「琴線」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「琴線」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「琴線」という言葉を使った例文や、「琴線」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「琴線」とは?意味
- 「琴線」の表現の使い方
- 「琴線」を使った例文や短文など
- 「琴線」の類語や類義語・言い換え
「琴線」とは?意味
「琴線」には、「心の奥深くにて、物事に感動や共鳴を与える心情」という意味があります。
- 「琴線」の読み方
- 「琴線」の由来
「琴線」の読み方
「琴線」の読み方は、「きんせん」になります。
「琴線」の由来
「琴線」は、楽器の琴の糸が鳴る様子を、感動する心に、例えてできた言葉になります。
「琴線」の表現の使い方
「琴線」の表現の使い方を紹介します。
「琴線」には、「心の奥深くにて、物事に感動や共鳴を与える心情」という意味があります。
そこで、誰の心の奥深くにもある、物事に感動する共鳴しやすい感情について話す時、「琴線」という言葉を使ってみましょう。
例えば、何を見ても、どのような音楽を聞いても泣かないという人がいるかもしれません。
しかしなぜか、子犬を見ると、動いているだけで感動してしまうという人がいるかもしれません。
このような人は、「子犬の仕草が琴線に触れる」などと、「琴線」ということを使い、自分の感情を説明できます。
「琴線」を使った例文や短文など
「琴線」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「琴線」を使った例文1
- 「琴線」を使った例文2
「琴線」を使った例文1
「私の父親は、時々『琴線』に触れる言葉を言う」
この例文は、自分の父親が、時として、心の奥底にあるような、感動しやすい部分に触れるような発言をするという文章になります。
このように「琴線」には、「心の奥深くにある、物事に感動する共鳴しやすい感情」という意味があります。
父親は読書家で、「琴線に触れやすい」言葉をいくつも知っているのかもしれません。
「琴線」を使った例文2
「彼の怒りの『琴線』に触れないよう、容姿の話には触れないでおこう」
この例文はある男性の怒りを共鳴しやすい感情を刺激しないよう、容姿の話についてはしないようにしようという文章になります。
その男性は自分の容姿にコンプレックスを持っているため、容姿関連について話すと怒りやすくなっているのかもしれません。
「琴線」の類語や類義語・言い換え
「琴線」の類語や類似を紹介します。
- 「胸に響く」【むねにひびく】
- 「心にしみる」【こころにしみる】
「胸に響く」【むねにひびく】
「胸に響く」は「人の行動や言葉に心が動かされる」を意味します。
「胸に響くメロディ」「胸に響く、セリフ」などという使い方をします。
「心にしみる」【こころにしみる】
「心にしみる」には、「徐々に、じわじわと、心に浸透していく様」という意味があります。
「心にしみる映画」は、「一見では理解できなくても、徐々にじわじわと、感慨深さが感じられる映画」という意味になります。
「心にしみるお言葉」などという使い方をします。
「琴線」という言葉について見てきました。
「心の奥深くにて、物事に感動や共鳴を与える心情」について話す時、「琴線」という言葉を使ってみましょう。