「思惑買い」とは?!意味や解説
この「思惑買い」は、相場の世界で使われる専門用語の1つです。
目次
- 「思惑買い」とは?
- 「思惑買い」の概要
「思惑買い」とは?
「思惑買い」とは、これからその投資対象の取引価格が上がるだろうという予測から買う行為を指して使います。
「思惑買いで、○○の株式を10万円ほど買ってしまった」のような使い方になり、もちろんいい加減な予想などで買う訳ではなく、それなりの根拠があって買うことだと考えていいでしょう。
ただし、そのような根拠こそあるものの、そこまで確定的な要素という訳ではなく、どちらかと言えば「運頼り」な面が強い買い方に対して使う言葉です。
- 「思惑買い」の読み方
「思惑買い」の読み方
「思惑買い」は、「おもわくがい」と読みます。
上がるという思惑があって買うことから作られた言葉で、「見越し買い」(みこしがい)とも表現されます。
株式などの相場(金融)商品の購入は、もちろんそれの価値が上がると思うからこそ行うものなので、その意味ではほぼ全てがこの「思惑買い」だと表現できなくもありません。
「思惑買い」の概要
上のように、上がることを期待した相場商品の購入は、そのほとんどが「思惑買い」だと言えるかも知れませんが、この「思惑買い」と専門用語として使う場合には、「ただの思惑買いだよ」のように、それほど強い根拠はない場合です。
つまり、それが上がる、上がりそうだと話題になっているようなこともない、自分がただ上がると思っただけの買い方だと考えていいでしょう。
その為、先のように「運頼り」と表現するのが合っている言葉になります。
「思惑買い」は、言い換えると「自分の勘で上がると思って買うこと」と言えなくもありません。
しかし、単なる勘という訳でもなく、一応の(自分なりの)根拠はあると考えていいでしょう。
尚、相場取引では、(信用)売りから入ることもできます。
その場合に「思惑買い」と同様に、ほとんど自分だけの思惑で売ることを「思惑売り」と表現します。
こちらもよく使われている相場用語です。