「大規模修繕工事」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
タワマンに住んでいると「大規模修繕工事」という言葉を耳にすることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「大規模修繕工事」の意味
- 「大規模修繕工事」の表現の使い方
- 「大規模修繕工事」を使った例文と意味を解釈
- 「大規模修繕工事」の類語や類義語
「大規模修繕工事」の意味
「大規模修繕工事」とは、マンションの老朽化を防ぎ、設備の性能を維持する為に、多額の費用がかかる修繕を行うことを言います。
具体的には「外壁塗装工事・屋上防水くじ・給水管工事・排水管工事」など、建物の内部に及ぶ工事のことで、一部のみではなく、建物全体で計画的に行う必要があります。
因みに「大規模修繕工事」に対して一部のみで済む少額の修繕は「小規模修繕工事」と言います。
- 「大規模修繕工事」の読み方
- 「修繕」と「改修」の違い
「大規模修繕工事」の読み方
「大規模修繕工事」の読み方は、「だいきぼしゅうぜんこうじ」になります。
どこで区切っていいのか分からないと読みにくいのですが、「大規模」「修繕」「工事」に分けると読み易くなります。
「修繕」と「改修」の違い
「大規模修繕工事」に対して「大規模改修工事」がありますが、この2つには明確な定義の違いがあります。
「大規模修繕工事」は、「マンションの性能を維持する」「原状回復を目的とする」という意味です。
「大規模改修工事」は、「時代の変化により初期の性能よりも高い性能にするのが目的」という意味です。
一般的に「修繕」と「改修」を同時に行うことも多く、それだけ時間も費用もかかることになります。
「大規模修繕工事」の表現の使い方
「大規模修繕工事」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- マンション全体で計画的に行う工事のこと
文法的な使い方
「大規模修繕工事」は名詞で、文末に使う時には「大規模修繕工事を行う・行った」「大規模修繕工事をする・した」になります。
形容動詞として「大規模修繕工事だ・である」と使うこともあります。
マンション全体で計画的に行う工事のこと
「大規模修繕工事」はマンション全体で計画的に時期を決めたり、費用を積み立てたりして行うものです。
自分の一室だけを大幅に修繕した場合には使われません。
「大規模修繕工事」を使った例文と意味を解釈
「大規模修繕工事」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「大規模修繕工事」を使った例文1
- 「大規模修繕工事」を使った例文2
「大規模修繕工事」を使った例文1
「大規模修繕工事があるので今から半年は足場が組まれた状態になる」
外壁塗装工事があると、建物全体に足場が組まれてしまい、窓の外に人がいる状態になることを表しています。
「大規模修繕工事」を使った例文2
「タワマンなので大規模修繕工事が難しい」
タワーマンションは高層なので、大規模修繕工事が困難なことを言っています。
「大規模修繕工事」の類語や類義語
「大規模修繕工事」の類語や類義語を紹介します。
- 「大がかりなメンテナンス工事」【おおがかりなめんてなんすこうじ】
- 「大がかりなリフォーム工事」【おおがかりなりふぉーむこうじ】
「大がかりなメンテナンス工事」【おおがかりなめんてなんすこうじ】
「メンテナンス」は「修繕」という意味で、日本語化しています。
システムのメンテナンスだけではなく、現場用語としても使われます。
「大がかりなリフォーム工事」【おおがかりなりふぉーむこうじ】
不動産で「修繕」は「リフォーム」に当たります。
因みに「改修」は「リノベーション」になります。
「大規模修繕工事」の意味は「マンションの老朽化防止と設備の性能維持を目的とした、多額の費用がかかる修繕のこと」です。
タワマンなど大きなマンションの修繕に対して使いましょう。