「惨状」とは?意味や使い方!例文や解釈
「惨状」という表現は「目を覆わんばかりの惨状が広がった」や「戦争の惨状は言葉で表しきれない」などの文章で使われますが、「惨状」にはどんな意味があるのでしょうか?
「惨状」の「意味・読み方・使い方・例文・惨状と窮状の違い・類義語・英語」などについて、詳しく解説します。
目次
- 「惨状」とは?
- 「惨状」の表現の使い方
- 「惨状」を使った言葉と意味を解釈
- 「惨状」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「惨状」と「窮状」の意味の違い
- 「惨状」の類語や類義語・言い換え
- 「惨状」の英語と解釈
「惨状」とは?
「惨状」という表現は、「直視することが難しいむごたらしい状況」や「目を背けたくなるような残酷なありさま」を意味しています。
また「惨状」という言葉には、「惨めで痛々しいありさま」や「ありのままを見ることがつらい痛々しい状態」といった意味もあります。
- 「惨状」の読み方
「惨状」の読み方
「惨状」の読み方は、「さんじょう」になります。
「惨状」の表現の使い方
「惨状」の表現の使い方は、「そのまま直視することが難しいむごたらしい状況」や「惨めで情けなく、痛々しいありさま」を指示して使うという使い方になります。
例えば、「殺人事件の現場の惨状は背筋が凍るようなものでした」や「荒れ果てた部屋の惨状が居住者の悲しみを物語っていました」といった文章で、「惨状」の表現を適切に使うことができます。
「惨状」を使った言葉と意味を解釈
「惨状」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「交通事故の惨状」【こうつうじこのさんじょう】
- 「目を覆うような惨状」【めをおおうようなさんじょう】
- 「孤独な老後の惨状」【こどくなろうごのさんじょう】
「交通事故の惨状」【こうつうじこのさんじょう】
「交通事故の惨状」という表現は、「交通事故が起こった後に残る死傷者の痕跡・血液、車の破損した部品などのむごたらしいありさま」を意味しています。
例えば、「交通事故の惨状を目撃して、安全運転の必要性を再認識させられました」といった文章で、この表現を使用することができます。
「目を覆うような惨状」【めをおおうようなさんじょう】
「目を覆うような惨状」という言葉は、「目を覆って見たくないような悲惨で痛々しい状況、むごたらしい残酷な状態」のことを意味しています。
例えば、「テロリストの仕掛けた爆弾で大きな爆発が起こったその周辺には、目を覆うような惨状が広がっていました」などの文章で使われます。
「孤独な老後の惨状」【こどくなろうごのさんじょう】
「孤独な老後の惨状」という表現は、「誰も話し相手や介護してくれる人もいない孤独な老後の悲惨で残酷なありさま」を意味しています。
例えば、「今よりもさらに少子高齢化が進行すれば、孤独な老後の惨状を目の当たりにする人も増えてくるでしょう」といった文章で使用できます。
「惨状」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「惨状」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「惨状」を使った例文1
- 「惨状」を使った例文2
「惨状」を使った例文1
「一人暮らしをしている大学生の息子の荒れ果てた生活の惨状を目にして、厳しく生活態度を注意しました」
この「惨状」を使った例文は、「惨状」という表現を、「一人暮らしをしている大学生の息子の荒れ果てた生活の痛々しいありさま」という意味を持つ文脈で使用しているのです。
「惨状」を使った例文2
「戦争の惨状というのは、実際に戦争の現場で爆撃を経験したり死傷者を目撃したりした人でないと、本当の意味でその恐ろしさは分からないものです」
この「惨状」を使った例文では、「多くの人々が死傷する戦争の悲惨でむごたらしい状況」という意味合いで、「惨状」という表現を使用しています。
「惨状」と「窮状」の意味の違い
「惨状」という表現は「目を背けたくなるような悲惨でむごたらしい残酷な状況」を意味していますが、「窮状」という表現は「主に経済的・物質的に欠乏して苦しんでいる状況」を意味しているという違いがあります。
「惨状」には「窮状」のような「経済生活に物質的・金銭的に困窮して苦しんでいる状態」という意味合いはなく、「惨状」の表現は「むごたらしいありさま・痛々しい状況」のことを意味しているのです。
そのため、「必死に働いて家計の窮状を抜け出した」とは言えますが、「必死に働いて家計の惨状を抜け出した」とは通常言いません。
また「事故現場の惨状に恐怖を感じた」とは言いますが、「事故現場の窮状に恐怖を感じた」とは言わないのです。
「惨状」の類語や類義語・言い換え
「惨状」の類語・類義語・言い換えを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「悲惨さ・惨めさ」【ひさんさ・みじめさ】
- 「塗炭・困窮」【とたん・こんきゅう】
- 「ひどい環境・劣悪な状況」【ひどいかんきょう・れつあくなじょうきょう】
「悲惨さ・惨めさ」【ひさんさ・みじめさ】
「惨状」という表現は、「悲惨で痛々しい残酷な状況」や「目を背けたくなるような惨めなありさま」のことを意味しています。
その意味合いから、「惨状」とほぼ同じような意味のニュアンスを持つ類語(シソーラス)として、「悲惨さ・惨めさ」を上げることができます。
「塗炭・困窮」【とたん・こんきゅう】
「塗炭」という表現は「きわめて辛くてひどい境遇」を意味していて、「困窮」という表現は「悲惨な状況に追い詰められて困り果てること」を意味しています。
それらの意味から、惨めに追い詰められたむごたらしい状況を意味する「惨状」という表現は、「塗炭・困窮」という表現で言い換えることが可能なのです。
「ひどい環境・劣悪な状況」【ひどいかんきょう・れつあくなじょうきょう】
「惨状」という表現は、「目を背けたくなるような劣悪で情けない状況」や「痛々しいほどにひどい環境・暮らしぶり」を意味しています。
これらの意味合いから、「惨状」と近しい類似した意味を持つ類義語として、「ひどい環境・劣悪な状況」という表現を指摘することができるのです。
「惨状」の英語と解釈
「惨状」という言葉を英語で表現して、その意味を解釈していきます。
“a terrible sight”(ひどいありさま・ひどい光景・惨状)
“a horrible spectacle(scene)”(ひどい光景・恐ろしい場面・惨状)
“a miserable condition”(惨めな状態・悲惨な状況・惨状)
“She could not bear to see her boyfriend's terrible sight(horrible scene).”
「惨状」という言葉を使ったこの英語の例文は、「彼女は彼氏の惨状を見ることに耐えられなかったのです」ということを意味しています。
この記事で解説した「惨状」の表現には、「目を背けたくなるような残酷なありさま」や「悲惨で痛々しい状態」などの意味があります。
「惨状」の類語・類義語として、「悲惨さ・惨めさ」「塗炭・困窮」「ひどい環境・劣悪な状況」などがあります。
「惨状」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。