「気丈」とは?意味や使い方!例文や解釈
「気丈」という表現は、「葬式でも気丈に振る舞っていました」や「気丈な人ですから弱音は吐きません」といった文章で使われますが、「気丈」にはどのような意味があるのでしょうか?
「気丈」の表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・気丈と強情の違い・例文・英語」などについて、詳しく解説します。
目次
- 「気丈」とは?
- 「気丈」の表現の使い方
- 「気丈」を使った言葉と意味を解釈
- 「気丈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「気丈」と「強情」の意味の違い
- 「気丈」の類語や類義語・言い換え
- 「気丈」の英語と解釈
「気丈」とは?
「気丈」という表現は、「困難・ストレスに負けないほど、心がしっかりとしているさま」を意味しています。
「気丈」というのは、「危急の際にも落ち着いていて、強い気持ちをしっかり保っているさま」や「気丈夫(きじょうぶ)なこと」を意味している表現なのです。
- 「気丈」の読み方
「気丈」の読み方
「気丈」の読み方は、「きじょう」になります。
「気丈」の表現の使い方
「気丈」の表現の使い方は、「困難・危急の時・ストレスに負けないほどに、心(気持ち)がしっかりとしているさまやその人」を指し示して使うという使い方になります。
例えば、「どんなに厳しい局面でも笑って気丈に振る舞ってくれる彼女に、今まで何度励まされたことか分かりません」といった文章で使用することができます。
「気丈」を使った言葉と意味を解釈
「気丈」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「気丈に振る舞う」【きじょうにふるまう】
- 「気丈な性格」【きじょうなせいかく】
- 「気丈な女性」【きじょうなじょせい】
「気丈に振る舞う」【きじょうにふるまう】
「気丈に振る舞う」という表現は、「つらくて苦しい状況(悲しくてつらい状況)でも、弱音を吐かずに気持ちがしっかりしているように元気に見せて振る舞うこと」を意味しています。
例えば、「彼女は病気で衰弱した夫を献身的に介護しながら、気丈に振る舞っていました」などの文章で使うことができます。
「気丈な性格」【きじょうなせいかく】
「気丈な性格」という言葉は、「少々の苦難やストレスに負けることがない、意志・気持ちが人並み以上にしっかりとしている性格」のことを意味しています。
例えば、「彼は気丈な性格なのでどんなにプレッシャーをかけても、それに屈してこちらの条件を飲むということはないでしょう」といった文章で使用することができます。
「気丈な女性」【きじょうなじょせい】
「気丈な女性」という表現は、「少々のことでは気持ちが折れることがない、心がしっかりとしたタフな女性(精神力が強い女性)」のことを意味しています。
例えば、「彼の奥さんは並みの男では及ばないような気丈な女性で、どんなにつらいことがあっても人前で涙を見せることはありませんでした」といった文章で使われます。
「気丈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「気丈」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「気丈」を使った例文1
- 「気丈」を使った例文2
「気丈」を使った例文1
「大切な人を亡くしたばかりでとても悲しくてつらいはずなのに、彼女は気丈に振る舞っていました」
この「気丈」を使った例文は、「大切な人を亡くしたばかりなのに、彼女は気持ちをしっかりと保って元気に見えるように振る舞っていた」という意味合いで使っています。
「気丈」を使った例文2
「私は若い頃から気丈な性格で知られているので、少々のストレスやプレッシャーには耐えられる自信があります」
この「気丈」を使った例文は、「気丈」という表現を、「私は若い頃から、苦難・つらさに負けないほど気持ち(心)がしっかりしている性格で知られているので」という意味を持つ文脈で使用しています。
「気丈」と「強情」の意味の違い
「気丈」という表現は、「危難・つらいことにも負けないほど、気持ち(心)をしっかりと保っているさま」を意味しています。
それに対して、「強情」という表現は「気が強くて頑固であるさま」や「相手に対して意地を張って、なかなか自分の意見・考えを変えないさま」を意味しているという違いがあります。
「気丈」という表現は「つらい時にも心がしっかりとしていて取り乱さないこと」に意味の重点がありますが、「強情」という表現は「気が強くて(頑固で)なかなか自分の意見・考えを改めないこと」に意味の重点があるという違いがあります。
「気丈」の類語や類義語・言い換え
「気丈」の類語・類義語・言い換えを紹介して、その意味を説明していきます。
- 「しっかり・強か」
- 「たくましい・強靭」
- 「打たれ強い・タフ」
「しっかり・強か」
「気丈」という表現は、「心・気持ちがしっかりとしていること」や「多少のことでは心が折れることがなくてしたたかなさま」を意味しています。
「強か」という言葉は、「粘り強くてしぶといさま」や「しっかりしていて手ごわいこと」を意味する言葉です。
その意味から、「気丈」という表現は「しっかり・強か」という表現で言い換えることが可能なのです。
「たくましい・強靭」
「気丈」という表現は、「ストレス・困難に直面しても、それに屈しないほどたくましくて心がしっかりしているさま」を意味しています。
「強靭」というのは、「柔軟で粘りがあって強いこと」や「タフで簡単には屈しないさま」を意味している言葉です。
それらの意味から、「気丈」と近い類似の意味を持つ類語(シソーラス)として、「たくましい・強靭」を上げることができます。
「打たれ強い・タフ」
「気丈」という表現は、「精神的にタフ・強靭であり、ストレス・困難に対しても打たれ強くて動揺しないさま」を意味しています。
「タフ」というのは、「打たれ強くて強靭なこと・打撃やストレスに対して耐久力があること」を意味する言葉です。
その意味から、「気丈」と同じような意味を持つ類義語として、「打たれ強い・タフ」という表現を指摘することができます。
「気丈」の英語と解釈
「気丈」という言葉を英語で書き表して、その意味を解釈していきます。
“courageous”(勇気がある・度胸がある・気丈な)
“tough”(タフ・耐久力がある・屈しない・気丈)
“stouthearted”(豪胆な・勇敢な・気丈な)
“He was acting courageously at the time of the serious accident.”
「気丈」という言葉を使ったこの英語の例文は、「彼は深刻な事故の時にも、気丈に振る舞っていました」ということを意味しています。
この記事で説明した「気丈」の表現には、「困難・ストレスに負けないほど、心(意志・気持ち)がしっかりとしているさま」や「危難に直面しても精神的に落ち着いていること」などの意味があります。
「気丈」の類語・類義語として、「しっかり・強か」「たくましい・強靭」「打たれ強い・タフ」などがあります。
「気丈」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。