一生懸命気持ちを傾ける様子」という意味です。
「喜怒哀楽が激しい」は「非常に感情表現が豊かで、様々な感情にすぐに切り替わること」という意味です。
常に怒ったり笑ったりなど、表情が変化する人に使いましょう。