「寒心」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「寒心」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は普段の生活の中やビジネスシーンで耳にする機会が少ない言葉かもしれません。
そこでここで、この「寒心」という言葉についてその意味や使い方を考察しながら、理解を深めていくことにしたいと思います。
目次
- 「寒心」とは?
- 「寒心」の表現の使い方
- 「寒心」を使った例文と意味を解釈
- 「寒心」の類語や類義語
「寒心」とは?
「寒心」とは、「肝(きも)を冷やすこと」、「恐れてぞっとすること」、「恐れや不安の念で、寒気がすること」という意味がある言葉です。
- 「寒心」の読み方
「寒心」の読み方
「寒心」は「かんしん」と読みますが、難しい漢字が使われているのではないので、読み方で困ることがあまりないかと思います。
ここでしっかりとチェックしておくことにしましょう。
「寒心」の表現の使い方
「寒心」とは、「肝(きも)を冷やすこと」、「恐れてぞっとすること」という意味があるので、怖い話を聞いてゾクっとするような場面で使われることになります。
この言葉の意味を理解して連想するのは、怪談話を聞いて寒気がした時などで、そのような時によく当てはまる言葉です。
「寒心」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「寒心」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「寒心」を使った例文1
- 「寒心」を使った例文2
「寒心」を使った例文1
「友人の山田の話を聞いていると、内容が寒心すべき恐ろしい話だということが分かった。もう今夜は眠れないかもしれない」
何気ない話の中にも、意外と怖い話が存在していることがあります。
友人が淡々と話していたことを後から想い出してみると、思わず背筋が凍り付いてしまいようなことだったという経験を持っている人もいるのではないかと思います。
そのような時に、この「寒心」という言葉が当てはまりそうです。
「寒心」を使った例文2
「最近は自分のことばかり考えている人が増えているので、寒心にたえない」
「寒心」はこのような場面でも使うことができる言葉です。
現代社会は競争の世界でもありますが、そのために他人を押しのけてでも、上に登りつめていくという考え方がまかり通っています。
しかし、そのために他人を思いやることができる人が少なくなっていることも事実です。
そのようなことを考えると、「寒心にたえない」ということになってきます。
「寒心」の類語や類義語
「寒心」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような類義語があるかを見ていくことにします。
- 「恐ろしい」【おそろしい】
- 「憂慮すべき」【ゆうりょすべき】
「恐ろしい」【おそろしい】
「恐ろしい」という言葉が「寒心」の類義語の1つとして挙げることができます。
「危険や不気味さを感じ萎縮するさま」という意味で「おっかない」、「身が竦む」、「身の毛もよだつ」という解釈もできます。
「憂慮すべき」【ゆうりょすべき】
「憂慮すべき」という言葉も類義語として扱うことができます。
「物事の成り行きが悪くなることを不安に思うさま」という意味で使われています。
「寒心」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、普段あまり使うことが少ない言葉だけに、身近な場面で使える言葉であることをご理解頂けたかと思います。
このように言葉の使い方を理解することで、言葉のボキャブラーを少しずつ増やしていくことができます。