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「諸悪の根源」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

この「諸悪の根源」は、大げさな使われ方も多いですが、大筋の意味からは外れていないことがほとんどだと考えていいでしょう。

諸悪の根源

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「諸悪の根源」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「諸悪の根源」とは?
  • 「諸悪の根源」の表現の使い方
  • 「諸悪の根源」を使った例文と意味を解釈
  • 「諸悪の根源」の類語や類義語


「諸悪の根源」とは?

「諸悪の根源」とは?

「諸悪の根源」は、悪事の大元や中枢と表現できる言葉です。

その為、本来はよほど悪い対象でないと使うべき言葉ではありませんが、冒頭のように、よく大げさと言える使い方をされる言葉で、実際にはそのように使われることが言っていいでしょう。

例えば、「この案件が失敗した諸悪の根源は間違いなくあいつだ」のように、ビジネス上の失敗の責任(とされる人)というような意味で使っていることも多く見られます。

  • 「諸悪の根源」の読み方

「諸悪の根源」の読み方

「諸悪の根源」の読み方は、「しょあくのこんげん」になります。

「諸悪」は、「あらゆる悪事」を表現する言葉で、その「大元」とされる「根源」と使っていることから、かなりの大物と表現できる悪い対象に対して使う言葉だと分かります。

よって、正しい意味で使うのであれば、麻薬組織のボスのようなイメージが思い浮かびますが、先のように、そこまでではない対象にも使える表現です。



「諸悪の根源」の表現の使い方

「諸悪の根源」の表現の使い方

「諸悪の根源」の表現の使い方を紹介します。

この「諸悪の根源」は上にも書いたように、言葉の響きより軽く使われることが多い言葉です。

そのように表現されている対象も、実際にはそれほど悪くはないどころか、ちょっとしたミスをしただけでそのように言われてしまう場合もあるほどです。

その為、あまり本来の意味で解釈することはなく、その件において責任をとるべき人(または、一番悪いと思われる人)として使うと考えておくのが現実的です。

「諸悪の根源」を使った例文と意味を解釈

「諸悪の根源」を使った例文と意味を解釈

「諸悪の根源」を使った例文と、その意味の解釈です。

こんな言葉は使われないに限りますが、見聞きした時の参考になるでしょう。

  • 「諸悪の根源」を使った例文1
  • 「諸悪の根源」を使った例文2

「諸悪の根源」を使った例文1

「あの会社がこの業界を牛耳っている諸悪の根源だ」

その業界を思い通りに支配している(と思われている)会社に対して使っています。

この言葉で「諸悪」と表現されるレベルとしては高い方ですが、その支配が全て合法の範囲であれば、本来の意味での「悪事」という訳でもありません。

「諸悪の根源」を使った例文2

「諸悪の根源と目された人物がついに失脚したようだ」

一番悪いと思われていた人が権力を失った、もしくは追放されたようだと言っています。

そこまで言われてしまうからには、それほどのことがあったのでしょう。



「諸悪の根源」の類語や類義語

「諸悪の根源」の類語や類義語

「諸悪の根源」の類語や類義語を紹介します。

こちらで言い換えてもほとんど場合で同じ意味だと考えて構いません。

  • 「全ての元凶」【すべてのげんきょう】

「全ての元凶」【すべてのげんきょう】

「諸悪の根源」ほど悪いニュアンスにはなりませんが、その「諸悪の根源」が大げさに使われることが多いという現実を考慮すると、こちらでも実際の意味はほぼ一緒だといういう場合がほとんどです。

icon まとめ

「諸悪の根源」という言葉は、本来は巨悪に対して用いるものですが、そこまでいかない対象にも使ってしまうことも多く、その場合も特に誤用という訳でもありません。


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