「帰路」とは?意味や使い方!例文や解釈
「帰路」という表現は「旅先からの帰路に就きました」や「夜の帰路は暗いので気をつけて下さい」などの文章で使われますが、「帰路」にはどのような意味があるのでしょうか?
「帰路」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・反対語・類義語・英語」などについて、詳しく解説していきます。
目次
- 「帰路」とは?
- 「帰路」の表現の使い方:「帰路に就く」の漢字表記
- 「帰路」を使った言葉と意味を解釈
- 「帰路」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「帰路」の反対語
- 「帰路」の類語や類義語・言い換え
- 「帰路」の英語と解釈
「帰路」とは?
「帰路」という表現は、「帰り道・帰途(きと)」を意味しています。
「帰路」というのは、「出先から自分の家に帰る道」や「出発してきた元の場所(ホテル・旅館・車など)に帰る道」を意味している表現なのです。
「帰路」という表現は、「ようやく帰路に就きました」のように、「帰路に就く」という慣用句的な表現で使用されることが多くなっています。
- 「帰路」の読み方
「帰路」の読み方
「帰路」の読み方は、「きろ」になります。
「帰路」の表現の使い方:「帰路に就く」の漢字表記
「帰路」の表現の使い方は、「どこかからの帰り道・帰る途中・帰っているところ」といった意味で使うという使い方になります。
例えば、「アメリカからの帰路は、飛行機の長旅になります」といった文章で使えます。
「帰路」という表現は、一般的に「帰路に就く」という慣用句で使用されることが多くなっていますが、正しい漢字表記は「帰路に着く」ではなくて「帰路に就く」なので注意してください。
「着く」は「目的地に到着する」の意味ですが、「就く」は「ある動作に着手すること・ある動作を始めること」を意味しています。
「帰路に就く」は、「帰り道を進み始める・歩き始める」といったニュアンスを持っているのです。
「帰路」を使った言葉と意味を解釈
「帰路」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「帰路に就く」【きろにつく】
- 「帰路を進む」【きろをすすむ】
- 「帰路は遠い」【きろはとおい】
「帰路に就く」【きろにつく】
「帰路に就く」という表現は、「帰り道につくこと」や「帰り道を進み始めること(帰り道を進んでいる途中の状態にあること)」を意味しています。
例えば、「夜7時には何とか仕事を終わらせて、帰路に就きました」といった文章で使用することができます。
「帰路を進む」【きろをすすむ】
「帰路を進む」という言葉は、「帰り道を進んでいること」や「帰りの道の途中を歩いていること」を意味しています。
例えば、「帰路を進んでいる時に、上司から呼び出しの電話がかかってきました」などの文章で使われています。
「帰路は遠い」【きろはとおい】
「帰路は遠い」という表現は、「家に帰るまでの道のりが長いこと」や「なかなか帰り道につけないこと(なかなか帰れないこと)」を意味しています。
例えば、「母国から遥か遠くに離れたアフリカの国に滞在していると、やはり帰路は遠いとの思いが強くなります」といった文章で使うことができます。
「帰路」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「帰路」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「帰路」を使った例文1
- 「帰路」を使った例文2
「帰路」を使った例文1
「その日、あなたが会社から帰路に就いた時間をできるだけ正確に思い出してくださいと、警察官から事情聴取を受けました」
この「帰路」を使った例文は、「帰路」という表現を、「あなたが会社から帰り道を進み(歩き)始めた時間、帰り道に就いた時間」という意味で使っています。
「帰路」を使った例文2
「往路はフェリーを利用してのんびり目的地を目指しましたが、急ぎの用事ができたので、帰路は朝一番の航空便で帰ることにしました」
この「帰路」を使った例文は、「帰り道は朝一番の航空便で帰ることにした」という意味合いで、「帰路」の表現を使用しています。
「帰路」の反対語
「帰路」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「往路・行く道」
「往路・行く道」
「往路」という表現は、「ある場所(目的地)に行く時の道・行き道」を意味しています。
「帰路」という表現は、「ある場所から家に帰る時の道・帰り道」のことを意味していますから、「帰路」とは正反対の意味を持つ反対語として、「往路・行く道」の表現を上げることができるのです。
「帰路」の類語や類義語・言い換え
「帰路」の類語・類義語・言い換えを紹介して、その意味を解説していきます。
- 「帰り道・帰り」
- 「帰途・復路」
- 「家路・帰還」
「帰り道・帰り」
「帰路」という表現は、「どこか出かけた先からの帰り道」や「家(拠点)への帰り道・帰り」を意味しています。
その意味合いから、「帰路」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「帰り道・帰り」の表現を上げることができます。
「帰途・復路」
「帰途」という表現は、「帰り道・帰る途中」を意味しています。
「復路」というのは「往路」の反対語(対義語)であり、「(行き道に対する)帰り道」や「目的地から元の拠点(自宅など)に戻る道」のことを意味しています。
これらの意味合いから、ある場所から自宅(拠点)への帰り道を意味する「帰途」という表現は、「帰途・復路」という表現に言い換えることが可能なのです。
「帰途」は「帰路に就く」と同じように、「帰途に就く」という言い方をすることができます。
「家路・帰還」
「家路」という言葉は、「家(自宅)へと帰る道」のことを意味しています。
「帰還」というのは、「どこかから元の自宅・拠点などに帰ってくること」を意味する表現です。
それらの意味合いから、帰り道や帰りを意味する「帰路」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「家路・帰還」を指摘することができます。
「帰路」の英語と解釈
「帰路(帰路に就く)」という言葉を英語で書き表して、その意味を解釈していきます。
“return home”(戻る・家に帰る・帰路に就く)
“head home, leave for home”(自宅に向かって出発する・帰路に就く)
“start one's homeward”(~が家に帰り始める・帰路に就く)
“We left for home because the rocal festival was over.”
「帰路」を使ったこの英語の例文は、「地域のお祭りが終わったので、私たちは帰路に就きました」ということを意味しています。
この記事で解説した「帰路」の表現には、「帰り道・帰途」や「自分の家に帰る道・出発した元の場所(ホテルなど)に帰る道」などの意味があります。
「帰路」の類語・類義語として、「帰り道・帰り」「帰途・復路」「家路」などがあります。
「帰路」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。