「段取りが悪い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「段取りが悪い」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「段取りが悪い」とは?意味
- 「段取りが悪い」の表現の使い方
- 「段取りが悪い」を使った例文と意味を解釈
- 「段取りが悪い」の類語や類義語
「段取りが悪い」とは?意味
「段取りが悪い」の意味は「ものごとの進め方が下手であること」です。
何か行動をする時に、下準備をおろそかにしてしまい、当日スムーズにいかなかったり混乱をきたしてしまうことを言います。
やるべきことをやらなかったというよりも、よりスムーズに、皆が満足する様な配慮をしなかった時の表現です。
- 「段取りが悪い」の読み方
- 「段取りが悪い」を分解して解釈
「段取りが悪い」の読み方
「段取りが悪い」の読み方は、「だんどりがわるい」になります。
「だんとり」と読み間違わない様にしましょう。
「段取りが悪い」を分解して解釈
「段取りが悪い」は「段取り+が(助詞)+悪い」で成り立っています。
「段取り」には2つ意味があり、1つ目は「芝居でストーリー展開や、エピソードの組み立て」という意味です。
2つ目は「ものごとを行う時に事前に手順や順序を決めたり、準備をすること」という意味です。
日常会話ではこちらの意味で使われることが多くなります。
「悪い」は「良くない」という意味の他に「能力が劣っている」「下手である」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとを行う手順や準備が下手なこと」という意味で使われています。
「段取りが悪い」の表現の使い方
「段取りが悪い」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 仕事が出来ない人を表す
文法的な使い方
「段取りが悪い」は形容詞で、文末にそのまま使ったり、「段取りが悪かった」として使います。
また、「段取りが悪い〇〇」と名詞を修飾して使ったり、副詞として「段取りが悪く」と使うこともあります。
仕事が出来ない人を表す
人に対して「段取りが悪い人」と言うと、「仕事をする手順や準備が下手な人」、つまり「仕事が出来ない人」を表します。
たまたまその仕事に対して「段取りが悪かった」のならば挽回のチャンスもあるのですが、「段取りが悪い人」とラべリングされると人を見下した言い方になるので注意しましょう。
「段取りが悪い」を使った例文と意味を解釈
「段取りが悪い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「段取りが悪い」を使った例文1
- 「段取りが悪い」を使った例文2
「段取りが悪い」を使った例文1
「今回の幹事は非常に段取りが悪い」
宴会の幹事が準備を怠り、食事や飲み物のオーダーが混乱したり、スピーチの時間がずれこんだりしてイラッとしたことを表しています。
「段取りが悪い」を使った例文2
「仕事の段取りが悪くて残業ばかりしている人がいる」
空いている時間に仕事の下準備をしなかったり、優先順位を考えずに手を付けて、残業を増やしている人がいることを表しています。
「段取りが悪い」の類語や類義語
「段取りが悪い」の類語や類義語を紹介します。
- 「要領が悪い」【ようりょうがわるい】
- 「手際が悪い」【てぎわがわるい】
「要領が悪い」【ようりょうがわるい】
「やりかたが悪くてものごとをスムーズに処理できないこと」という意味です。
「手際が悪い」【てぎわがわるい】
「もたもたしていてで効率が悪いこと」という意味です。
「段取りが悪い」は「ものごとの進め方が下手であること」という意味です。
もっと上手くやればいいのにと思う時に使いましょう。