「まるで」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「まるで」という言葉を色々な場面で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、日常生活の中、仕事している最中でも、よく出てくる言葉だと思います。
そこで今回は、この「まるで」について考えて行くことにします。
目次
- 「まるで」とは?
- 「まるで」の語源や由来
- 「まるで」の表現の使い方
- 「まるで」を使った例文と意味を解釈
- 「まるで」の類語や類義語
「まるで」とは?
「まるで」には、色々な意味合いが含まれていますが、「全く」、「すっかり」という副詞的な役目や、あとの打消しを伴う意味で、全面的な否定を表す役目をする、「全然」、「全く」という意味の他に、「まるで」の後に「ようだ」、「みたい」を付けることで、同じ意味を表現した「ちょうど」という解釈もあります。
「まるで」の語源や由来
「まるで」の語源を見ると、円形を表す「丸(まる)」を語源とする語でした。
丸は室町時代に見られるようになるのですが、円形は欠けることがないことから、「完全」、「全部」の意味を指すようになりました。
これが江戸時代に「まるで」の形で、「完全に似ている」という意味になり、「あたかも」に転じるようになります。
これが明治時代になり「まるでだめだ」と後に否定語を伴い、「まったく」、「全然」の解釈も生まれたのです。
「まるで」の表現の使い方
「まるで」には、色々な解釈ができることから、色々な使い方ができます。
その中でも、同じ意味を表している「ちょうど」というような使い方がよく見られます。
「まるで」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「まるで」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンを見ていくことにしましょう。
- 「まるで」を使った例文1
- 「まるで」を使った例文2
「まるで」を使った例文1
「かなり重量のあるケースだと思って背負ってみたら、まるで軽くて拍子抜けした」
見た目が重たくても、実際に背負ってみたり、手に持ってみると意外に軽かったということが結構あるものです。
逆に軽そうに見えても、とても重たいと感じる物もありますが、このような時に、「まるで」か使われることになります。
見た目と中身が「まるで」違うことは、物だけでなく、人の性格でもあることなので、第一印象だけで、判断しないことです。
「まるで」を使った例文2
「彼女は、どんなしつこい相手でもまるて相手にしないので、近寄り難いイメージがあるのかもしれません」
ここでの「まるで」は、「全然」や「全く」という意味で使われています。
この例文では、自分に言い寄ってくる男性を全く相手にしないので、男性から見ても硬いイメージを持ってしまうのかもしれません。
しかし、このような女性の人でももしすると、優しい男性を待っているのかもしれません。
「まるで」の類語や類義語
「まるで」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「完膚無き迄に」【かんぷなきまでに】
- 「よっぽど」
「完膚無き迄に」【かんぷなきまでに】
「完膚無き迄に」という言葉が「まるで」の類義語として扱うことができます。
「完全な程度」、「一杯になるまで」というような意味で使われています。
「よっぽど」
「よっぽど」という言葉も「まるで」の類義語の1つとして挙げることができます。
「目立つ」、あるいは「例外的な」、「驚くべき」などの意味で使われます。
「まるで」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉は色々があるので、使い方にも様々なバリエーションがあります。
「まるで大きな島のような船だ」となると、「島のような船みたい」という意味で使われることになります。
このよえに、「まるで」単独で使える言葉というより、言葉の前後で判断すべき使い方になってきますので、自分でもあまり意識せずに使っているかもしれませんし、
このような言葉は日常会話の中で溶け込むように使われるので、日頃から、ちょっとだけでも意識して使ってみると、おもしろいかもしれませんし。