「若干違う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「若干違う」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「若干違う」とは?意味
- 「若干違う」の表現の使い方
- 「若干違う」を使った例文と意味を解釈
- 「若干違う」の類語や類義語
「若干違う」とは?意味
「若干違う」の意味は「ほんの少しだけ異なる点があること」です。
比較するものや理想とするものとほぼ同じ程度なのですが、「ごくわずかだが違っている」時の表現です。
違いが少ないのでそのままでいいという訳ではなく「ほんの少しだけども異なっていて納得できない」という意味で使われます。
- 「若干違う」の読み方
- 「若干違う」を分解してい解釈
- 「若干」と「弱冠」の違い
「若干違う」の読み方
「若干違う」の読み方は、「じゃっかんちがう」になります。
「若干」の読み方が難しいので覚えておきましょう。
「若干違う」を分解してい解釈
「若干違う」は「若干+違う」で成り立っています。
「若干」の「若」は「ごとし」という意味で、「干す」は「十」と「一」で構成されています。
つまり、「一の様でもあれば十の様でもある」ということから、「はっきりしないけれども少ない数量や程度」を表しています。
「違う」は「比べてみて同じではない状態」という意味です。
このことから、「はっきりしないけれども比べてみれば僅かに同じではない」という意味で使われる様になりました。
「若干」と「弱冠」の違い
「若干」と同じ読み方をする言葉に「弱冠」があります。
この2つは明確な使分けがあります。
「若干」は「数量や程度が少ないこと」という意味です。
「弱冠」は「年齢が若いこと」という意味で、人に対してのみ使われます。
意味が全く違うので覚えておきましょう。
「若干違う」の表現の使い方
「若干違う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 数量や程度が明確でないこと
文法的な使い方
「若干違う」は動詞を伴った言葉ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「若干違い」「若干違って」になり、名詞として使う時には「若干の違い」になります。
数量や程度が明確でないこと
「若干の違い」は、明確な違いがない時に使います。
何がどの位少ないのか、どこがどう違うのかなど、ハッキリと説明できない、或いはする程でもない時の表現です。
「若干違う」を使った例文と意味を解釈
「若干違う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「若干違う」を使った例文1
- 「若干違う」を使った例文2
「若干違う」を使った例文1
「コーディネートの仕上りが思っていたのと若干違う」
服装を色々と考えてベストなコーディネートを考えたのですが、いざ着て見ると想像していた仕上りと何となく違うことを表しています。
「若干違う」を使った例文2
「双子でも良く見ると若干違う」
双子がいていつも間違えるのですが、よく見るとそれぞれ何となく雰囲気や表情が違っていることが分るという意味です。
「若干違う」の類語や類義語
「若干違う」の類語や類義語を紹介します。
- 「微妙に違う」【びみょうにちがう】
- 「紙一重の差」【かみひとえのさ】
「微妙に違う」【びみょうにちがう】
「非常に細かい点で同じとは言えない」という意味です。
「紙一重の差」【かみひとえのさ】
「紙一枚の厚さ程しかないごくわずかな違い」という意味です。
「若干違う」は「ほんの少しだけ異なる点があること」という意味です。
どうとは言えないけれども違っていると言いたい時に使いましょう。