「狡い」とは?意味や使い方!例文や解釈
「狡い」という表現は「狡い相手に騙された」や「狡い真似をしてまで勝ちたいとは思わない」などの文章で使われますが、「狡い」は「読み方」によっても意味が変わってきます。
「狡い」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・反対語・類義語・英語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「狡い」とは?
- 「狡い」の表現の使い方
- 「狡い」を使った言葉と意味を解釈
- 「狡い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「狡い」の反対語
- 「狡い」の類語や類義語・言い換え
- 「狡い」の英語と解釈
「狡い」とは?
「狡い(ずるい)」という表現は、「自分を有利な立場にするために、相手をあざむいたり不正をしたりすること」や「悪賢いこと・自分のために動く時の要領が良いこと・狡猾なこと」を意味しています。
また「狡い」という言葉には、「公平ではないさま・フェアではないこと」の意味合いもあります。
「狡い」を「こすい」と読む場合は、「ケチなこと・吝嗇(りんしょく)なさま」や「金払いが悪いこと・払うべきお金をなかなか払わないこと」を意味しています。
- 「狡い」の読み方
「狡い」の読み方
「狡い」の読み方は、「ずるい」と「こすい」になります。
「狡い」の表現の使い方
「狡い」の表現の使い方は、「相手をあざむいてでも自分の利益を得ようとする悪賢さ(狡猾さ)がある場合」に使うという使い方になります。
例えば、「彼女はその狡い行為によって信用を失いました」などの文章で使われます。
また「狡い」の表現は、「公平(フェア)ではないさま」の意味合いでも使われます。
「狡い(こすい)」と読む時には、「ケチなこと・吝嗇なさま」を指して使うという使い方になります。
例えば、「狡いお金の使い方をする上司は頼りなく見えます」などの文章で使用できます。
「狡い」を使った言葉と意味を解釈
「狡い」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「狡い態度」【ずるいたいど】
- 「狡い女」【ずるいおんな】
- 「狡い性格」【こすいせいかく】
「狡い態度」【ずるいたいど】
「狡い態度」という表現は、「自分を有利な立場にしたり利益を得たりするために、要領よく振る舞う態度」や「相手を利用するためのはっきりしない曖昧な態度」を意味しています。
例えば、「はっきりと答えを言わない狡い態度に随分と悩まされました」などの文章で使うことができます。
「狡い女」【ずるいおんな】
「狡い女」という言葉は、「相手(男性)を利用するための計算をして、悪賢く振る舞う女性」や「男心を誘惑するだけ誘惑して悩ませ、最後は去っていく女」を意味しています。
例えば、「魅力のある狡い女と付き合うと、ストレスが溜まります」といった文章で使用できます。
「狡い性格」【こすいせいかく】
「狡い性格」という表現は、「金払いが悪くてケチ(吝嗇)な性格」を意味しています。
例えば、「女性のためにお金を少しも使いたくない狡い性格の男性は、一般的に女性に好かれにくいと言われています」といった文章で使うことができます。
「狡い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「狡い」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「狡い」を使った例文1
- 「狡い」を使った例文2
「狡い」を使った例文1
「カンニングなどの狡い(ずるい)真似をして試験に合格しても、まったく嬉しくありません」
この「狡い」を使った例文は、「狡い」という表現を、「自分の利益のために、カンニングなどの正しくない真似をして」という意味を持つ文脈で使っています。
「狡い」を使った例文2
「彼は狡い(こすい)男として有名だったので、もう誰も彼を合コンや飲み会に誘おうとはしませんでした」
この「狡い」を使った例文は、「金払いの悪いケチな男」という意味合いで、「狡い(こすい)」の表現を使用しています。
「狡い」の反対語
「狡い」の反対語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「正直・真面目」
「正直・真面目」
「狡い」の反対語は、「正直・真面目」になります。
「正直」という表現は、「嘘・いつわり・だましがなくて、まっすぐに相手と向き合うさま」を意味しています。
「真面目」という言葉は、「虚偽や不正行為がなくて、真剣に物事に向き合うさま」を意味しています。
これらの意味から、相手をあざむいてでも自分を有利にしようとする「狡い」とは反対の意味を持つ反対語として、「正直・真面目」を指摘できます。
「狡い」の類語や類義語・言い換え
「狡い」の類語・類義語・言い換えを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「狡猾・悪賢い」
- 「自己中心的・不正をする」
- 「吝嗇・ケチ」
「狡猾・悪賢い」
「狡い」の類語・言い換えとして、「狡猾・悪賢い」があります。
「狡猾」という表現は、「自分に有利な状況を作るために、ずるくて悪賢いこと」を意味しています。
「悪賢い」というのは、「人を利用して自分の利益を得るために、悪い方向の知性が高いこと」を意味している表現です。
それらの意味から、「狡い(ずるい)」という表現は「狡猾・悪賢い」という表現に言い換えることが可能なのです。
「自己中心的・不正をする」
「狡い」の類義語・言い換えには、「自己中心的・不正をする」があります。
「狡い(ずるい)」という言葉には、「自己中心的に相手をあざむいて利益を得ようとするさま」や「不正をしてでも自分に有利な状態にしようとすること」などの意味があります。
この意味合いから、「狡い」と近しい類似した意味を持つ類義語(シソーラス)として、「自己中心的・不正をする」という表現を上げられます。
「吝嗇・ケチ」
「狡い」の類義語・言い換えとして、「吝嗇・ケチ」があります。
「狡い(こすい)」という表現は、「他人のためにお金を使わずに吝嗇・ケチであるさま」を意味しています。
その意味合いから、「狡い」とほとんど同じような意味を持つ類義語として、「吝嗇・ケチ」を上げることができるのです。
「狡い」の英語と解釈
「狡い」という言葉を英語で表現して、その意味を解釈すると以下のようになります。
“cunning”(ずる賢い・狡猾な・狡い)
“not fair”(公平ではない・フェアではない・狡い)
“cheat”(不正をする・浮気をする・ずるをする・狡い)
“sly”(悪賢い・陰湿な・狡い)
“stingy”(ケチな・吝嗇な・狡い=こすい)
“He was used unreasonablely by that cunning(sly) woman.”
「狡い」という言葉を使ったこの英語の例文は、「彼はあの狡い女から、理不尽に利用されたのです」ということを意味しています。
この記事で解説した「狡い」の表現には、「人をあざむいてでも自分の利益を得ようとするさま・公平ではないこと」や「狡猾で悪賢い・ケチであるさま」などの意味があります。
「狡い」の類語・類義語として、「狡猾・悪賢い」「自己中心的・不正をする」「吝嗇・ケチ」などがあります。
「狡い」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。