「寒心に堪えない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説やドラマなどで「寒心に堪えない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「寒心に堪えない」とは?
- 「寒心に堪えない」の表現の使い方
- 「寒心に堪えない」を使った例文と意味を解釈
- 「寒心に堪えない」の類語や類義語
「寒心に堪えない」とは?
「寒心に堪えない」の概要について紹介します。
- 「寒心に堪えない」の読み方
- 「恐怖の気持ちを抑えられない」の意味
- 「身の危険を感じて縮こまること」の意味
- 「寒心に堪えない」を分解して解釈
「寒心に堪えない」の読み方
「寒心に堪えない」は「かんしんにたえない」と読みます。
「寒心」は「かんじん」と読む人もいます。
「恐怖の気持ちを抑えられない」の意味
恐ろしいと思う気持ちが抑えられずに震えてしまうことを言います。
超常現象や何かの違和感などがあり、恐怖を感じて身の毛がよだっている状態です。
「身の危険を感じて縮こまること」の意味
自分の身に強い危険を感じて身体が縮こまってしまうことです。
犯人に追われている時や大きな災害に襲われて非難している時などの表現です。
「寒心に堪えない」を分解して解釈
「寒心に堪えない」は「寒心+に(助詞)+堪えない」で成り立っています。
「寒心」はこの言葉だけでも「恐怖を感じて全身がぞっとすること」という意味があります。
「堪えない」は「その感情を抑えられない」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「恐怖を感じて身の毛がよだつ気持ちが抑えられない」という意味で使われています。
「寒心に堪えない」の表現の使い方
「寒心に堪えない」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良くない状態の時に使われる
文法的な使い方
「寒心に堪えない」は動詞として文末に使ったり、「寒心に堪えない瞬間」など形容詞として使われます。
肯定形として「寒心に堪える」という使い方はしません。
副詞として使う時には「寒心に堪えず」になります。
良くない状態の時に使われる
「寒心に堪えない」は「身の毛がよだつ程の恐怖」に対して使われます。
同じ「身の毛がよだつ」でも「感動して大きな衝撃を受けた時」には使われません。
「寒心に堪えない」を使った例文と意味を解釈
「寒心に堪えない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「寒心に堪えない」を使った例文1
- 「寒心に堪えない」を使った例文2
「寒心に堪えない」を使った例文1
「近所で殺人事件があり犯人が逃走中と聞き、寒心に堪えない」
自宅の近くで殺人事件が発生して、まだ犯人が捕まっていません。
一人暮らしの人が恐怖と不安を感じていることを表しています。
「寒心に堪えない」を使った例文2
「心霊スポット巡りに誘ってくるなんて寒心に堪えない」
友人から心霊スポットに行こうと誘われて、それだけでも恐怖を感じて身の毛がよだっていることを表しています。
「寒心に堪えない」の類語や類義語
「寒心に堪えない」の類語を紹介します。
- 「戦慄する」【せんりつする】
- 「不安を隠せない」【ふあんをかくせない】
「戦慄する」【せんりつする】
「恐ろしさに寒気を感じたり、鳥肌が立って震えてしまう様子」という意味です。
「不安を隠せない」【ふあんをかくせない】
「心配な気持ちでいっぱいになり、いてもたってもいられないこと」という意味です。
「寒心に堪えない」は「恐怖の気持ちを抑えられない」「身の危険を感じて縮こまること」という意味があります。
非常に恐怖を感じる状況で使ってみましょう。