「徹底ぶり」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「徹底ぶり」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「徹底ぶり」の意味
- 「徹底ぶり」の表現の使い方
- 「徹底ぶり」を使った例文と意味を解釈
- 「徹底ぶり」の類語や類義語
「徹底ぶり」の意味
「徹底ぶり」の意味は、「考え方や行動が甚だしく首尾一貫している様子のこと」です。
意志の強い人の場合、最初から芯の通った言動をする様に心がけます。
その中でも妥協をせずに、全ての点において首尾一貫した行動を取ろうと努力をする人のことを言います。
細かいことでも見逃さず、自分がこうと決めたことに従ってやり通す時の表現です。
- 「徹底ぶり」の読み方
- 「徹底ぶり」の言葉の成り立ち
「徹底ぶり」の読み方
「徹底ぶり」の読み方は、「てっていぶり」になります。
読み方は難しくないのですが、「徹」を「撤」と書き間違えない様にしましょう。
「徹底ぶり」の言葉の成り立ち
「徹底ぶり」の「徹底」は、「中途半端でなく一貫していること」「隅々まで行き届くこと」という意味があります。
「ぶり」は名詞や動詞の連用形に付き、「ものごとの様子・あり方」を表し、「仕事ぶり」「働きぶり」などに使われます。
つまり、「徹底ぶり」は「中途半端でなく一貫している様子が分ること」という意味で使われているのです。
「徹底ぶり」の表現の使い方
「徹底ぶり」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人の行動の様子を表す
- 「徹底ぶり」と「徹底的」の違い
文法的な使い方
「徹底ぶり」は名詞で、文末に使う時には形容動詞として「徹底ぶりだ・である」となります。
副詞として使う時には「徹底ぶりで」になり、形容詞として使う時には「徹底ぶりの」になります。
人の行動の様子を表す
「徹底ぶり」は、どの様に「徹底」しているのかという様子を表す言葉です。
「徹底していること」よりも、「どれほど徹底しているか」という点を強調する時に使われます。
「徹底ぶり」と「徹底的」の違い
「徹底ぶり」と似た言葉に「徹底的」があります。
「徹底ぶり」は、「どの様に徹底しているのかを表す表現」です。
「徹底的」は、「徹底する性質があること」を表します。
この2つの言葉の違いは、「現在の状態を表しているか性質を表しているか」という点です。
「徹底ぶり」を使った例文と意味を解釈
「徹底ぶり」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「徹底ぶり」を使った例文1
- 「徹底ぶり」を使った例文2
「徹底ぶり」を使った例文1
「ダイエットの為に甘い物を一切やめるという徹底ぶりだった」
ダイエットをすると思い立ったら、甘い物を一切やめてやり遂げました。
普通にお菓子を我慢するだけではなく、砂糖を使ったものは絶対に食べないなど、意志が強いことを表しています。
「徹底ぶり」を使った例文2
「海外赴任が決まり、英語を覚える為に朝晩英会話教材で勉強するという徹底ぶりだった」
海外赴任が決まった人が、短期間で英会話を覚える為に必死で勉強したことを表しています。
「徹底ぶり」の類語や類義語
「徹底ぶり」の類語や類義語を紹介します。
- 「半端無し」【はんぱなし】
- 「容赦なし」【ようしゃなし】
「半端無し」【はんぱなし】
「中途半端ではなく程度が高く、しかもきっちり行う様子」という意味です。
「容赦なし」【ようしゃなし】
「一切手加減をしないこと」という意味です。
「徹底ぶり」は「考え方や行動が甚だしく首尾一貫している様子のこと」という意味です。
その人の何かに対するこだわりが伝わる時に使いましょう。