意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「全体像」とは?意味や使い方!例文や解釈

「全体像」という表現は、ニュース報道やテレビ番組で「事件の全体像・制度の全体像・人物の全体像」などの言葉で使われることの多い表現ですが、「全体像」にはどんな意味があるのでしょうか?「全体像」という言葉の「意味・使い方・例文・類義語・英語」などについて詳しく解説していきます。

全体像

Meaning-Book
「全体像」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「全体像」とは?
  • 「全体像」の表現の使い方
  • 「全体像」を使った言葉と意味を解釈
  • 「全体像」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「全体像」の反対語
  • 「全体像」の類語や類義語・言い換え
  • 「全体像」の英語と解釈


「全体像」とは?

「全体像」とは?

「全体像」という表現は、「一つのまとまりを持つ全体として捉えた物事の姿かたち・イメージ」のことを意味しています。

「全体像」というのは、「部分的ではない全体的なまとまりを持つイメージ・概要・姿かたち」のことを意味している表現なのです。

「全体像」という表現の「全体」「すべて・部分が集まって構成するまとまったもの」を意味していて、「像」「ビジョンやイメージ・姿かたち・見えるもの」を意味しています。

  • 「全体像」の読み方

「全体像」の読み方

「全体像」の読み方は、「ぜんたいぞう」になります。



「全体像」の表現の使い方

「全体像」の表現の使い方

「全体像」の表現の使い方は、「部分的(バラバラ)ではない全体的なまとまりを持つ姿かたち・イメージ・概略」を指示して使うという使い方になります。

例えば、「文章の枝葉末節にこだわらずに、作品の全体像とあらすじを認識することによって、文学作品の概要を理解することができます」といった文章で枝葉することができます。

「全体像」を使った言葉と意味を解釈

「全体像」を使った言葉と意味を解釈

「全体像」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「事件の全体像」【じけんのぜんたいぞう】
  • 「計画の全体像」【けいかくのぜんたいぞう】
  • 「全体像を掴む」【ぜんたいぞうをつかむ】

「事件の全体像」【じけんのぜんたいぞう】

「事件の全体像」という表現は、「事件の部分的ではない全体的な姿・概略・イメージ」のことを意味しています。

例えば、「その名探偵は、事件の全体像をほんのわずかな聞き取り調査だけで正確に把握していました」といった文章で使えます。

「計画の全体像」【けいかくのぜんたいぞう】

「計画の全体像」という言葉は、「これから実現しようと思っている事業・手順の全体的なまとまりのあるビジョン」を意味しています。

例えば、「東京五輪の開催が迫り、日本がメダルを獲得するための計画の全体像が明らかになってきました」といった文章で、この言葉が使われています。

「全体像を掴む」【ぜんたいぞうをつかむ】

「全体像を掴む」という表現は、「些細な部分にこだわらずに、物事のまとまりのある全体的なイメージ・概要を把握して理解すること」を意味しています。

例えば、「問題の全体像を掴むことさえできれば、後は具体的な手順・方法を検討していくだけです」といった文章で、使用することができます。



「全体像」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「全体像」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「全体像」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「全体像」を使った例文1
  • 「全体像」を使った例文2

「全体像」を使った例文1

「まずは事件の全体像を大まかに把握してから、細かい出来事や各人物の動機を分析していこうと考えています」

この「全体像」を使った例文は、「事件の大まかな概略・概要」「事件の瑣末な部分にこだわらない全体的なイメージ・見え方」という意味合いで、「全体像」の表現を使っています。

「事件の大まかな概略・全体的なイメージ」を把握してから、細かい出来事や各人物の動機などを分析していこうという考えを意味した例文です。

「全体像」を使った例文2

「視野を広くして物事の全体像を認識することができれば、そこから自分がどうすれば良いのかは自ずから見えてくるものなのです」

この「全体像」を使った例文は、「物事の全体的なイメージ」「物事の部分的ではない大まかな概要・要旨」といった意味合いで、「全体像」という言葉を使っています。

広い視野で物事の部分ではない全体の大まかなイメージを認識できれば、自分がそこからどうすれば良いのかが自然に分かってくるものなのです。

「全体像」の反対語

「全体像」の反対語

「全体像」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「部分像」【ぶぶんぞう】

「部分像」【ぶぶんぞう】

「全体像」の反対語として、「部分像」があります。

「部分像」という表現は、「全体的なイメージ・概要から切り離された個別的なバラバラのイメージ・姿かたち」のことを意味しています。

「部分像」というのは「全体像を構成しているバラバラの部分の姿・内容・イメージ」のことを意味しているので、その意味合いから「全体像」の反対語として解釈できるのです。

「全体像」の類語や類義語・言い換え

「全体像」の類語や類義語・言い換え

「全体像」の類語・類義語・言い換えを紹介して、その意味を説明していきます。

  • 「全体図・全貌」
  • 「概観・アウトライン」
  • 「トータル・シルエット」

「全体図・全貌」

「全体像」という表現は、「部分的ではないまとまり感のある全体的な図式・全体図」「すべての姿かたち・隠している部分のない全体の概観や全貌」のことを意味しています。

それらの意味から、「全体像」とほぼ等しい類似の意味を持つ類義語(シソーラス)として、「全体図・全貌」の表現を指摘できます。

「概観・アウトライン」

「概観」という表現は、「物事の大まかな有様を見渡すこと」「物事の全体的な見え方」を意味しています。

「アウトライン」という英語の言葉の意味は、「物事の大まかな輪郭・物事の全体的な分かりやすい概略」になります。

これらの意味から、「全体像」の表現は「概観・アウトライン」という表現で言い換えることが可能なのです。

「トータル・シルエット」

「トータル」という表現は、「すべての数字・部分を合わせた全体」を意味しています。

「シルエット」という言葉は、「部分的ではない全体的な影絵(かげえ)の像」「影絵で象徴されるような全体的な輪郭・概観」を意味しています。

それらの意味から、「トータル・シルエット」という表現は、「全体像」と近しい類似の意味を持つ類義語として解釈できます。

「全体像」の英語と解釈

「全体像」の英語と解釈

「全体像」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。

“big picture, whole picture”(大きな絵図・全体的な像・全体像)

“complete picture”(完璧な絵図・完成された像・全体像)

“overview”(物事の全体的な見え方・概観・全体像)

“general picture”(計画などに関連する一般的な絵や像・全体像)

“Concentrate on the big picture(whole picture) at first when you start a new project.”

「全体像」という言葉を使ったこの英語の例文は、「新規プロジェクトを始める時には、まず全体像に意識を集中しなさい」ということを意味しています。

icon まとめ

この記事で解説した「全体像」の表現には、「部分的ではない、ひとつながりの全体的なイメージ(姿かたち)・概観」などの意味があります。

「全体像」の類義語・言い換えとして、「全体図・全貌」「概観・アウトライン」「トータル・シルエット」などがあります。

「全体像」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。


関連記事



当サイトよりのお願い

当サイトの掲載記事で、間違い・不具合がございましたら、お問い合わせからご連絡いただければ幸いです。